JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

遅まきながらインターフェースを使用せずにIC-7300とN1MMを連携

2017-04-20 10:38:00 | アマチュア無線
IC-7300ではリグコントロール、CWとFSKがUSB経由で制御できることは知られていますが、通常だとリグコントロールかCW/FSKのどちらか一つだけ単独で使えるようになっています。
これは同一番号のCOMに複数のデバイスを接続して働かせる事が出来ないので(これをVSPEで対応させる)

私の場合、リグコントロールとCW/FSKのインターフェースを持っていたので、CWでもUSB経由は利用せずに、従来通りの遣り方で使っていました。

ある記事でVSPEと言うバーチャルCOMのソフトを利用してIC-7300とCTESTWINを外部インターフェースなしで連携させてPCとIC-7300をUSBケーブル1本で接続しリグコントロールとCWが出来ることを知りました。この時点ではN1MMでの検証はされていなかったので出来るのか不明でした。出来なかったという報告も聞いていました。(後に出来たけど)

最近になって仲間内で今度は、IC-7300とN1MMを連携してみようと試されていたので、その経過を口は出しても自分では試さず温かく見守っていました(笑)途中、出来たり、出来なかったりと試行錯誤の結果、何ら問題なく動くことが確認できました。

それで、私も昨日試してみました。外部インターフェース使用時の設定から頭を切替えて、幾つかのポイントを押さえれば、割と簡単に設定出来ます。
現在PCとIC-7300はUSBケーブル1本だけで繋がっています。これで外部インターフェースなしでリグコントロール、CW/FSKの送受信が出来ます。

① VSPEをPCにインストールすること
これが少し面倒でインストール後もPCを再起動した場合にN1MMを立ち上げる前にVSPEを立ち上げてその都度スプリットを設定する必要がある。しかし、設定をファイルに残せば、そのファイルをクリックすると、それだけでVSPEがスタートして使える状態になる。

② VSPEで作成した一つのCOM番号のみを全ての設定に使用する。

③ N1MMでのIC-7300の設定の中でCW/PTTの設定を行うこと

④ COM番号を同じに設定したとしても7300と分けて設定すると動かないらしい

⑤ FSKの場合、N1MMとMMTTYの連携になるが、EXTFSKを必ず使用しEXTFSKの設定でCOM番号はVSPEで作成した同じ番号を指定する。

⑥ FSKの受信音は同様にUSBケーブル経由でUSBオーディオでPCに流れますので、オーディオケーブルは不要です。USBで流れているかは設定を見れば判りますが、受信状態でPCのマイク付近を叩くか、無線機のスピーカーの音量を変化させたときにMMTTYのスコープが変化すれば、USBオーディオではなくマイクで拾っている事になります。

通常の外付けインターフェースとの違いはこのあたりでしょうか?

VSPEが何?COMって何?EXTFSKって何?USBオーディオって何?
これらは検索すると判りますhi

こちらがJH6QIL楠本氏がまとめた記事です。
http://happy.ap.teacup.com/jh6qil/1275.html

不明な部分があれば遠慮なくコメントでご質問ください。それと質問は複数でなく一つ一つ分けてお願いします。先に解決せねばならない部分を通り過ぎて、他の部分に入ってしまうと、わけが判らなくなりますので。
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R7 vs IV vs AH-2

2017-04-18 03:13:00 | アマチュア無線
こちらで使っているクッシュクラフトのR7、自作のフルサイズ逆Ⅴ、それとロングワイヤー+ICOM AH-2の3種類のアンテナの感覚的な部分も含めて実際の信号を同時に聞き比べた比較です。

自宅の環境はトタン屋根の平屋で庭が面する方向がほぼ日本で、道路を挟んで向かい側は20m超えのヤシの木が立っています。

① R7は庭に2mのマストを立ててその上に取り付けています。
② 逆ブイは、屋根の上に6mのマストを立てて40mバンド用フルサイズ
③ もう一本の逆ブイは地上から10mのファイバーマストの先端に取り付けた20mバンド用フルサイズ逆ブイです。
④ そして垂直部18m先端から更に18m斜めに引き下ろした逆Lのエレメントにマストの直下でAH-2に繋ぎこんでいます。ラジアルは20m程度のラジアルを12本と40mのラジアルを2本です。以前は10mのマストを使っていました。

① R7は耐電力が大きいのでアンプが使えます。SWRは40m-10m全バンドでCW帯域で1.1以下です。フォーンバンドまで使うとSWR2.0位まで上昇します。辛うじて許容範囲?
② 逆ブイも耐電力は問題ありませんがシングルバンドです。
③ 逆LとAH-2の組合せは全バンドでSWRが1.1まで一瞬で落とせます。耐電力100Wなのでアンプは使えません。

全バンドで適切に設置した逆ブイであれば、これが優位に立つと思うのですが、これらのアンテナを切替ながら使った印象は、アンテナの指向性や打ち上げ角度の関係で相手によって良かったり悪かったりするので、現在の設置状態ではどのアンテナが優れているとは言い難いです。

勿論フルサイズの逆ブイを半波長以上の高さに設置すれば、優位に立つでしょう。

逆Lが逆ブイに勝る場合も結構あります。R7は全体的にノイズが少ない印象ですのでゲインが無いのかと思ったこともありますが、これもまた他のアンテナと聞き比べて勝る時があります。

R7は庭に2mの高さですので、これを屋根の上に建てると更に良くなるのかと想像します。

ですので運用の形態、出力に応じてこれらのアンテナを使い分ければ、適切な設置は当然ですがどのアンテナが効率良いとか悪いとか深く考える必要もないだろうという印象です。

この様な状態ですので、常に二つのアンテナを切替えて使用していて、どのアンテナも捨てがたい状況なのです。

本当はアンテナを減らしてすっきりしたいのですが
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コンテストでのCW速度

2017-04-17 01:59:00 | アマチュア無線
仲間内の最近の話題の一つにコンテスト時のCWの速度で賑わっています。私の場合普段の交信では30WPM前後でやっています。普段の交信と言ってもラグチューではなく専らレポート交換だけです。ラグチューだと25WPM辺りが精一杯かもしれません。

コンテストだと32WPMから34WPM位でやっていました。知り合いは45WPMとかもいますが聞こえてくるのは一つの符号が音の塊で耳が着いていけません。

ただ最近北米辺りから呼ばれ続けると34WPMではモタモタ感を感じていました。それで今週末はCQ MMコンテストでナンバーも予想できるので36WPMで暫くやってみました。暫くするとサイドトーンで聞こえる自分のコールサインがゆっくりに感じるようになりました。36WPMまでは行けそうな感覚です。

それから余り呼ばれなかったので更に38WPMまで上げてみました。最初はいきなり速くなった印象でしたが、どうにかついて行けそうです。ただこの辺りから符号が音の塊に聞こえるのか知れません。

パイルやコンテスト中だと自分の受信能力よりは2WPM位速く遣るのがスピードを上げる練習になるようです。こちらが38WPMだからと全ての相手が同じスピードでは呼んできません。ほぼ1割程度でしょうか?ヨーロッパ方面は高速が多いような印象です。

スピードを上げて気付いたことは、当然ながら呼ばれ続ける時のレートが確実に高くなります。これがパラパラ呼ばれる時だとレートアップの実感があまりありません。

もうひとつは、こちらの信号が弱かったり混信で、こちらが相手のコールサインをミスコピーしていた場合に其のコールサインで返しても、相手は、こちらのスピードの完全に追付かずにそれを聞きとれずにちゃんと取ってくれていると思ってレポートを送ってくる確率が少し増えるようです。

こちらは相手のコールサインが怪しいかなと躊躇する時があるので、遣り取りで何となく想像できます。それで相手のコールサインを聞き返すと間違っていた例が僅かだけ目立ってきました。当然ですが、こちらが確実に相手のコールサインをコピーすることがポイントになります。

あとは、呼んでくる相手の反応を見ながら速度を可変する必要はあります。むやみやたらに速度を上げれば良いというわけでもありません。

それとこちらのスピードからすれば明らかに遅いスピードで呼んでこられる局があります。それでも私は速度は落としません。何故ならば、こちらのコールサインが判り、送っているレポートが判るから呼んで来れられるのだと思うからです。

逆に呼びに回る場合には相手の速度に合わせるのは言うまでもありません。

これまでの話はあくまでもコンテストやパイル時での交信の例です。

コンテストで少しでもレートを上げるために、無駄を削る部分はまだまだありそうです。

この様な事を考えながらも私の好きなのはSSBのコンテストなのです。ただ最近の7MHz辺りのSSBのコンテストだと交信スタイルを少し変えないと局数が伸びないことに少しの違和感も感じています。
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IC-7300 AGC ON and OFF

2017-04-11 02:43:00 | アマチュア無線
これまで余り気付かなかったのですが、週末のJIDX CWコンテストでAGCの働きを含めて気になる点がありました。

それはAGCをFAST(0.1s)で設定しているのですが、強い信号はAGCで適切にゲインが絞られて、大人しい信号に聞こえるのですが、弱い信号でAFヴォリュームを上げないと聞き辛い現象が多くありました。なのでコンテスト中は頻繁にAFボリュームを弄っていました。これまで使ったリグでは余りその様な経験は無かったように思うのですが?

これが不安定なコンディションによるものなのか?または7300のSDRの特性なのか?取説、サービスマニュアル、回路図やネット上の情報を色々と読み漁っているところです。

ローバンドで弱い信号の時にAGCをOFFにすると聞きやすくなると言うことは知られています。それでハイバンドであっても、7300で弱い信号を聞く場合にはプリアンプをONにするよりもAGCをOFFにした方が信号が浮かび上がる現象に何度も遭遇しています。

他のリグがあると比較できるのですが

このビデオはAGCをON OFFと切換えた時のオーディオスコープの波形です。AGC-OFFの時が信号のメリハリがあって、AGC-ONだと完全に制限されている様子が見えます。AGCが働いているので当然なのかもしれませんが

私の表現が判り辛いかもしれませんので、7300をお持ちの方は弱い信号でAGC ON OFFで聞き比べて貰うと伝わるのかなと思っています。

何が言いたいのかと言うと繰り返しますが、コンテストランニングしていて強い信号にAFボリュームを合わせていると弱い信号ではAFボリュームをかなり上げないと聞こえない現象が多かったと言うことです。私の聴力低下も原因であるのかなとも思わないでもないのですが。。。。。




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JIDX CW 終了

2017-04-10 04:02:00 | アマチュア無線
終了まで3時間残していましたが、現地時間で夜中の2時になってしまうので体調の関係でJIDX CW 早めに終了

お馴染みさんに複数のバンドで呼んでもらって感謝しています。


ここから日本相手のコンテストだとコンディションの低下は悲観的には感じられませんでした。しかし、クラスターを見ると多くの人が20mに集中していたようですね。744QSOでユニークコールサインが466でした。

28MHzは確実にパスはあるのですが日本にとっては効率の悪いバンドになってしまっているのでクラスターに乗らないと難しかったです。

それで21MHzが間延びするようになった時には10分おき位に28MHzと交互にランニングしていました。1TX 間延びdueling 笑。 それとかクラスターに上がった南太平洋の局の隣でコバンザメ・ランニングしたりとか

マルチバンドハイパワーでの参加でしたので、160m80mを除いて全てのバンドに良い具合で振り分けて楽しむことが出来ました。日本からだと?

今回のコンテストではIC-7300の特徴?を幾つか、体感しました。AGCの効き具合、全く同じ周波数で複数の局に呼ばれた場合の聞こえ方など。

昨年のJIDXの結果を見たら意外にもKA6BIMのトップスコアをクリアしていました。彼が10mは遣らずに80mで遣った分を、今年私は10mで遣っていたので近いスコアになっていました。面白い
日本の近隣から参加していた局がどれ位スコアを伸ばしているのか気になるところです。

以下は7300で録音したファイルへのリンクです。間延びした私の運用でなく、どの様な感じで日本の信号が聞こえているのかをお楽しみください。

コンテストスタートから数分経って少し落ち着いた状態、最初速度を32WPMにしていて遅いな~と思いながら後で気づいて34WPMにもうちょっと速くして良い感触
http://yahoo.jp/box/i-p-FY

こちらは多分21MHz
http://yahoo.jp/box/7KUhIn

IC-7300 ALS-500M N1MM 80mIL 40m20m IV 15mHB9CV 10mR7 QC-25
ここ最近QC25を温存しようと普段の交信ではQC15を使っていたのですが、やはりQC25を使ったらリグやアンプのファンの音のキャンセラーに加えて装着感が全く違って、疲労度が少ないです。


80mは九州のお馴染みさんが2局のみでした。
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