JA6WFM DX - CONTEST-50MHz plus 160m JCG-43012

コンテスト参加、6m/10m/15m/CW/SSB/FMオープン話題

IC-7700 修理中です

2019-05-21 08:19:00 | アマチュア無線
80mで送信中にアンテナの接触不良でSWRが断続的に悪化しているにもかかわらず、続けていたら突然7700の電源が落ちてしまいました。暫くしたら復旧したのですが、出力が全く出ず、でもIDは振切れている。netで検索するとファイナルが壊れることも少なくないようで、ICOMに問い合わせるとパーツと技術料で3万円前後、これに送料(デカイし重たい)

と言う話を知り合いに話したらMRF150をたくさん持っているのであげるよとのこと、地獄に仏でした。ただIC-7700は初期はMRF150なのですが途中で違うデバイスに変更になっています。どのタイミングかわからないのですが技適番号が変わったバージョンもあり、私の後期でした、そこならば違うデバイスかと再び落胆して製造番号でICOMに尋ねたらMRF150を使ったバージョンでした。

MRF150とショートケーキを交換してもらって(笑)昨日から作業を開始しました。オンボードで左右のMRF150の端子間の抵抗値が明らかに異なっていたので(本来は取り外した状態でチェック)間違いないと判断し取り外して再チェックすると全ての端子間で数キロオームの導通がありました。もう一個と新品2個は導通無し。MRF150の交換自体は難しくないですがファイナルユニットを取り外すまでがじっくりとユニット周りを見ないと外れません。

交換後、電源を入れてアイドリング電流を調整しようとしたら、これがまた厄介でケーブルを上手く引き回さないと調整VRに触れられません。どうにか準備が出来て電源を入れるのですが全く反応せず電源が入らなくなっています。

分解直前にテストしたので電源は悪くないはずだし、ケーブルの接続も間違っていないはず.....
ところがファイナルユニットの隣のロジックユニットの蓋の裏にICの基盤がくっ付いていて、蓋をしないと電源が入らない状態でした。蓋を外してそのまま置いたら気付きません(汗)

全て解決で電源が入ったのですが、今度はファイナルのアイドル電流が全く流れない......MRF150には48Vかかっているし、アイドル電流調整の電圧も変化しているのに?
ドライバーは問題なし、

回路図を追っかけていたらID検出用の0.1オームの抵抗が(MRF150が壊れた際に過電流により)3k程度まで上昇していました。これでは電流が流れない、またこの抵抗の両端の電圧を読んでIDを読み取っているので抵抗値が上がれば僅かな電流でもIDの振れは異常に増加する。全て理にかなっています。

試しにこの抵抗を飛ばして48Vを直接MRF150に印加したらアイドリングも調整できるようになりました。多分これで行けると思いますが、続きは抵抗が届いてからになります。ただ抵抗の大きさがゴマ粒よりも小さくてノミの大きさなので交換が厄介でそうです。

デカい無線機を切開する机がなかったので、畳の上で作業(昭和時代)

ドライバーのアイドリング1A MRF150のアイドリング1個で1Ax2個
これらのアイドリング電流は同じ端子から供給されており
オリジナルの基盤では個別では測定できないので
ドライバーからファイナルの順でゼロの状態から一つずつ1Aのアイドリングを流して行き
1A 2A 3Aと端子部で加算読みしていきます。



蓋の裏に隠れていたヤモリ






モトローラのMRF150


オンボードでのチェックは極端に壊れているか
左右のFETとの比較だけで正しいチェック方法ではありません


やっとおやつにありつけました。



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