岩田院長のブログ

楽しい話、マジメな話・・・etc.

若草園でのお仕事

2020-12-24 22:29:33 | 医療
岩田の仕事場はクリニックがほとんどですが、水呑町にある福山若草園でも園長先生との縁あって4週間に1回非常勤として働いています。そこでの仕事は主に人工呼吸器をつけている子供のカニューレ交換ですが、そこには尾道の病院に勤めていた時にNICUで診ていた子供も入所していました。尾道の病院にいる時にはベビーに癒やされたくて毎日の様に通っていました。こんな耳鼻科医がベビーにハマったのは医師になって1年目に顔面神経麻痺で入院していた「ケイ」ちゃんに会ってからです。とにかく可愛かった。今は23歳になっていると思います。その後は大学でも指導医の先生が小児言語が専門で子供を診る機会も多かったですが、一番は尾道の病院でNICUのベビーをたくさん耳鼻科医として診させてもらえた事です。もちろん診察や手術も行いましたが、何よりも仕事で体力的にも精神的にもヘトヘトになってもNICUでカニューレのガーゼ交換している時は癒やされますし、この子達は成長したらどう変わっていくかが楽しみでした。世の父親が子供の顔をみると元気が出る気持ちが分かります(岩田には子供がいないのでわかりませんが)。その時の経験が今の診療に生かされており、当院に通院してくれている子供達も人工呼吸器につながれている子供達も今後の成長が楽しみです。ふざけてファイバーで子供達の写真を撮る(無断ですが)事がありますが、時間の経過とともに成長が分かってアルバムの様な感じです。尾道で診ていた子供は今でも当院に来てくれますし、尾道の外来診察していた子供の中には医師になった者や看護師を目指している者もいます。その子達と同じフィールドで仕事ができるのは嬉しい限りです。耳鼻科医は医師の中でも不人気ですが、良い点は生まれて間もないベビーから御高齢者まで幅広く診れる点は魅力です。岩田の医師としての使用期限はあと15年程度かなと思っています。子供達がが元気に育って将来立派になってくれる姿を見てみたいです。ただみんなが元気だと当院には患者がいなくなるので閉院となりますが...
コメント (5)
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