土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

循環できる素材は美しい。

2014年09月23日 08時46分00秒 | Weblog

大きな杉板の端材を、チェーンソーで挽き、板にしました。中々良い板が取れたので、そのうち外階段とか、ベンチやテーブルになると思います。

檜と沢ぐるみの丸太を挽いていたものが、製材所より入材しました。沢ぐるみは、柔らかくて手触りがよく、狂いも少ないので良く使います。市場で丸太を見つけ、半年ほど前に挽いてもらっていた物が届きました。何年か後にテーブル、階段の段板、椅子、棚板等に使う事になるでしょう。

木と言う素材は、すぐに使えないのが欠点ですが、時間をかけ、ゆっくり乾燥させた物は、自然の風合いが良く、中から油分が染み出て来て、ワックスをかけたような色や、手触りになります。急激に乾燥させると、大きく収縮し、割れたり、狂いが出やすいので、ログハウスと同じように、使う人に知識が必要な素材です。一日中、エアコンや、薪ストーブを使うのは良くありません。人の肌ような物と考えると分かりやすいと思います。必ず保湿して自然な環境に保つ事で、狂わず自然の深みが増すのです。だから私は自然乾燥の素材が好きです。しかし今の建築には、自然乾燥は向きません。24時間換気、外断熱で気密住宅等は、機械が入らないと生活出来ないようになって来ています。電気が止まると生活できない家は、震災等の災害では、住めない家となる事が多く、色々な工業製品を使う事は将来のゴミを作っていると、同じだと感じています。自然に帰る素材で、循環できる家作りが大切だと本当に考えています。自分でも治せる可能性が高い、地元の素材で作った建築を見ると良いなーと感じます。知識が風景を変える。循環できる素材は美しい。


四万十市に土台を敷きに行きました。

2014年09月20日 09時10分14秒 | Weblog

昨日、四万十市平野の現場に、土台を敷きに行って来ました。台風の余波で、ビーチには形の良いセットが入って、朝早くから、結構な数のサーファーが波乗りをたのしんでいましたが、少し雨模様、雨が少し降る中、急ピッチで作業を終了。

土台だけ見ると小さい感じなのですが、立つと、結構な大きさの板倉工法のログハウスになります。無事、早く終了したので、昼前には宿舎の準備に行った次第。現場から15分程の市内なので、便利で、使いやすい場所です。四万十川も見える立地は、中々の物件。コンビニ、うどん屋、歩いて3分。ただし物件は超古いのです。大工しながら直すと、タダでも良いとの条件。楽しそうでしょ。なんと畳は、好意で新品が入っていました。サーフィンや、四万十川好きには、たまらない出張になりそうです。タダ台風のせいか、天気が安定しないので、何時行くか計画が立てずらいのが・・・。板倉工法は建て込みには、手間と時間がかかります。天気が安定するこの時期は良いと思っていましたが、思い通りにならないのがお天道様ですね。

 


黒は強い。

2014年09月15日 18時25分09秒 | Weblog

急ピッチで加工進行中です。四万十市には、今月末に建て込み予定。土台は、大工の上山君がやってくれているので、丸太に集中してやれるのは、嬉しい。施主様もう少し待っていて下さい。

破風板もオリーブ色。渋い。塗料屋さんに聞くと、色が濃い程、紫外線や雨に対して、耐性が強いと言う事なので、賢い選択かもしれません。そう言えば、大洲城を初め、伊丹十三記念館等の、公共事業の建物は、真っ黒が多いのはそのためでしょう。少し涼しくなって、天候が安定してきて喜んでいたら、週末は天気不安定そうで、やばそうなのが気におなります。


薪ストーブは煙突が命。

2014年09月12日 13時08分39秒 | Weblog

煙突が付き、ようやく薪ストーブがセットされました。真っ直ぐに屋根に抜ける、燃焼効率の良い設計です。薪ストーブの奥域が大きくて、中で薪を積み上げられるので、長時間燃焼も得意だそうです。

後バックガードが生産中。カッコ良いのが出来るでしょう。何時も思うのですが、夏も使えると良いと、思うのですが何か良いアイデアはありまえんか?この冬が楽しみだ。


山北の板倉工法のログハウスは、古民家になる?

2014年09月08日 21時25分52秒 | Weblog

板倉工法のログハウスの見学会も無事に終わりました。あまり告知もしてなかったのに、来てくださった方達に感謝しております。地場産材の、杉、土佐漆喰、桧、等で作ったこの家の意味を説明すると、皆賛同してくれ、力をいただきました。

曲がり木の上がり框が印象的な、広い土間。土間はこの家のシンボルであり、発想次第で、色々な使い方ができる、面白いスペースです。

この曲がり木一本が、いかに手間を食うか、経験者なら分かっていただけるでしょう。でも私は、大切な事だと考えています。手すりも、四国中央市土居町の物件以来の、アイビーログのスタイルで仕上げました。

リビングに大きな手創りキッチンが。薪ストーブとキッチンが近いと、料理で色々な使い方ができます。キッチンの壁には、棚もついています。 

リビングには、施主さん希望のTV台もついています。建具も、物部の、杉、檜で作りました。 長い付き合いができそうな仕上がりに、施主さんも満足そうでした。これから、もっと、色々な挑戦をして行きます。目の前のコストダウンも大切ですが、トータルな意味でのコストダウンをして行きます。30年~50年、100年先にも価値のある家創りを続けて行きます。