土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

丸太の建築、ログハウスは、神の住む家かも。

2011年06月30日 14時54分25秒 | Weblog

カフェの中。和風の木の家に置かれているのは、鉄と木を使用したテーブルと椅子。鉄を使う事で仕口の呪縛から解かれた木は、自由な楽しい雰囲気を醸し出します。槌跡のついた足や、背もたれは、木だけで作る椅子とは、違った魅力がある。

和室だって、置く素材によって、表情が変わる。色々な素材とコラボすることで、今までにない楽しさが出て来る。

看板だって、錆びた鉄を楽しんでいる。ログハウスは、そんな自由な発想の出来る建築だ。大工にはタブーでも、ログハウスではOK。たとえば割れ。大工は隠そうとするが、ログでは割れる事は当たり前。その表情を楽しむような考えもある。たとえば、書院作りと数寄屋建築との違いのような感じ。角材で作る書院作りは、角材故に、加工の仕方、精度に決まりがあり、枠にはまった美しさ、シンプルな美しさがある。しかし施工性が良いという事は、遊びが許されない。その厳しさは魅力だが、丸太の持つ自由さに、私は魅力を感じる。直線は、人間の物。曲線は神の物。自然界に直線は無く、あるのは個性的な曲線のみ。見方によって違った面が見えるのは深い。手間がかかる事もあるが、地震に強く、素材がピュアで、安全なログハウスは、現代の茶室空間なのかもしれない。自由な丸太の家を、自由な発想で建てようではないか。

職人の感性を磨く事が、風景を変える。

2011年06月28日 08時45分36秒 | Weblog
写真はK君が作った、お風呂の芳香剤の桧の板。土台の切れっぱしを、お風呂に入れて、桧の香りを楽しもうと、家に持って帰ったら、奥さんに駄目だしを受けたそうだ。四角の切れっぱしでは、お風呂に入れる気にならないと言われ、作りなおしたのが、写真の、針葉樹の形をした、桧の板だ。これはOKがでたそうです。実用とは関係が無いのだが、少しの遊び、気使いで、楽しい物に変わる。ゴミになるものが、喜んで使って貰える物に変わる。家も同じ、少し想いをこめると、楽しい家へなる。若いビルダーは、感性を磨いて貰いたい。美しい物、楽しい物を沢山見て、触って、自分独自の楽しさ、美しさを、磨き、その楽しさを、少しだけ、自分の建てる家へ入れて、施主さんに喜んで貰える家へ、して行って貰いたいと思う。少し、気を使い建てるだけで、家は愛されるようになる。我々と、大量生産のメーカーとの一番の違いはそこなのだ。素材も違うが一番言いたいのは、職人の手の後が見える事だ。あまり目立たないが、良い家、長く愛される家には、職人の手の後、気使いが見える。そんな家を建てて行こう。こだわりを持った、施主さんが増えて行く事が、高知の、日本の風景を変えて行く事に繋がるのだろう。

数字に表せない良さを求めて。

2011年06月27日 09時06分43秒 | Weblog

防水、防根用のシートを探していますが、中々価格が高く、これと言った物がありません。時間もあるので、ゆっくり探して行こうと思っています。ゆるい勾配の屋根に、草屋根をと言う計画なのですが、雨が漏れたらアウトなので、信頼性の高い仕上がりにしたいと考えています。何故草屋根化と言うと、断熱材を買いたくないとの想いがあるからです。木の板とシートだけである程度の断熱性を取れる事は、森林技術センターでやった実験で、確認出来たのですが、高性能の断熱材には、性能的に及ばなかったので何とかしたい気持ちがあります。二重屋根にすれば解決出来るのですが、コストが掛かります。土や軽石を敷くのも、勾配があるので難しいし、天候に左右される欠点が気になります。コストをかけずに、高性能を、自然素材だけで確立したい。出来れば地元の素材だけで。現代の民家作りは、ハイテク素材を使い建てれば簡単で良いのでは、との意見もありますが、アイビーログ工房で使う素材は、出来るだけ出所をはっきりと知りたいと言う想いがあります。家と言う物は、こだわりがあるから建てるのであって、こだわりが無ければ、ハウスメーカーのハウスか、マンションで、良いのであって、我々の建てる家はいらないのだと考えています。こだわりを持ったお客様には、こだわりに応えられる技術、素材で答えて行く。我々の存在感は、経済効率や素材性能だけで語るのではなく、感性、住み心地、安心感も重要な要素だと、考えています。数字に表れていない性能が、我々の建てる木の家にはあります。

軽井沢でツリーハウスを作る?

2011年06月25日 09時19分45秒 | Weblog
県外の方から、ツリーハウスの事で問い合わせがあった。軽井沢にツリーハウスを建てたいのだが、可能ですか?とのこと。高知大の学生達と建てたツリーハウスが、自分のイメージにピッタリなのだそうです。確かに積んだ丸太と、三角の屋根がかわいく、人気があります。3坪の家だったのですが、要望は10坪、ツリーハウスとしてはかなりでかく、別荘として使える規模。かなり大きな木でないと、ツリーハウスが成立するのは難しいと思いますが、柱を建てて良いのであれば、可能だと思います。軽井沢で夏にツリーハウスを作る。商売抜きで楽しそうで、断れませんでした。昔、アイビーログ設立したころに、軽井沢の隣の町に、P&Bのログハウスを建てたのですが、ちょうどま冬の寒い季節。ダイヤモンドダストが見えて。柱も凍り、木は鉄より固くなり、苦労したことを思い出します。夏にリベンジしたい思いはありましたが、どうなりますやら。暑い高知の夏、軽井沢は涼しいのだろうなと、想像は膨らみます。
写真は第3期のツリーハウス。
今年は、高知大物部キャンパスに、高床式のツリーハウスではないのですが、六角形の小屋を作っています。屋根がらせん状にかかり、後少しで完成予定です。デッキも広く楽しい物になりそうです。


アイビーログ工房の公式HPはこちらから

未来を作れる工房でありたい。

2011年06月24日 08時41分27秒 | Weblog

雨に負けてはいられません。タープを張って作業中。暑さ対策にもなって、ベリーグッド。風が出ると、あおられ、うるさいのが欠点ですが作業は順調に進んで何時解体しようかと思っていますが、安定しない天気の週間予報を、にらんでいますが、こればっかりは、何ともなりません。

アイビー農園の収穫が、ぼちぼち始っていますが、出来は見ての通り。あまり芳しく無いのは予定通りと言うか、土作りもせず、手も入れずに、良くないのは当たり前でしょう。少し植えていたジャガイモは、思っていたより良く、収穫できました。アイビー農園の来年の作物は、丈夫で簡単、風に強い品種が良いと言う事になりました。でも日々育つ作物を見る事は、楽しみです。何故楽しいのか?不思議だが、育つ事は、将来に希望を持つ事と同じなのだと、納得しました。今職人さんが、弟子を持たない事は、ある意味、楽なのでしょうが、未来が無い事に繋がる事だと、感じています。なるべく未来を作れる職人さんを、増やして行かないと、せっかく豊かな、高知の職人文化が無くなってしまう。アイビーログ工房は、未来を作って行ける工房でありたい。