土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

志の高い、職人集団を作る。

2008年05月02日 20時47分43秒 | Weblog
母屋の仕上げ塗装をしています。これは、新人の甲斐君がやっていますが、最後の仕上げ。とても大切な作業です。ここまで丁寧に仕上げても、この作業が、きちんと出来なければ、全て台無しになります。アイビーログ工房の、ログハウスが支持されるのは、一貫性があること、これに尽きます。腕の立つ職人は一杯いますが、お客さんの事を思って、職人みんなが作業できる所は少ないと思います。私はそんな職人集団を作って、現代の土佐の民家を作って行きたい。その為には、志を、高く持ち続けなければ、出来ない事です。施主さんに喜ばれる家を作り続け、ずーっと継続し仕事があれば、職人は育ちます。木の文化も再生、高知の木を使った、新しい産業も生まれて来ると思います。

棟木の加工中

2008年05月02日 09時02分40秒 | Weblog
三原村の、ポストアンドビームの屋根を支える、母屋、棟木の加工が、だいぶ出来ました。手前が通し柱で、その向こうに繋いでいるのが、棟木です。全長13,8メートル、9メートル材と、6メートル材を繋いで作ります。今回は、スカーフを取らずに、丸のまま繋ぐ仕口で作ります。長い材で、何が大変かと言いますと、重いのも大変ですが、一番大変なのは、真っ直ぐ墨を打つ、墨つけ作業です。ともかく、簡単そうで、出来ないのが、丸太に真っ直ぐ、基準と成る線を付ける事が本当に難しく、熟練を要します。天気にも作用されます。風の強い日はまず無理です。暑い日は丸太を、木口からにらむと、かげろうが出ているし、墨付けが終われば、作業は、半分以上済んだ感じ。後は楽しい刻み作業。うまく一発で出来ると、一日が充実して終われますが、墨が曲がっていたりして、やり直し作業をする時は落ち込みます。でも、この作業が出来るのは、一人前の証。甘えは許されません。今日は旨いビールが飲めるかは、自分次第。ちなみに、私は余りアルコールは飲みませんが。全て責任は自分にある、職人の仕事はある意味厳しいのですが、やりがいもあると、感じます。