傷だらけの天使のスローなブログ
ON THE ROAD
定着してきた秋の風景(ハロウィン)
この色が街に多くなると最近は毎年そう感じる。
仙台の花屋さんの店頭にも、ここ数年ハロウィンの飾りが増えてきた。
いつのまにか、日本でもこのかぼちゃ色が
すっかり秋の色として認識されるようになってきた。
外国からきた行事ではあるけれど、
不思議とこの色が、日本の秋に似合っていると思う。
ハロウィンの由来は・・・
秋の収穫を祝い、亡くなった家族や友人たちを尊び偲ぶ
中部ヨーロッパに広く分布していたケルト人という人種の宗教行事が
やがてキリスト教に取り入れられたものだという。
なんとなく日本のお盆と秋祭りが一緒になったようなお祭だ。
そんな由来を知らなくても、このハロウィンのかぼちゃの色を
秋の色と本能的とも思えるくらいに、こうもすんなりと違和感なく
受け入れられるのはなぜなんだろう?
かぼちゃの旬は日本では秋というよりも夏だ。
日本にも江戸時代から夏に収穫したかぼちゃを保存しておいて
冬至に食べれば風邪をひかないという言い伝えはある。
緑黄野菜が少なくなる冬を前に、粘膜や皮膚の抵抗力を
強くするカロチンをかぼちゃで補給するという知恵を
経験で知っていたんだろう。
でもそれが、かぼちゃの色が秋の色というには無理がある気がする。
やはり日本人がこの色を秋の色とすんなり受け入れた下地は
これに尽きるのではないだろうか。
柿だ!
日本の秋には欠かせない果物。
そして、たわわに熟した実がなった柿の木は
日本の秋に欠かせない小道具。
もともとこの色は日本の秋には、
とても自然に存在していた色だったんだと思う。
さすがに都心で柿の木を見ることはなくなった。
でも柿の実が熟して秋を演出するかのように、
街にハロウィンの飾りが増えて秋の彩りを増やしていく。
・・・と、なんとなく最近はそんなオレ流の解釈で勝手に納得している。
※「Trick・or・Treat!」や「おばけかぼちゃ」の由来は
こちらのサイトを参照してください。
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