観音寺のT邸へ、薪ストーブの設置工事をしに行って来ました。車庫の床のコンクリートも打って、綺麗になっていました。家の丸太の様子は、さすがに瀬戸内、丸太はまだきれいなままの状態を保っていて、高知の気候の過酷さを、再認識させられました。
薪ストーブはヨツールF3.少し小型のものですが、昔からの定番で人気の機種です。施主さん自ら作った煉瓦の炉台は、中々良く出来ていて、プロと違った味わいがあります。生活の中で作業することは、中々大変で、時間もかかったそうですが、良い思い出、経験になったのではないでしょうか。久しぶりに観音寺のうどん屋、つるや、で早めのうどんを食べ、たこばん、を買い大野見に向かいました。たこばん は、タコ焼きを大判焼きの衣で作ったもので、一個でかなりのボリュームがあり、お好み焼きみたいなタコ焼きと言いましょうか、大きなタコ焼きです。大野見も左官工事が終了しました。後建具を入れ、デッキを作り掃除をすれば完成です。今度の土曜、日曜は、「11月五日六日」完成見学会を行います。今回は地震に倒れない、安全な木だけで作る家がテーマです。木だけで断熱性の高い家作りをしました。断熱材を使わないなら安いのでは?という質問がもくもくランドでありましたが、逆に木を多く使い、手間はかかります。断熱材を使う事で、簡単に高性能の家になるという錯覚があります。その素材を作る時のエネルギー消費や、長期的に見て、ゴミになる可能性を考えれば、木だけで作る意味が解ると思います。断熱材は高性能で、適材適所に合う素材も多くあり、非常に便利です。然し高知の自然にある素材だけで作る事の意味は、確かにある。木はもともとCO2を酸素に変えてくれる素材。しかも今高知には、使える木が山に、それこそ山程ある。土はもともと生物の育つ素材。安全性から言っても、これ程確かなものはないのです。この家は、ほとんどが杉でできています。50年前後の、戦後の植林した、高知の物部村の木で、ログ組はしております。手入れすれば、100年以上住む事が出来ます。本当の環境性能も、高い家だと考えています。是非実際に見て、体感していただきたいと思います。小さな家ですが、アイビーログの新しい指針を表した、構造的にも、健康にも安全な家です。