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暗黒国家/露、記者また不審死 違法輸出追及 機密保護で暗殺?

2007-03-09 03:16:39 | Weblog
冷戦はいつのことか?









露、記者また不審死 違法輸出追及 機密保護で暗殺?
3月7日 産経新聞

ロシア製兵器の中東への違法輸出問題を追及していた

ロシアの著名な軍事ジャーナリストが

このほど、死亡した。

「ロシア政府の機密情報を知ったため暗殺された」

との見方が広がっており

欧米諸国は

「プーチン政権を厳しく批判する有力ジャーナリストら」

が相次ぎ暗殺されている事態を重視

強い懸念を表明している。


<不審死>

①有力日刊紙コメルサントの軍事評論家、イワン・サフロノフ氏(51)の不審死
②今月2日夕方、モスクワ市内の自宅があるアパート最上階の5階から落下し死亡
③当初は「自殺の可能性が高い」と伝えられていた

しかし、6日付コメルサント紙は

④同氏の家族や同僚らの証言から、自殺する理由が見あたらないことや
⑤同氏が死の直前、独自取材で得たロシアの武器輸出の極秘情報を記事にしないよう脅迫されていた事実を挙げ

「殺害された可能性が高い」

と報じた。


<極秘情報>

ロシアが

「シリアに最新型戦闘機スホイ(Su)30」を

「イランに最新型のミサイル防衛システムS300」を

輸出する計画を新たに立てている

との情報をつかみ

裏付け取材を行っていた。

ロシアは

「米国からこれらの国々への武器輸出で糾弾されるのを避けるため」

兵器を

ベラルーシ経由で

輸出する計画も立てていた


<最近の状況>
 
軍出身の同氏は

独自の取材源に根ざした報道ぶりが

高く評価されていた。

①先月中旬にはアラブ首長国連邦で行われた兵器博覧会を取材
②この取材で同氏は

ロシアが

③シリアに最新型の地対地ミサイル、イスカンデールと、防空ミサイルのパンツィルC1、戦闘機ミグ29を供与する契約を新たに結んだとの極秘情報を得たが

④その直後に体調を崩した


<米NBCテレビ>
米諜報機関の情報「同氏が殺害された」


<英各紙>
「自殺にしては不自然すぎる」


<米国の非政府組織(NGO)のジャーナリスト保護委員会(CPJ)>
「ロシアでは反政権的なジャーナリストがあまりに多く死亡している。ロシアは説明する義務がある」


■ロシア人をめぐる最近の主な暗殺事件

【2003年】

4月17日 連邦保安局の暗部を調査していた改革派のユシェンコフ下院議員、射殺

7月 3日 ノーバヤ・ガゼータ紙の副編集長で下院議員のシチェコチヒン氏、毒殺(疑惑)

【04年】

7月 9日 露版米経済誌フォーブス編集長のフレブニコフ氏、モスクワの事務所前で射殺

【06年】

10月 7日 独立系ノーバヤ・ガゼータ紙の著名な記者ポリトコフスカヤさん、自宅前で射殺

11月23日 元連邦保安局要員のリトビネンコ氏、亡命先の英国で放射性物質ポロニウムで毒殺








なんか不気味なイメージがつきまとう

「ロシア」。



ここ最近では

「放射性物質」

というインパクトもあって

「リトビネンコ」さんの暗殺の扱いが

派手だった。



「007」

が活躍する世界そのまま。



「陰謀」

というコトバがお似合いな事件。



でも、ここでは

同じような時期にあった

同じジャーナリストの暗殺事件について。



まさに

「言論弾圧」。









国の“未来”も闇に?ロシア女性記者暗殺、チェチェン問題のルポ残し(抜粋)
10/30 産経新聞

世界の目が朝鮮半島に向けられている。

そのさなか

ロシアで

「女性記者が暗殺」

された。


<新聞報道>

①彼女は7日夕、モスクワの自宅アパートのエレベーター内で、射殺体でみつかった
②現場に拳銃と薬莢(やっきょう)が残され、ロシア流の契約殺人とみられる
 
アンナ・ポリトコフスカヤ。48歳。

③その日は、彼女が批判してきたプーチン大統領の誕生日にあたる
④2年前、戦争ルポの傑作といわれる著書『チェチェン やめられない戦争』(NHK出版)が、日本で翻訳され
⑤彼女は、すでに身の危険を体験していた
⑥チェチェン領内で取材中にロシア軍に逮捕され、宣告を受けた
 
「お前を銃殺する」

⑦テントから連れ出され、地下壕に押し込められた
⑧やっと解放されたとき、所持品はすべて盗み取られていた
 
命を賭けて彼女が報道したのは

「武装勢力の主張」

でもなければ

「ロシア軍のイデオロギー」

でもない

「戦争に翻弄される市民たちの悲痛な叫び」

であった。


<チェチェン>

①ロシア南部の小国チェチェンは、日本の岩手県ほどの面積しかない
②数百倍の大国ロシアが侵攻して、すでに12年になる
③まだ終わらない。
 
「責任があるのは、プーチン大統領と政府だ」

北オセチアの学校占拠人質事件のさいに

④彼女はモスクワから現地へ向かった
⑤その旅客機内で、紅茶に毒物を盛られ、生死の境をさまよった


<プーチン批判>

日本で出版された二冊目の著書

『プーチニズム 報道されないロシアの現実』(NHK出版)を読むと

彼女自身の叫び声が聞こえてくる。

「どうして私は、プーチンが嫌いになったのか?」

●タチの悪い単純さ
●シニシズム
●人種差別
●嘘
●果てしない戦争
●罪のない人びとの虐殺

なくてすんだはずの

「多くの死体」

のせいである。

「私がプーチンを嫌いなのは、彼が人びとを嫌っているからだ」

この著書のロシア語によるオリジナル版は

じつは

「ロシア本国では出版されていない」。

「言論と報道をめぐる厳しい状況」

を物語っている。


<日本における報道>
日本のメディアでも

ロシアの現実について

報道が多いとはいえない。

大富亮と林克明の共著

『チェチェンで何が起こっているのか』(高文研)は

日本人による貴重なレポートであった。

大富は

Eメールによるニュースレター

『チェチェンニュース』の発行

を続けている。

今回の暗殺事件をめぐって

週刊誌『アエラ』10月23日号で

報告した。

「ロシアで7年間に100人以上のジャーナリストが殺害されている」

驚くべき数字である。

“報道されない”現実とはいえ

私たちの想像を絶している。

いま、この国で何が起きているのか。

外からは、ほとんど見えない。


<アンナ・ポリトコフスカヤの二冊目の著書を翻訳者あとがき>
「彼女のような人がロシアにいる限り、未来への希望が絶たれたわけではない」

暗殺されたのが

「この国の“未来”でないこと」

を願うしかない。








一昨日、スーパーモーニングで

「キタ」

の現状について、放送してた。



ちゃんと見てなかったけど

「反乱分子」

と目された女性が

「鉄棒で殴られている映像」。



キタは

「密告社会」

だそうだ。



全住民の20人に1人が

「スパイ」。



「党首○○の悪口を言ってるヒトはいないか?」



もし、いたら

「すぐバレてしまう」。



日本では

共謀罪が

「テロ等謀議罪」

と変わり

「大幅に内容を制限され」

成立する方向だ。








共謀罪「テロ等謀議罪」に 自民小委了承(抜粋)
2月27日16時9分配信 産経新聞


自民党の「条約刑法検討に関する小委員会」は

27日、東京・永田町の党本部で会合を開き

組織犯罪処罰法改正案で創設する

「共謀罪」を

「テロ等謀議罪」

と改名し

対象犯罪を

「政府案から4分の1程度に削減する修正案」

を了承した。

今国会中にも

野党との修正協議に入る。


<修正案>

対象犯罪について

(1)テロ
(2)薬物
(3)銃器
(4)密入国・人身取引
(5)その他資金源犯罪

に5分類し

その数を

「123~155」

に絞り込んだ。

①適用対象を「組織的な犯罪集団」に限定
②「共謀」の条件に「具体的な謀議」を付け加えた
③政府案は対象犯罪が約620で、「共謀」の意味が不明確だとして野党各党が反対していた









「悪ダクミと思われることを口に出しただけで捕まる」

そうとも取れるような法律案が

もともとは提出されていたけど

「野党の猛反対」

で今回の形になった。



こういうものを

放っておくと

日本も

「ロシアやキタ」

のようになりかねない。



『「NHK放送命令は違憲」 大学教授ら35人が提訴』



最近、こんな記事もありました。



法律や規制で

「安全が守られること」

も大事だけど

その傾向が強くなりすぎると

「自由が制限される」



「権利と義務」



果たしていかないといけない

「ギム」

もあるけど

守られないといけない

「ケンリ」

も存在する。



「物言えば くちびる寒し 秋の風」










そんなクニにはしたくないものです。
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