朝一番のカーフェリーに乗り込んで約1時間で「奈留島」に到着。
本命?とまではいきませんが本遠征でメインとなる戦場が散らばる島にやっとこさ上陸
を果たしましたわ~。(笑)まぁ、この「奈留島」は投げ釣り戦記ブログでもお馴染みに
なっている島ですよね?わたくしめが投げ釣りに真剣にハマってから最初の数年間、
ず~っとマダイを追っかけていたのもありこの島もその戦場リストの1つとして何度も
訪れてきました。
ある意味馴染み深い島で全く違った作戦を繰り広げる事になるとは、、、
もちろん九州エリアを隅から隅まで知り尽くす“Y名人”にとってもこの島は数十年
通い続けてきた場所でもあり、JCAがこれまで全く竿すら出した事が無い小場所など
情報量はさすがとしか言いようがありません!
Y名人に案内して頂きながらまずは数箇所見て回り、ランガンという感じではないものの
数本竿を出して今現在、どんな魚がメインになっているのか?などを探り歩きます。
写真を撮るのを忘れてしまった小場所も幾つかありますが、とにかくどの戦場に入っても
必ずといっていい程入れ食い状態になってくるのがこやつ!
みなさんご存じのイトフエフキのチビちゃん。
一体どれだけ居るんだろうか?と考えてしまうくらいの量でどこで投げても百発百中で
入れ食いになってくるんです!あまりにも酷すぎるので一気にゲンナリしてしまい
Y名人はしばしエネルギー補給タイムに入られました。(爆)
その横で根性で打ち返すJCA、、、しかし来るのはイトフエフキばっか。
しばらくすると地元のおじいちゃんがやってきて一言!
「フウセンブかぁ、、、」
“フウセンブ!?”
「フウセンブ?」
Y名人も初めて聞いた名前らしく聞き返されております。(笑)
どうやら「長崎」、いやもしかすると「奈留島」だけなのかもしれませんがイトフエフキ
の事をフウセンブと呼ぶよう、、、それにしてもどこからこんな意味不明なネ~ミングに
なったんでしょうかねぇ?
変にツボに入ってしまった我ら、、、仕掛けを回収する度に、
“フ~センブ、フ~センブ!”
とアホの一つ覚えの如く連呼します。
そして、“ランクあったんかぁ~?”同様今年の流行語になったかのよ~に、
夕マズメを迎えるまで何度もその名前を呼び続けました、、、
デイタイムの作戦ではまともな魚と言えば、Y名人が30cmのカワハギを撃沈されたのみ
であとはフ~センブ祭り、、、今回は夜戦に関してはやる気が残っていれば!的感覚で
やって来ておりましたが、あまりにも貧果なのでマダイにでも遊んでもらおうと定番の
戦場へ移動する事に。
「夏井」
ここなら1匹くらい顔を見れるだろうとチョイスしました。
ちょ~ど竿を並べた頃から空は黒い雲の覆われ始め、その後間もなく雨、、、
一応、こんな感じになるという天気予報を事前にチェックしてたのもあり今夜も宿を
手配してたので濡れるのは平気なんですが、、、やっぱ雨は嫌ですねぇ。
キャップライトが無いと辺りが見えなくなってきた頃に1回目のアタリ、
ジイイイ~~~ッ!
ジイイイイイッ!!!
エイっぽくは無いもののマダイでも無い鋭いドラグ音が連発。
45cm前後のヘダイが入れ食い状態に!
この島、特に今戦っている「相ノ浦湾」はこのヘダイの魚影がすこぶる濃く、昼間の
フ~センブ同様必ずと言っていい程釣れてきます。美味しい外道ではあるものの2日目
の釣果も全てリリース対象!海へお帰り頂きましょう。
Y名人もヘダイちゃんを連発されてます!
ヘダイの時合いが終わったら次にマダイが回ってくるだろうと予測しながら雨の中、
打ち返し、、、確かに午後20時を過ぎたあたりからヘダイは来なくなりましたが、次に
やってきてくれたのはマダイとは遥かにかけ離れたなんと!
“フウセンブ!”
はぁ、、、
奈落の底に撃ち落とされた思いですわ。
午後23時、2人でヘダイをどれだけ撃沈したのでしょうか?何度もけたたましいドラグ音
は聞けたものの、それ以外と言えば悲しいかな、、、エサは全てフ~センブの夕食と
なって消えました。これはさっさと宿に戻ってお風呂に入れって事ですよね?(笑)
明日はできればフ~センブが居ない所がいいなぁ。
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