土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

これからの屋根材。

2008年05月25日 23時18分53秒 | Weblog
一年前、砥部町の先輩から戴いた、コケのような植物が、いつの間にか、飛び石の間一杯に広がっていました。寒さにも、乾燥にも雨にも強く、これは、草屋根にも使えるかもと、思います。日本には、草棟の藁葺きの屋根のある地方が、昔からあります。季節の花が咲く屋根が連なる町並みなんて、なんか良いと、思いませんか?地方地方の植物で、飾られた緑の屋根が並んでいるなんて、考えるだけで、楽しいのですが。草屋根は、断熱性能も良く、壊しても土ですから、環境破壊もないし、これからの屋根材かもしれません。後は、防水と防根を克服出来れば完璧です。藁葺き屋根は20~30年で、葺き替えをするそうですが、古い腐った、藁は、畑の最高の肥料になり、完全な循環が出来ていました。環境の事を考えれば、少し手間がかかろうが、自然素材で作る事は、意義深いものがあります。藁は無理でも、土なら何処にでもあります。構造が大きい、ログハウスなら、重量の問題も大丈夫。誰か、草屋根、注文して下さい。待っています。

原風景。

2008年05月23日 22時43分39秒 | Weblog
すっきり晴れた日の、我が家から見える景色。みかん畑の向こうに太平洋が見えるのが、この土地を選んだ理由です。10年以上住んでいると、その景色が見えるのが、当たり前になり、近頃はあまり意識して見る事が、少なくなっていますが、時々は、しみじみ眺めます。田舎の友人に、何でまた、こんなみかん畑の中に家を建てたん?と言われ、改めて考えた事があります。我が家は、みかん農家で、ちょっと高い山に登ると、海が見えました。山より海が高く見えるような、錯覚があり、不思議に思って眺めました。山の上から見る海は、木々の緑の間で、青く光り輝いて、私は夢中になって眺めていました。まるで私を、こっちへお出でと、誘っているようでした。船乗りになったのも、幼い頃の、この体験のせいかも知れません。ともかく、幼い頃の原風景を、私は追って、この土地を選らんだのではないかと思います。幼い時味わった、感動、感性は、一生消える事が無い事に、この年になって気が付きました。我が家の、子供は良い、原風景を持っているのだろうか?と、少し気になります。

四季を楽しむ文化。

2008年05月22日 09時53分52秒 | Weblog
散歩の途中、びわの実が、早くも色付いていました。季節の移り変わりの早さに、ため息が出ます。年を取った事を実感します。でも、季節の変化があるからこそ、その変化を楽しむ知恵が生まれます。日本の文化は、この四季を楽しむ事から、始っているように思います。四季が在る事の大切さを、改めて感じています。でも近頃、この季節感が、失われて来ていると思われます。車での移動、エアコンの普及、高気密、高断熱の家作り、その普及に、法律まで変えて来ています。大手の会社の、都合の良い法律改正が目立ちます。一般の工務店には、厳しい時代になって来ていると、本当に思います。でも大会社の、効率の良い、建材ばかりで仕上る、クレームのきにくい家が、良いとはとても思えません。住宅展示場へ行っても、形は違えど、中身は変わり映えしない物がほとんど。エコ、エネルギー効率の良い家、等のコマーシャルが目立ちます。本当にそうでしょうか。食、ウッドマイレージがあるように、建材もマイレージをつけたり、製作時に排出するCO2を、表示したら、とても自然に優しいとか、エコだとかは、言えない事になります。CMに踊らされるのは、止めにし、自分で考えて選ぶ、賢い消費者になりましょう。21世紀は多様性と、持続性が、鍵となる、世紀だと思います。自分で考え、賢く行動しましょう。環境を守れるのは、一人一人の行動にかかっています。

山の中の喫茶店

2008年05月21日 18時12分35秒 | Weblog
山北の我が家の近くには、散歩の途中に寄れるお店が、結構あるのですが、皆個性的で、楽しめます。おいしい蕎麦屋さんが、一軒。一日二十食限定。備前焼きも、格安で買えます。他に、喫茶店が山の中に、四軒もあり、人口一人当たりにすると、かなりの数になります。この勢いで増えて行くと、高知の文化発祥の地になるかも、と思えるほどです。どの店も思いのこもった作りで、店主の個性が出ていて、面白い店ばかり、余り混んでなくて、のんびり出来る時に行くと、主との会話が楽しく、ついつい長居してしまいます。写真は、糸野やという店です。小さな川の横にあり、気持ちの良い風が通り抜けて、のんびり出来ます。手作りの小物も販売しています。

カフェ、ぴーぱる、へ行って来ました。

2008年05月20日 09時53分24秒 | Weblog
宿毛の、カフェぴーぱるへ、久しぶりに行って来ました。テーブルや、床も良い感じに、古びて来て、時の流れを感じます。貧しくならず、豊かに年月を感じられるのは、自然素材の良さです。新建材では、貧しく感じられる古さも、味のある物に感じ、とても落ち着きます。興味のある方は、一度行って見て下さい。ゆっくりと時間が流れます。