土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

本物の時代。

2009年11月29日 22時48分06秒 | Weblog
高知市のO邸の引渡しも無事終わりました。写真を撮って見てびっくり。屋根の上にマンションが。何とこの前会社更正法を申請した、会社のマンションがピッタリ重なって、面白い写真となりました。三角の異型デッキも完成、外周りの工事も終わりました。長い間お世話になった駐車場の掃除をして、帰って来ました。今回建具は木製ではなく、既製品の木質ボード建具を使ったのですが、お客さんは余り気にしてないのには、少し寂しい感じもしましたが、張り物の建具の方が狂いも出ないし、しばらくは汚れないし、良いのかなーと思いましたが、作る方の思い込みかも知れませんが、やはり無垢の木で作る建具は、丈夫で美しいし、狂ったりしても手直しが出来るのも良いと思います。住む人の歴史も、個性も出て来ます。木の個性もあり、長く大切に付き合えると私は考えます。これからは、良い物を長く使う時代になります。使い捨ての時代は終わらなければいけないと思うし、年月の作る味わいを良いと感じる時代になると思います。施主さんも、長く住み続けれる、本物の家を選ぶ時代になって欲しいし、そう私はしたい。

スローフード、そしてスロービルド

2009年11月28日 08時46分58秒 | Weblog
今朝の新聞に、スローフード協会のカルロ、ベトリーニ会長がこう書いています。今食べる事に皆がお金を惜しんでいますが、それでは食べ物はまずくなり、輸送コストや医薬品にお金を多く使う事になります。自分達の国にある食べ物を再評価するよう、特に若い世代を導いて行く事が大切です。この言葉は、今私達がやっている建築に重なります。安いにとらわれると、他所の国の、森林環境を壊す事にもなりかねず、運搬で多量のCO2の排出に加担。建てた家は日本の高温多湿な環境に対応できず、エアコン、空調機器にたよる事に、25年前後で壊す事にもなりかねません。その土地の気候風土に合った設計をし、その土地の素材を使い建てる事は、長く済み継ぐには、大切な事だと、アイビーログ工房は考えています。どんな会社でも永遠に続く事はありません。でも、その土地にある素材で、土地の職人が建てた家なら、修理も出来るし、骨組みを大きく作る事で世代が変わっても、簡単に、安全なその世代のに合ったリホームも出来ます。壊してもリサイクル出来、結局素性のわかる素材で作る事は、健康にも良いと思います。昔のままが良いといっているのではありません。伝統は、革新の積み重ねとも言います。良い物は取り入れ快適でエコな生活をしましょう。写真は暗くなりがちな屋根裏に付けた天窓。小さな窓でも、凄くあかるくなり快適です。

香南市で、リフォーム工事も進んでいます。

2009年11月27日 09時51分07秒 | Weblog
香南市夜須町で行っている、大型のリフォーム工事。屋根も拭き終わり、外部の壁もふさぎ終わりました。外見は普通の家なのですが、中へ入ると、丸太の梁や柱がポイントに入れられ、囲炉裏も作られます。マージャン好きの施主さんが、外壁に透明のマージャンパイを仕込んだりしています。アイビーログ工房の建物は、施主さんと、会話しながら完成して行きます。きっと楽しい仕上がりになると思います。

木の家を楽しむ。

2009年11月26日 08時50分28秒 | Weblog
高知市のO邸。システムキッチンの手前からリビングを見た写真です。杉の板張り壁の仕上げと桧のフロアー仕上げです。天井も杉の板仕上げなので、木の箱の家と言う感じになっています。少し塗り壁が欲しい所なのですが、今回は施主さんの要望と、予算の関係もあり、この仕上げとなりました。これはこれで、気持ちの良い空間となり、ほっと一安心。近頃塗り壁と言っても、ボードにペンキを塗っただけの仕上げがあったりして、そのコストカットの凄さには驚く事が多いのですが、コストカットしたやり方は、一見それほど代わり映えしないのですが、ぶつかったりして、少し衝撃があったりすると、その差が出て来ます。薄っぺらい化粧のような仕上げは10年持てば良い所でしょう。良い所は、最初のうちはボード等は狂いが出にくいので、クレームが来ない所。無垢の木でやると、そりや、割れが出る事も多く、何も知らない方は驚いてクレーム処理に追われる事になります。大手ハウスメーカーが、木の家と歌いながら、無垢の木を使わない理由はそこにあります。私達は施主さんにそのことを、理解してもらい建てています。長い目で見れば、良いのはどちらか一目両全です。本物の木を使うことが、健康に住め、結局長持ちする家となり、環境にもやさしいのです。木の癖を楽しむ心を持ちたい物です。

貼りもの無しで、すべて自然素材使用のアイビーログ感覚の仕上げ。

2009年11月25日 08時40分15秒 | Weblog
高知駅近くのO邸。デッキ工事が終われば引き渡しです。完了検査も無事終了し、もう掃除もほぼ終了です。11月30日の大安の日に、引き渡しします。写真はロフトの手摺です。角材の手摺ですが格子に、アイビーログ工房らしく、桧の小枝を仕込みました。和室以外は、杉の板で仕上げられています。和室は、珪藻土、左官仕上げです。貼りものは使っていないのですが、予算の関係で、室内建具は、市販の物を使いました。これからは、リフォームも、アイビーログ工房の感覚でやれたら、面白いこだわりの仕上げが出来、楽しい家が出来ると、思っています。予算は若干、貼りもののリフォームより掛かりますが、長い目で見ると安く、快適で楽しい家を提案出来ると思います。