土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

仁淀川でカヌーをしたいなー。

2009年03月29日 22時57分54秒 | Weblog
仁淀川中流の、私がカヌーをする時の、沈ポイントで撮った写真。テトラポットの横で、水流が複雑に渦巻いています。一見真っ直ぐに流れているようで、実はかなり水流もあって、緊張しながら下る、楽しいポイントなのです。川は、とろ場があったり、急流があったり、変化があるから楽しいのです。戦後、均一で同じ性能が求められる時代が続き、色々な建材が、開発されて来ました。それは、施工しやすく、安く出来るので、イッキに広がり、現在に続いています。私はハウスメーカーが建てる家は、ハウスで、職人が建てるのが家だと思っています。ハウスは、工業製品で、性能表示もあり、同じ性能を有しているから、分かりやすく一般の方は、とっつきやすく、高知では、南海地震の事もあるので、シェアを伸ばしていますが、本当うに良いのは、どちらなのだろうか?アイビーログ工房が建てる家は、関わる人間が少なく、責任の所在がはっきりしています。素材も昔から使って来た物で、長所も短所も分かっています。適材適所、私の好きな言葉ですが、適材適所に良い物を使うと、素晴らしい家になります。自然な素材を使うので、職人の知識や経験もいりますので、人も育ち、文化も深くなります。ハウスメーカーの家も職人を使いますが、早く、安く、図面どうりに建てるだけで、ロボット的に人を使う事が多く文化も、人も育たないような気がします。性能表示も必要なら、建築士や、県の機関も、もっと分かりやすく出来る方法を提案すれば、中小の工務店も対応できるのにと、思ったりします。木の家が素晴らしいからこそ、そう思うのです。良い物が、無くなるのはおかしいし、同じ物ばかりになるのは、やはりおかしい。良い風景を創りましょう。そろそろカヌーもしたいなーと思っています。

棟も上がりました。

2009年03月28日 21時53分12秒 | Weblog
S邸の棟も上がり、垂木がけをしています。柱や、母屋、棟木が上がるとかなり迫力がありますが、垂木が架かると、又一段と大きく見えます。今回も、軒を大きくだしています。優美なラインが中々気に入っています。段々形になって行くのは、施主さんだけでなく、我々も嬉しく、毎日楽しみながら、創っています。眺めて楽しい家、住んで楽しい家を創って行きたい。それがアイビーログ工房の家だと、思っています。

自然の、栗の木

2009年03月24日 20時36分04秒 | Weblog
私の郷の、家の庭に、古い山桜の木があります。ソメイヨシノと違い、長く花を咲かせてくれています。父が戦後、開拓した時、山に生えていた木が、そのまま残された物と聞いています。私よりも先輩で、少し弱って来ていますが、まだまだ元気です。毎年、白い花が一杯咲き誇り、楽しませてくれます。今年は咲き始めに行き、次の日暖かかったので、イッキに5分咲きになり驚きました。この花はやはり私にとって、特別な感慨があり、そのせいか、桜と言えば、山桜の方が、私とっては、本当の桜だと言う感じがしています。今回四国中央市のS邸に、山栗の木を二本使いましたが、食用に改良された栗では、柱になるほどは、大きくなりません。ある程度大きくなる前に、虫が入り、柱としては使えないのです。その土地に自然に生えた物は、防衛策を自然と持つのです。その土地に生えた木で、家を建てるのは、理に適っているのです。アイビーログ工房は、四国の木で、家を建てていますが、それは、理に適っていると思います。

新建材の町並みは、古びた時、ほっとする町並みになるのだろうか?

2009年03月22日 21時22分57秒 | Weblog
土曜日から四国中央市のS邸の建て込みが始りました。写真は基礎が出来た時のものです。地面に線を引いた時、こんなに小さいのかと思いましたが、基礎が立ち上がると、大きく見えてきました。柱が立つと、又一回り大きく見えて来ると思います。この地域は、比較的しっかりした古い建物が残っていて、地域の家の形が分かり興味深く、車で走っている時、古い民家があると、スピードを緩め、観察しながら走ります。ただ、やはりこの地域も、近年建てられてきた、新建材の家が目だって来て、この家が古くなった時、どう感じるのだろうと考えてしまいます。新建材で育った世代は、新建材が古くなった時、やはり、私達が、古い民家を見て、ほっとするような、感じを持つ事が出来るのだろうか?きっと土に帰らない建材は、産業廃棄物になるし、始末に大量のエネルギーを要する事が分かれば、そう言う感慨は、湧かないのではないのでしょうか。自然に帰る素材で長く建っている建築を、建てて行くべきで、安易に早く安く出来るからと、考えるのは、もう時代遅れだと、思います。日本の家は木と土で創るべきで、それが、高温多湿の気候には合っているのは、確信しています。年を取った方が木の家は、こんなにも体が楽だとは思わなかったと感想を言われた事が甦ります。

進化する家

2009年03月20日 21時58分30秒 | Weblog
二泊三日のメンテナンスツアーに、行って来ました。愛南町のW邸。10年を向かえ、塗装を頼まれていましたが、中々行けず、気になっていました。天気がなんとかもって、無事終了。汚れやカビを落とし、タオルで水拭き。そして塗料を塗装して出来上がり。最後の日は、雨模様でしたが、塗れない所だけ残していたので、何とか終了。欲を言えば、後一日あれば、窓の掃除も出来たのですが、今回は、塗装だけして来ました。さすがに10年の年月は汚れも、一様でなく、風雨にさらされている場所は、年輪が彫られている所もありましたが、屋根の出が大きいので、家は、中々良好な状態でした。4~5年前に、北西の雨が強く、西日がきついので、駐車場と、玄関の上に庇を付けたので、弱点が改良され、住み易く良い家になっています。間取りも親子4人で暮らす上で、プライバシイが保て、南北、上下に通風が通り、快適なプランです。Wさんは、後南に、サンルームを着けたいと言っていましたが、南寄りの風雨が強く、薪ストーブ等の、暖房器具の無いこの家には、良い案だと思います。ちょっと気になったのは、趣味のプランターがデッキに、所狭しと置かれた今の状態は、あまり木家の為には、良くないので、もう少しサンルームで広げて、木から離して置けば、良いと思いました。住みながら、改築して行くのがベストな家作りだなと思いました。