土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

板倉工法のログハウス、見学会のお知らせ。

2014年08月28日 08時54分35秒 | Weblog

ようやく足場が取れました。板倉工法で八寸勾配のポストアンドビーム完成直前となりました。手摺の筋交いが印象的なログハウスです。

香南市山北の現場、9月6日~7日に、見学会も行います。ご希望の方は、南国市西山649のアイビーログ工房にお問い合わせ下さい。携帯番号は、090-8797-8722です。

外部の土佐漆喰は、土佐の現代名工、松本さんの手によるものです。流石に美しい仕上がりです。土佐漆喰は久しぶりに使いましたが、やはり良いですね。

アイビーログ工房のこれからの家作りは、建材を、極力使わない方向に進んでいます。高知の素材100パーセントの家作りを目指しています。シックハウスや過敏症が問題視されている今。本当に空気がきれいな家を創って行きます。言い古されていますが、自然素材の家です。自然の風の中で昼寝をしているような、心地よい感覚を感じに来て下さい。


長材加工終了。

2014年08月27日 10時36分21秒 | Weblog

天気もようやく安定して来た。長い材は梁の7メートルです。長尺材はこれで終了です。今から短材の柱と梁に入ります。

5メートルの通し柱も加工が進んでいます。天気さえ持てば作業も加速して行くのですが、御天と様次第です。

山の様に積まれた、角柱と土台の材料の山。後150角のヒノキの山が、もう一つ来ます。先が見えそうで見えない。雨にも負けず、夏の暑さにも負けずの、宮沢賢治の詩のように、働らくのは大変ですが、充実している事は確かです。早く、中村でサーフィンが出来る事を夢見ながら、ログワークを楽しみながら頑張ります。


古い物を、美しいと思う人が増えるには、知識が必要だ。

2014年08月22日 12時34分28秒 | Weblog

木の家具は本当に長持ちする。反りや、ひび割れ等が出る事もあるが、使う上では問題ないし、メンテナンスすれば、問題無く使い続ける事が出来る。

古い木の板をかんなで削ると、新鮮な木の香りが漂う。驚くほどに香るので、何年経っても、木は生きているなーと実感出来る。そして何より良いのが、手で触った時の感触。嫌な感じがしないと言うか、ほっとする感触なのだ。木のDNAも、人のDNAも、それほど違う物ではないと聞いた事があるが、触って見ると、実感出来る。そして経年変化が楽しめるのも、本物の素材の特権だ。良く触るところがつるつるになって、ワックスをかけたように光る。木の表面に、木の内部から、油が出て来て、それが触る事によって、コーティングしたようになる。そして紫外線によって少しずつ焼け、趣のあるテーブルに変化して行く。戦後の日本人の多くは、新しい物が良いと、古い物には見向きもしなかったが、最近、風が変わったのを感じている。特に若い人が、古民家や、古い物に関心を持つようになった。雑誌でも、良く取り上げられている所を見ると、ようやく時代が追いついてきたと感じる。本物の素材の良い、悪いの知識が豊かになったのだと思う。古い素材を美しく感じるには、そのものを理解しないことには出来ない。皆が、古い物を愛でる文化のある国になって行くと、有る程度、自然破壊は抑えられるようになると思う。100年先を思う人が増えれば、高知は豊かになるだろう。


リラックス出来る庭。リラックス出来る家。

2014年08月21日 12時22分57秒 | Weblog

西予市のカフェ苔筵が気に入っている。今回オーナーと話をしたが、面白かった。1人で山から苔を運んで、敷き詰めたそうだ。その数、軽トラックで90台。飛び石も、川から自分で運び、自分で敷いたそうだ。話を聞いて、何故僕が心惹かれるのか納得した。昔の古民家にも通じるが、汗を感じる事が出来るからだろう。そして移植した後は苔の自然な繁殖力にまかせているから、人の手が入っているけれど、それを、あまり感じないからだと思った。世界一の日本庭園に輝いている、足立美術館にも行ったけれど、あまり感動しなかったそうだ。これは僕も同感で、庭自体は凄いとは思うけれど、何故か、心から好きにはなれなかった。手入れが凄すぎて、汗を感じられなかったのが主な理由だと、今は感じている。鑑賞するだけの庭では無く、ゆっくり庭を歩き、匂いや風を感じ、人の苦労を思えるような庭が好きなのだろう。建築も同じで、人に見せるだけの建築ではなく、触って楽しめ、空気を吸ってリラックス出きる家の方が好きなのだ。私が建てるログハウスも、本物の素材を使い、少し遊びが感じられるから、くつろげるのだと感じている。

抹茶と饅頭のセットがお勧めです。旨過ぎて写真を撮る前に、お腹の中に。:::


長く建ち続ける建築を造る。

2014年08月18日 09時12分22秒 | Weblog

四万十市の、H邸の基礎が完成したのを確認しに、雨が降る中行って来ました。完成を確認して。愛南町W邸に寄り、台風による、雨侵入被害を確認して対策を考えました。今回は中々原因が特定しにくいが、新旧との家のつなぎ目が怪しいので、そこに防水処理をして様子を見る事にします。その足で、昔から気になっていた八幡浜の日土小学校へ。雑誌等では良く見ていたので、内容は分かっているのですが、行って直に見て感じる事とは違うと思い、ようやく現地に行った次第。見学日でなかったので、外からだけしか見られず残念でしたが、川にせり出したデッキ。明るいつくりの校舎は、想像以上にガラス面が多く、一見古い校舎なんですが、先見性の高さも感じられました。周りの住人に聞いても、この校舎の事が、愛されている事が分かり、やはり建物は、住んでいる人や、周りの人の理解のうえで、初めて長く存在する事が出来るのだと感じました。丸太や、自然素材で作る家が、その土地の風景になるには、長く立っている事が重要。それには、素材の知識や、周りの人に愛される事が、大切だと改めて感じた見学となりました。愛される建築を造ろう。