ジージのドイツ散歩

散歩中に見た物を写真に撮って、記事にしています。

ジョーク?冗談?

2012-11-13 | ジョーク 冗談 笑い話

                    日本人の冗談は、語呂合わせが多いのではないでしょうか。
                    ヨーロッパ人の冗談、ジョークと書きましょう。
                    ジョークには語呂合わせが少なく、インテリの人たちは、
                    みんなに笑ってもらう為、自分で作ります。
                    ですから僕の自作ジョークはありません

     僕の日本の知人が、冗談で笑える状態にするためには
     1)まず いい冗談を面白く話せる人、
     2)そしてそれをすぐ理解して笑える人、
     3)それから理解できない人が必要だ、と言っていました。
     ボケと突っ込みですね、僕もそう思います。

          ヨーロッパでは、国勢のあまり強くない国ほど
          笑の対象にされます。ベルギーがそうですね。
          そして時に、国王もジョークの対象になります 

               ベルギーでは、ベルギー人は会社の重要なポジションに就けず、
               多くの場合、オランダ人が重要なポストを占めています。
               それを憂いたベルギー国王が、ある時、ある会社を訪問しました。
               国王:「この会社で、ベルギー人は平ばかりじゃないか。
               できたらもっといい地位を彼等に与えて欲しい」
               課長:「国王、そうおっしゃられても、こいつらはみんな
               バカで、怠け者で、使い物にならないのです」
               国王:「それは信じられないな」
               課長:「では証拠を見せましょう。おい、そこのお前、ちょっと来い」
               平社員:「はい、課長、何でしょうか?」
               課長:「お前は俺の家に行って、俺がそこにいるか見て来い」
               平社員:「はい、わかりました」

               そう言って、その平社員は昼前に会社を出たのに、
               終業寸前になって戻ってくると、酒臭い息で言った。
               平社員:「課長、課長はご自宅にいらっしゃいませんでした」
               課長:「国王、おわかりになったと思いますが」
               国王:「よくわかった、あいつはバカだ。私だったら電話をするのに」

               *もちろんオランダ人がこのジョークを作ったのですが…


               
               ブロンシェと呼ばれるベルギーの白ビールです。

     ドイツにはビール醸造法があり、ここ数年来多少規則は
     緩やかになりましたが、基本的には、ビールを醸造するのに麦芽、
     水、そしてホップしか使えません。
     それでもドイツにはかなりの種類のビールがあります。
     しかしベルギーでは、ビールの中に何を入れてもかまいません。
     イチゴビールとかさくらんぼビール、レモンビールなどさまざまです。
     ですから、ベルギービールの種類は数え切れないほどですね。
     おそらく400種類は超えているのではないでしょうか。
     そして驚くことに、それぞのビールにはそれ専用のグラスがあるのです。

          僕はベルギーでも何度か仕事をしています。
          以前の仕事仲間は、僕がビール好きだと知っているので、
          初めて僕がベルギーに行った時、ビール専門のバーに
          連れて行かれたのですが、6ページ、ただビールだけの
          メニューというか、一覧表が出てきたのです。

               僕は何が何だかさっぱりわからず、
               最初から試していけばいい、そんな気持ちで
               オーダーしたら、5杯目でダウン 
               翌日はほとんど仕事になりませんでした 
               それ以来、少しずつベルギービールの情報を集め始めました。

               
 
     一見当たり前のビール風、
     でも飲みやすくてアルコール度数の高い、危険ビール。
     限度を決めて飲めば、おいしいです。

     同じオランダ人が作ったジョークです。

     列車の中でオランダ人とベルギー人が向かい合わせに座っていました。
     やがてオランダ人はオレンジを食べ始め、ティッシュを広げて、
     その上にタネを載せたのです。
     それを見ていたベルギー人は、失礼だと思ったけれども、
     好奇心が勝って、オランダ人に聞きました。
     ベルギー人:「失礼ですが、なぜあなたはオレンジのタネを、
            ティッシュの上に載せているのですか?」
     それを聞いたオランダ人はしかとして答えました。
     オランダ人:「オレンジのタネには頭をよくする成分が入っているので、
           あとで食べるために残してあるんですよ」
     ベルギー人はしばらく考えるような顔をしていたが、
     やがて思い切ったように言いました。
     ベルギー人:「そのタネを売っていただけませんか?」
     オランダ人はそう聞いて驚いたが、また しかとして言った。
     オランダ人:「いいですよ、4つで1ユーロでどうですか?」
     ベルギー人:「わかりました、商談成立ですね」
     そしてベルギー人は1ユーロをオランダ人に支払い、
     1つ1つゆっくり噛んで食べたのです。
     オレンジのタネがなくなって、しばらくするとオランダ人が言った。
     オランダ人:「どうですか、効いてきたでしょう」
     ベルギー人:「効いた、効いた。1ユーロあれば、
            スーパーでオレンジ3個は買える!」

          人それぞれ感じ方が違うので、笑えないジョークかも
          しれませんが、まあ、ベルギーの紹介だと思ってください。
          ベルギー人のために:
          僕は何人もベルギー人を知っていますが、
          皆さん愉快でいい人たちです。

               そしてこれは本気の話です。

               ドイツでは、市内から郊外に出ると、速度制限は100キロです。
               これはヨーロッパ中ほとんど同じで、○○市外の標識を見ると
               みんなアクセルを踏むのですが、ベルギーとルクセンブルクには
               自分の走っている車線と対抗車線の間にもう1本車線があって、
               何かというと、双方どちらが使ってもいいことになっている
               追い越し車線なんですよね。
               怖いな、と思ってベルギー人に聞いたら、
               「ブレーキを踏んだら負け 」 だそうです 

               

     なんと、パトラッシュビールです 
     このビールは、僕が頻繁にベルギーで仕事をしていた時には
     ありませんでした。
     “フランダースの犬”の影響ですが、最近はアントワープの
     大聖堂の前にも、ルーベンス美術館の前にも、
     ネロとパトラッシュの像が建ったとか

          個人的な好みですが、僕はルーベンスの絵が好きです。
          ルーベンスは宗教的な絵を多く描いているのですが、
          その中に何か潜まれているものがあるような気がしてなりません。
          彼の絵には多くの天使、子供、ライオン、ワニが描かれていて、
          それに何か特別な意味があるように思えるのです。
          まあ、それはいつかまた書くことにしましょう。

           ←クリックしてください。アントワープ大聖堂にある、
          聖母マリア被昇天の絵です。

           やはりアントワープ大聖堂にある
          十字架にかけられるキリストです。

          St.Petersburg にある猫宮殿、エルミタージュ美術館にも
          ルーベンスの絵がかかっています。

           ←クリックしてください。

                    それでは次回まで