土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

棟上げが終わりました。

2010年05月30日 21時17分12秒 | Weblog
土佐市のF邸、棟上げが無事終了しました。初めての、新月伐採、葉枯し乾燥材のポスト&ビームです。昨年11月の新月前に伐った材が、ようやく形になり、感無量です。今回は、棟木、母屋、梁が一本の木で継ぎがないので、早く棟が上がりました。長材は取扱が大変なのですが、一本の木で組めるので、丈夫な家になります。最長は、10メートルの杉。梁は8メートルと9メートル材で組んでいます。コンパクトですが、十分な広さです。急こう配の屋根にゆるい車庫の屋根がつながるデザインで、今から完成が楽しみです。来週は天気もよさそうなので、屋根仕舞もスムーズに行きそうで助かります。これまで天気が悪かったのが嘘のようです。今年は空梅雨との予報もありますが、しばらくは梅雨にはなりそうもない予報で、仕事は助かります。

アキラ登場。

2010年05月26日 08時34分59秒 | Weblog
4月からアイビーログ工房で働き始めた徳久君。通称アキラ。何んとまだ17歳。しかも2年間の大工の学校を卒業したてで、お父さんも大工さん。この世界では、サラブレッドの系統だ。お父さんを尊敬している彼は、中学校を卒業後迷い無く大工を目指した。私が17歳の頃はどうだったか思い出すと、冷や汗が出る。大工仕事は一応経験しているので、道具の使い方も教えなくて良いので、楽ですが、チェーンソーワークは、未経験で悪戦苦闘中。マイ、丸のこ、も初給料で購入。楽しい時期だと思います。彼がこのままログワークや、大工仕事を、一筋に精進すれば、凄い可能性があるのは、誰もが考える事。しかしこの世界には、百八つの煩悩があり、私がその煩悩に打ち勝つ事が出来なかったように、彼にも難しいと思える。出来るならば、志を高く持ち、流されながらも、ぶれる事無く精進して行って、大成していただきたいと思います。

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涼しさを演出するビン。

2010年05月25日 08時34分28秒 | Weblog
汗をかいた透明のビン。キャップも無く、使った後の物なのかどうかは、わかりませんが、歪んだビンに、いかにも冷たそうな水滴が、清涼な感じを演出しています。センスの良さを感じます。何でも物は使う場面に合わせると、魅力的になります。丸太を使う建築でも同じで、節や、癖のある場所を、あえて見せたり、ダメージをわざと見せる事で、その家が生き生きと主張し始めたりします。唯の割れも、木から発するメッセージと感じる心があれば、楽しくもあります。ログハウスは、そういう、自然からのメッセージを、感じられる建築だと思います。自然と共生すると言う事は、自然を理解することだと思います。私はログハウスを、丸太を使う仕事を通して、メッセージを伝えて行けたらいいと考えています。だから建築を理解して貰う事も、私の仕事だと思っています。

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現代の縁側、サンルーム。

2010年05月24日 08時52分53秒 | Weblog
高知市内のイタリアンレストラン。サンルームを併設していて、明るく景色も良くて、いい感じでした。ガラスも昔と違い、だいぶ値段も手頃になって来たので、ログハウスの、外壁を守る事を兼ねて設置すれば一石二鳥。雨対策もばっちりではないかと考えています。ただ高知は、台風等、強風が多く吹くので、割れないように、防犯フィルムを貼る等の対策は必要です。地震に強い、フルログと組み合わせるのは、良いアイデアだと思うのですが、誰かやりませんかねー。日差しがきつい高知では、南に設置する場合、遮熱ガラスを使い、換気対策もひつようです。北側に設置すると明るくて読書するには、うってつけだと思います。少し高価ですが、明るい外と内をつなぐ、縁側のような存在のサンルームは、これからは、増えて行くと、考えています。

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高知エコハウスを見て考えた。

2010年05月23日 10時11分28秒 | Weblog
高知エコハウスを見て来た。設計は細木さんで、すっきりした外観が好ましい。2世帯住宅でバイオマスボイラーを用いていて、親世帯はペレットストーブで暖房を賄い、2階建ての子供世帯は太陽光発電を用い、OMソーラーと組み合わせている。木を多く使い快適に暮らせそうで、方向性は良いと思うが、コストを考えると、その設備がエコなのか少し疑問だ。時代の流れで、設備を入れ環境性能を上げるのも、一つの方向性ではあるが、県民所得が、全国最下位を争う高知では、GNHを上げるしか無い。ペレットストーブより、GNH、国民の幸福度を上げるには、薪ストーブの方が合っていると思うし、OMソーラーは良いのだけれど、価格がエコではないと思える。高知県民にとって、システム単価がもっと下がる事がなければ、普及は難しいと思える。高知では、通風と太陽の光のコントロールが、一番大切だと考える。冬は薪ストーブがあれば十分だし、地域にあった、エコな住宅は、昔からの暮らしにヒントがある。それと、程々という感覚で、暮らしを楽しむスピりットがあれば、環境に大きなダメージは与える事は、無い。行きすぎた快適性を追求する事が、環境を壊して来たのだ。等と考えてしまった。もう少し先になると色々な新設備が、安価に使えるようになるかもしれないが、もう少し時間はかかりそうだ。アイビーログ工房は、地域にあった昔ながらの知恵に、現在の知恵を組み合わせ、快適な空間を作って行きます。

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