sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

非情

2015-08-16 13:24:40 | 日記

お昼しながら高校野球テレビ観戦。

やはり接戦の終盤が一番楽しい。

 

今日の試合。

中京大中京対関東一高。

両投手の投げあいで九回の攻防。

中京は無得点。

その裏関東一高、先頭打者倒れて一死。

次打者への初球、やや真ん中に入ったか振りぬくと弧を描いてレフとスタンドへ飛び込む。

劇的なサヨナラホームランでゲームセット。

 

マウンドでボールの行方を眼で追う投手。

無情にも手の届かぬ所へ吸い込まれてゆく。

その瞬間、敗者の烙印を押される。

 

敗者があるから勝者がある。

だれも否定できない。

マウンドで立ち尽くし、一塁から二塁へ、そしてホームベースを踏むまでただ、

立ち尽くすだけ。

 

頭の中を何がよぎっただろう?

何もなく無か?夢でないか?

先頭打者を打ち取り、どこかで1%くらい隙間ができたか?

初球にバットを出してもヒットか?見送るか?ファールか?空振りか?

わからない。

この先頭に焼きつくだろう。なぜ?

 

勝負は非情だ。

 


終戦の日

2015-08-16 09:11:01 | 日記

8月15日。

基本的にアメリカを相手に戦争して敗れた日である。

ヨーロッパではヒトラーが起こした蛮行。イタリアでムッソリーニが。

 

戦没者慰霊の式典が例年通り行われた。

いまだに先の戦争に対する国内での決着がついていない。

戦力の不保持が書かれた憲法がありながらアメリカの思惑で警察予備隊が、

その後、保安隊そして現在の自衛隊へと着実に戦力は増強されている。

かつて、国会の答弁で戦車を特車とすり替えを行った大臣もいた。

内閣府の一部局であった防衛庁が気がつけば防衛省へ。

 

いまや日本の自衛隊は世界でも有数の軍事力を持つに至った。

さらにアメリカ奉仕の兵力とせんがため、「法整備」を勧めようとしている。

 

いまさら軍隊を持つなどもってのほかであるが、

100歩ゆずって、憲法を変えて軍事力の保持を決めてかかるのが筋だといえる。

それを、まあ日本特有といえばよいのか、うやむやにして、

解釈をねじ曲げて軍備の増強へ。

 

筋道をはっきりさせる。それがしかし、危うい。

それに何となく分かった気にさせらる国民がいる。

偉そうに云うわけでないが筋を通すこと。

そのことで支持を失うとしてもだ。

その覚悟がない。

まったく姑息なやり方そのものだ。

 


プレミアム商品券

2015-08-16 08:46:26 | 日記

地域経済の活性化に役立てようとしてプレミアム商品券の活用がされている。

昨日、身内の盆の集まりでそんな話が出た。

1万円で1万2千円の買い物ができるということで発売と同時に瞬時に売り切れた。

家計を預かる主婦として一散に駆けつけるのは自然の現象。

20%のプレミアムは確かに大きい。魅力がある。

ここで一つ。20%はどこが出資しているのか。税金?地域商店会?

いずれにしても付加価値を現金で補う以上どこかが負担を強いられる。

それがいいか悪いかは置くとして。

 

結局、1000円の商品券が12枚セットで1万円で購入できる。

謂いたいのは、商品券であって紙幣ではない。

買い物して900円だとしたとき、この商品券を一枚出しても100円のつり銭は受け取れない。

つまり、ちょうど1000円に買い物をするのは一般的に言って不可能に近い。

ここは商品券を使うために余分に商品券金額に上乗せした買い物を、結果として強いられること。

必要な物を買う分にはそれでいいだろう。

でも、中には今必要でないけれど整合性を図るために買う。

そのあたりが活性化の名のもとに行われている。

経済の観点から見て本当に地域経済の活性化になるといえるのか。

大いに問題があると考える。

 

もともと地域の産業の衰退、それに伴う雇用の減少など一自治体の範囲で取り組めることではない。

国が取り組む課題であろう。

少子化・高齢化の声は聞こえてくるがそれへの対策は全く聞こえてこない。

政治の怠慢以外の何ものでもない。