新宿オゾンで開かれるTTOSAZAI展で行われる、オーガニックマルシェで、何か販売しても良いと言われたが、テーブルや椅子等のように、あまり大きな物は持っていけないので、手彫りのキッチン用品と、エンジュの木と、桧のコースターを取りあえず出品することにした。丸太を扱うログビルダーは作る物も大きく、そこそこ値段もする物が多い。マルシェで売れるとも思われず、IVYカフェにおいている物で、作って楽しい手彫りの製品にした。
マッチョかわいいログハウスの、見本でも、一本、一人では中々持ちきれない。今回丸太は、梼原町の中岡君に頼んで置いて貰っていた冬切り材を、倉庫で乾燥して置いた物を使うが、直径30センチを超える丸太は、2メートルに切ってもまだまだ重い。宅急便で送れるはずだったのだが、一人で持てる範囲でないと送れないと今更の返事。持って持てない事はないともがいてもダメ。前もってサイズと重量は言って確認。送れますと言っていたのだが、急に手のひらを返され、慌てて他にあたる。名鉄運輸さんの好意で何とか一件落着。口約束とは言え、あまりの事と腹が立つ。サンプルをといっても、物が大きいと何かと大変。紙業関係者なんかだと、サンプルも軽く、売りやすいから楽だよなーと思うが、大きいから価値もあるのも事実。それから、土佐材で作るログハウスを、東京で売る理由付、メリットがないと売れないだろう。84パーセントの森林率、強度的に有利?デザイン、雨仕舞、材の美しさ。いろいろ考えるが決定的なキャッチがない。私の志を言うしかないのかと思うが、今までFSC認証材を使っているからと言って、契約したこともないのも事実。やはり何か他所にない魅力を伝えなければと考慮中。土佐の木材の品質が良いのは、良く言われる。高温多湿の日本には、日本の木が良いのは、家を建てる人ならだれでも感じている事。素材の良さを、私自身が感じて、表現するしかないとも思っている。