土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

高床カタツムリハット、完成近し。

2011年11月29日 10時40分09秒 | Weblog

しばらく動きが無かった、ツリーハウスではない、高床式ハウスが、後もう少し出完成の予定と連絡がありました。後ドアの取っ手とか、細々した作業をすれば完成の予定です。気が付けば、開始から早2年。彼ら、彼女らも早卒業の年になってしまいました。私も夏頃には、卒業までには完成するのか、危ぶむ程、遅々として作業が進まず、心配しておりました。

早く取り付けた階段は、色もシルバー色に変わって来ていますが、しっかりした作りで、まだしばらく、3~5年大丈夫。この角度が中々良い感じ。山本長水さん作の、カタツムリ山荘を参考に屋根の形を決めました。屋根材も、アルミ缶から草屋根に、そしてアスファルトシングルにしようかと迷ったあげくに、決まったのは、ツリーハウス一期生の、板張り屋根を取り入れて板仕上げになりました。不況で就職難の時代。生徒達も忙しく、中々集まって作業出来ず、大変だったと思います。ともかく完成が見え、何か私もホッとしています。継続は力。やり遂げる事は大切な成長の一つ。講師の先生方の協力には感謝感謝しかありません。梼原の山奥では無く、大学構内に出来た事で、より多くの人がこの家を体感し、やればできるセルフビルドの楽しみや、木の家の良さを感じると、嬉しいのですが。

しかし完成で終りではありません。生徒の人達は卒業しても、メンテナンスは必要です。出来るなら、卒業しても、皆が集まる口実にして欲しいと思います。「デッキを修理する、8月17日に、高床カタツムリハット集合。」なんて楽しいと思うのですが。

薪小屋棟上げしました。

2011年11月26日 22時20分41秒 | Weblog

薪小屋の棟上げをやってきました。遅れていたのですが、施主さんが、先に入金してくれていたので、余り遅れてはは申し訳なく思い、組み上げて来ました。

薪小屋は家から離して建てました。杉の皮むき材なら、あまり虫の心配もいらないのですが、広葉樹の皮つき材は虫が付きやすく、ネズミやムカデが繁殖することもあり、家から少し離しておいた方が無難です。虫が繁殖すると言う事はあまりよく感じませんが、虫も住まない家が増えている方が、私は不安です。沈黙の春を読んでから、虫がいる事の大切さを考えるようになりました。シロアリさえも、自然界の中では、大切な循環の役目を持っているのです。要は適材適所、来られて困る場所にはその要因を取り除く事が重要。確かに家に虫が繁殖しては困ります。乾燥する為の通風は、昔の人の知恵。締め切ってファンを使い家を管理するのは、進化ではなく、物を売るための為か、退化としか考えられない。答えは50年後、100年後になるが、もうその答えは出ているのではないかと、私はそう思う。
薪小屋の屋根は、木の板でとも思ったが、屋根勾配も緩いので、さすがに今回は、トタン屋根で行こうと決めました。

骨組みは105角の杉で組みました、さすがにこの大きさでは、びくともしない強さです。見せ場があまりないので少し考えていますが、はて、どうなるかなー。

未来に残したい、里山の風景。

2011年11月23日 09時39分40秒 | Weblog

ここに、丸太を使った建築を建てて見たいと、思う場所があります。木楽屋さんからの帰り道、平家の滝を過ぎてしばらく高知市の方向に走った場所。大きな石が、田んぼの中にごろごろしていて、その岩に苔や色々な植物が生えていて、いっぷくの絵のよう。

川を見ると透き通った、山の色を写した緑色の流れ。最初はこの岩の上にログハウスを組み、セメントや建材を使わない、全て自然に帰る素材だけで作ろうと考えていました。屋根も杉皮かススキや葦を使ったり草屋根も良いなと思ったりしていました。想像するだけで楽しい。しかし近くで見ると、この岩の上に家を建てると、もったいないと思うようになりました。田んぼに稲を植え、その稲の生長を、季節の彩りを楽しむ、小さな庵があれば良い。と考えるようになった。イメージとしては、大洲の臥龍山荘。岩がごろごろしていると言う事は水が出ると言う事だから、流される可能性も無くは無いが、流されても自然に帰る素材だけで作っておけば安心。災害が無ければ、200年後も愛される建築を建てたい。そんな想像をするだけで楽しい場所です。この景色、里山の風景は、将来に残したい、高知の風景の一つです。土佐は山も川も海も、本当に美しい。

潮江健康祭りに出店。個性豊かな子供達の絵を楽しみました。

2011年11月21日 08時45分39秒 | Weblog

日曜日、潮江健康祭りに出店してきた。木の小物と山北みかんを持って参加。今回はウッドペイントがメイン。食の出店は多いが、子供の遊ぶ店が少ないのでと言われての出店。行って見ると、どんぐりの小物の店と、アイビーログ以外は食事と小物販売でした。最初に売り切れたのは山北みかん。おばあちゃん達に大人気。家に帰って食べたら美味しかったので、また買いに来た人がいたほど。その後少しおなかの膨れたキッズが続々来店。楽しい絵をかいてくれました。

小さなコースターに絵をかいて100円。可愛い個性的な色使いが楽しい。

ログ組みのスカーフの残材、200円に大作を描いた子供も。家族全員を描き、まだスぺースが開いていたのでおじいちゃんおばーちゃんと書き加えて行って完成。楽しい大作なので記念写真を撮りました。今回子供達が並んで描くと、同じような絵、色使いをする事もあり、個性を育てる事の難しさも感じました。でもマネから始まる事で、その後どんどん自分の個性を入れて来れば、それは個性になると思うし、色々あって面白いのだと思う。子供達の楽しい色使いに、なるほどと教わった一日でした。

オタクが世界を変える?

2011年11月18日 10時15分44秒 | Weblog

突然明日走りに行こうと、友人からTELがありました。聞けば忙しくて2か月程バイクに乗って無いので走ってやらないといけない。週末は雨だしと。私も3週間休んでないしと、急きょ休みを貰い、いざツーリングと言う事になりました。彼は松山から朝早く出て、工房で待ち合わせ。彼の希望は、少し前に開館した海洋堂のホビー館。そう彼は今流に言うと、おたく。私はあまり興味が無かったのだが、走る理由になります。観光コース、桂浜に寄って、モーニングで腹ごしらえ。そこのモーニングのボリュームが凄かった。あまりの凄さに昼に食べた、須崎鍋焼ラーメンを並みのサイズに切り替えた程。土佐のモーニングをなめたらいかんぜよ。とどこかで聞いたせりふを呟く。初めて入った橋本食堂。何度か来たのだが行列が凄過ぎて、何時もスルーしていたのだが、今日は平日、12時前。それでも30分程待ちました。

これがあこがれの、橋本食堂の鍋焼ラーメン。しかしモーニングがまだ効いていて、それ程感動は得られず。残念。そのあといよいよホビー館へ。感想は、おたくでもない私も見入る程、美しいライン、精密な造り、塗装には引き込まれ長く見入ってしまいました。おもちゃ、ホビーと言うより、アートなんだと納得させられました。

ボーメさん、「初めて名前を知った」はじめ、多くのオタクアーティストのレベルの高さは世界に誇れるものだと実感。山奥のミュージアム、平日にもかかわらず多くの人、おたく?が訪れていました。かなりの時間熱心に見て、お土産を買った彼のひと言。時間が足りんかったなー。また来ないかん。梼原町周りで帰った時間は午後9時。走行距離は400キロ弱。彼と走ると距離が延びます。疲れましたが、楽しかった。