広島・長崎被爆の日が巡ってくる。
被爆したのが何月何日か、当の広島・長崎の調べでも半分ほど。
全国にいたっては3割ほど。これが何を意味するか?
戦後も70年。
その年に生れた人も70歳。
安倍総理がどういう話をするか?
特に談話を出す決まりがあるわけではない。
節目の年に時の首相がアジアに向けて侵略による戦禍を反省し謝罪してきた。
ポツダム宣言を「詳らかに詠んでない」人に果たして・・・
広島・長崎被爆の日が巡ってくる。
被爆したのが何月何日か、当の広島・長崎の調べでも半分ほど。
全国にいたっては3割ほど。これが何を意味するか?
戦後も70年。
その年に生れた人も70歳。
安倍総理がどういう話をするか?
特に談話を出す決まりがあるわけではない。
節目の年に時の首相がアジアに向けて侵略による戦禍を反省し謝罪してきた。
ポツダム宣言を「詳らかに詠んでない」人に果たして・・・
乃南アサ著「いつか陽のあたる場所で」
刑期を終えて暮らすようになった主人公。
両親と弟の四人家族。
服役中に手紙を出すも返事なし。
出所後も音信不通。
住まいは、かつて祖母が暮らしていた家。出所後、親がここに住むようにと。
そんなある日、弟が尋ねてくる。
「結婚することになった。ついては我が家とは縁を切って欲しい。この家の権利証と預金通帳を渡す。それと戸籍から抜く手続きをする」
と言われて、これが罪に対する代償か?
親の元に帰って来いと都合よく考えていた自分の愚かさに今更ながら気づかされる。
結婚したら親から離れて自分の戸籍を持つ。
しかし、そうでないのに戸籍が別になる。もはや他人か?
血のつながりはある。親であり弟である。
それさえも切り離されると言うことに言いようのない哀しみが・・・。
罪を犯すということがどういうことか。
刑期が終わればそれまでのすべての過去がなくなることではない。
こんな結末で。