土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

新しい豊かさを創ろう

2015年05月31日 23時37分47秒 | Weblog

暑い日が続きます。丸太の壁も積み終わり、デザインカットも終了。木口にサンダーを当て美装。

一見出来た感じですが、母屋やポストを急いで作っています。ただ、まだ仮の作業場で、作業小屋がないので、雨が降ると作業できない事もあり、天気と相談しながら追い込み作業中です。暑くて疲れきった時、いい年こいて、なんでこんな事をやっているのかと自問する事もある。仕事だから。好きだから。施主さんの喜ぶ顔が見たいから。他にやる事がみつからないから。全てイエスのような気がする。しかし自分の為と言うのが、一番近い気がする。同じ図面でも、作る人の個性が出る建築。こんな建築が今激減している。全てカタログから選んで決める。TVや、車のように、カタログから選んで作る建築とは違う喜びが、確かにこの建築にはある。作業はきついが、しんどさに負けず、やり遂げる事が、続ける原動力になっている。自然の木、土、石、風景は飽きない。何故か?生きて行く上で、必要、なくてはならないものだからだろうか。同じ物が無い豊かさ。使い捨ての貧しさ。手をいれ使い続ける事の豊かさ。もう皆十分に豊かな生活をしていると感じている。そろそろ、新しい豊かさを創って行こう。


愛される不便。

2015年05月19日 22時24分15秒 | Weblog

久しぶりに友来る。私の愛車がトラブル続きでツーリングにも行けず、わざわざ200キロ走って来てくれた。

赤い愛車に夫婦二人乗って、カフェアイビーまで来てくれた。奥さんが、いつも旦那の後ろに乗ってくるのは、信頼関係が凄いと、私はいつも思う。私の場合は信頼はゼロ。何時もソロで走っています。近頃は、いい大人がバイクに乗っていても、いい趣味と見てくれるようになって来たが、私が20代~30代の頃は、良い大人が何時まで遊んでいるのかと言う雰囲気が多勢だった。ちょっと心配なのは、若いライダーが少ない事。ログビルダーもそうだが、実際やってみないと、その楽しさは解らないと感じている。ゲームやTVで、バーチャル体験しても、実際やるのとは、大きな違いがある。深さと言うか。旅もそう。TVで、世界の絶景を見ても、私が体感した、ケープホーンの風、波の強さ。真冬のセントローレンス川を、氷を割りながら入港した感動。空と海の境が解らない程の、ベタ凪の海に映った星空。当時はそれが日常だったが、あれは凄い体験だったと改めて感じています。家も、効率良く作る家が良い家と言う風潮があるが、そんな家は、もっと効率よく、性能の良い家が出来ると、直ぐ飽きる家になる。人間はより良い、より便利を求める傾向がある。ただし、不便でも要領良く使えば、愛着がわくものだ。私のバイクもそう。性能は今のバイクだと、ポンコツの部類かも知れないが、癖を理解し、上手くコーナーを曲がると楽しいし、調子が悪くても直して乗りたいと感じる。何時まで乗れるか分からないが、許されまでは乗って行きたいと、今のところ思っている。今の家創りは、性能や品質ばかり強調して、断熱材の性能の良さや、パネルの強さ、耐震性能ばかり言っている。その素材が何で出来て、どういう接着剤を使っているか、作るときのエネルギー消費や、捨てる時のコストの事は言わない。確かに性能は大切だが、愛されなかったら、30年後のゴミだと言う事を考えないといけない時代だ。愛される作りや素材は、そう言う表示がしにくいことが多い。便利を追ってゴミを作るか、素材や作りにこだわって、愛される家を作るか。バイクでも家でも、より深いのは、愛される不便だと感じている。不便を使い切ると、愛着が湧く。


ログハウス健康法。

2015年05月12日 11時12分13秒 | Weblog

フルログハウスは、段数が上がってくると、一日何回も上がり降りを繰り返すので、かなりハードな作業になる。運動不足の体には厳しいが、ログハウス健康法とか、書いてみようかなー。作るときも、住む時も、体に良い建築ってないよねー。化学物質の心配はないし、杉の香りは良いし、日に日に形になって、やりがいもある。

アーチを切ったり、ラフカットは、足場が悪い高所の丸太の上でやるので、慣れとバランス感覚が必要。若さを保つ秘訣かも。        いよいよ梁の設定が始まりました。来週には、梁も入り、平らな面ができ、作業も楽になります。でも高い事は変わらないので、上がり降りは大変です。梁が乗ると、桁を載せて、デザインカットをして、美装すれば、シェルは完成。後土台と、屋根組をすれば、現場に持って行きます。今の所お天気家業。雨が降ると作業はできません。早く屋根をかけたいなー。