土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

明日から建て込みです。イベント告知

2016年03月29日 23時19分05秒 | Weblog

工房の周りの菜の花畑は満開。

只今、西川花祭り開催中です。普段は静かな里山ですが、春休みでもあり車が途切れません。

花祭り会場の駐車場も、車で一杯。やはり花の持つ魅力は、凄いなーと感じます。

 

我々ビルダーは、そんな花にも目もくれず、明日からのログハウスの建て込みの準備中。

3坪のくせに、4トントラック満載、何とか載りました。明後日の天気が気になります。

早く屋根まで仕上げたいと思っておりますが、こればっかりはどうにもなりません。

 

それから、アイビーログ工房の、工房移転のお披露目を兼ねた、ワークショップを開催します。

4月24日日曜日10時~15時の間に、土佐漆喰の壁塗り体験をします。タイルも用意しますので、壁に仕込む事も可能です。

参加者には、お昼は焚き火で、鍋も用意する予定です。小野ストーブさんのロケットストーブで、ピザも焼けるかも。{検討中}

 

それから壁板の塗装体験。色々な塗料を塗って頂きその塗料の説明も聞けます。大阪塗料さんの協力です。

工房の板壁は、そのまま塗料実験の場になります。風化の状態が見られる場となるので、気に入った色があれば、自分の家に取り入れる事もできます。

私は水性塗料と、自然素材系の塗料に興味があります。

 

15時から、近所の方に挨拶を兼ねた、餅まきもします。これがメインかも。

まだ先の事ですが、予定に入れて、遊びがてら来ていただきたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 


ログ積み終了、エンドカット終了。

2016年03月24日 21時49分23秒 | Weblog

ログ積みも終わりいよいよエンドカット。

ポストが短いのは、開口の高さが取れず一段上積みしたためです。緩い勾配は、金属屋根の予定です。

ログエンドを整えるのは、散髪のようなものです。

しかし、これでイメージがガラっと変わるので、重要な仕事。

今回は、あまり丸太が濡れることがないので、下部を丸くカットしてみました。

自分の家なら、このままの、チェーンソー荒仕上げフィニッシュにしたいけど、やはりサンダー仕上げで綺麗にします。

近くで見ると大迫力ですが、ちょっと離れてから見ると、やはり3坪小さいなー。

でも庭にこれがあると、いいよなーと思ってしまう。来週には立て込み予定です。

この家も、壁は板倉構法。木と漆喰だけで作ります。シートは使うけど、構造と仕上げは全て自然の素材で作ります。

安全で快適、環境破壊にならない、「くさる家に住む」かっこ良さを、感じて欲しいし、カッコ良いと思える人を増やして行きたい。

木の家は本当に素敵だ。

 


小屋は楽しい。

2016年03月21日 20時41分39秒 | Weblog

久しぶりに日帰りツーリングに行って来ました。頼まれていた小屋の写真を撮るのも兼ねて、足摺のパワースポット唐人駄馬遺跡へ。多くの巨石が集まって神秘的な雰囲気です。6畳程の千畳岩で昼寝。風が気持ちよく疲れもとれ、流石にパワースポット。気になる方は、一度訪れてみて下さい。

連休で足摺半島は車で一杯。駐車場は溢れ、人人人。 

人混みは、いやなのでスルーして建築家が建てた、3坪程の小屋へ、怪しい雰囲気がたまりません。

カフェをやっていて、オススメの、自家焙煎のコーヒーとチャイを頼みました。中々強烈なカフェではありますが、コーヒーはすっきりした印象で美味しかった。若い時の話や、インドに住んでいたときの話を聞き、楽しい時間を過ごしました。元祖ヒッピーの生き残りで、ふんどしの愛好家だそうです。

足摺の、豊かな自然と緩やかな空気感が、こんな生き方を許容しているように感じました。

絵描きさんが、足摺は光が違うと良く言いますが、確かに市内とは違う魅力的な感じがします。

仕事があれば住みたい場所です。

手に職のある、クリエイティブな方なら、足摺は、本当に良い所だと確信しました。。


くさる素材で建てる家は安全。

2016年03月06日 21時00分32秒 | Weblog

香川の土地を見に行った帰りに、夏に建てたM邸へ寄ってきた。

生憎留守だったので、外回りを見させて戴いた。香川は高知と違い、雨風も穏やかなので、思っていた以上良い状態でした。

ふくろうのステンドグラスの入った玄関。

回りも少しずつ、施主の手が入ってきて、少しずつ施主の色に染まって行く。

来年、再来年と、家の周りに緑が増えて行き、変わっていくのが楽しみです。この家はフルログと板倉構法の組み合わせた、新しいログハウスの形です。

耐震性と風雨に対する耐候性を持たせた形として考えた物です。長い目で見ると、メンテナンスの手間が、あまりいらずに暮らせます。

家を建てる仕事をしていて思う事があります。

家を建てる時考える事が、少し場当たりすぎになっているようになっていると感じます。

10年先のことも考えていない様になってきています。順位として高いのは、設備、間取りそして値段。

良い家を選ぶでは無く、安くて広い、少しオシャレな家、となっているように感じました。

10年から15年過ぎると、貼りものの壁は、壁紙を張替えなくて貧しくなくなります。機械は10年前後で壊れます。サイディングの壁はコーキングの打ち直しも必要。

設備も世代が変わる時は新しい物に変える事が多く、家を作る時に考える順位としては低くても良いと思います。お金が充分あれば別なのですが。

私達は良い家を建てていきたい。

せめて20年先を考えてもらいたいと考えます。

きちんと作った木の家は、100年以上建っているのが、残っている古民家を見ると分かります。

自然の素材は、歳月の風合いを身に付け、新築にはない魅力が生まれます。

木の家は短所もありますが、長く住んでも愛着がわき、飽きません。何より素材の素性がはっきりしているので安心出来ます。

何で出来ているか、大工も分からない素材を使って建てるのは、原発が安全ですと言われて信じる事と、何が違うのでしょう。

私達は、なるべく加工していない素材を使って、我々が加工し組立、建てていきます。

決して大量生産はできませんが、そうしないと、建てる意味が感じられなくて、建て続けることはできないと感じています。

素材が一番大切だと。だから、くさる素材で作る家は安全だと考えます。

 

 

 


小さなログハウス仮組み中。

2016年03月02日 22時28分09秒 | Weblog

高知市内に建つ、カフェタイプのフルログ、仮組み中。小さいけれど迫力は充分です。

高台に小さなログハウスを建てて楽しみ、いざと言う時には、シェルターにもなる家と言うコンセプトで提案した家です。

フルログの優れた耐震性は、大地震の時にこそ発揮されると考えています。

小さくても本格的なログハウス。大きさに関係無く、唯一無地の建築です。

組み上げスピードも上がってきました。今回屋根勾配は5寸。日本建築によくある角度です。

緩い勾配の良い所は、屋根にトラブルがあった時や、煙突掃除の時に足場を組まなくて良い所や、窓を取る場合、目線の邪魔になりにくい事があります。

急勾配の良い所は、小屋裏を作る時には、スペースが取れる所や、雪や雨が流れ落ちやすく、雨仕舞いが良い事等。

5寸勾配は、中間のどちらの良い所もある勾配です。

好みの問題なので、どちらが良いと言う事はないのですが、緩い屋根も屋根性能が上がり、雨漏りが少なくなって来て、多くなってきました。

ちなみに工房の屋根は、1寸勾配。ちょっと冒険で、雨仕舞いが心配ですが、実験を兼ね、挑戦してみました。