彼岸の墓参り

彼岸の入りは２０日からだが、明日から連休ということもあり
ちょっと早いが墓参りに行ってきた。

暑さ寒さも彼岸までというが今日も日中はかなり暑かった。
まずお墓につくと墓石の周りを掃き、それから墓石に水をかけて洗う。
花を供え親父の好きだったビールと酒もコップに注ぎ供える。
線香に火をつけ手を合わせる。

自販機で買ってきた温かいお茶の半分を親父の茶碗に注ぎ残りは自分が飲む。
親父が生きてたころこんなにのんびりと二人でお茶を飲んだことは少なかった。
その分の埋め合わせじゃないけど、いつもここに来ると長居をしてしまう。
そっと墓石に手を添えると、洗うために水をかけて温度が下がっていた
石の表面の温度は人の体温くらいまで上がってきている。
それがなんか親父のぬくもりのように感じてなかなか手を離せない。

いつも「また来るよ」と肩をポンと叩くように軽く墓石を叩きお墓をあとにする。

そうして自分の墓参りは毎回終わる。