土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

ログシェルターの棟上げをしました。

2011年09月26日 20時53分22秒 | Weblog

中土佐町大野見に建築予定の、ログシェルターの建込が始まりました。土台を敷き、杉の12ミリの板を其の上に敷き、

防湿シートを其の上に張り。

断熱材の代わりに、軽石を敷きました。これは、昔、吉村順三さんが、浅間山、山麓に別荘を建てたときに、溶岩を断熱材として使ったと聞いていたことから、ヒントをいただきました。シートを使う事で防風性と、合板を使わない建築をめざし、市販の断熱材を使わず建てる事に挑戦しました。もし水に浸かっても、合板も断熱材も使わないので、そのまま乾かせば使用可能ですし、板倉の断熱性は4地域であれば問題ない、断熱性は証明されています。今回シートを2種類使う事で50ミリのグラスウールを施工したものより高い断熱性があることは、先に森林技術センターで行った、断熱実験で証明されております。

そして仕上げの杉板本実30ミリを張り完成です。雨が心配なので、厚いビニールシートを張り、防水テープでつなぎました。
そしてログ壁を積み上げると同時に板倉の壁を立ち上げ、母屋を乗せ、棟上げをしました。
今日午前中雨でしたが、防水テープはしっかりとその役目をして、防水性能を証明していました。しかし、100年単位で考えると、その性能が維持し続けるかは、疑問が湧きます。

明日から屋根工事が始まり、ようやく雨の心配をしなくても良くなります。板倉工法は棟上げまで時間がかかるのがネックですが、嘘のない建築です。完成した折には、見学会を行います。かなり注目度も高く楽しみにされている方もおられますので、頑張って仕上げます。自由にやらしてくれている、施主さんに感謝しています。


庭の生態系

2011年09月21日 08時31分00秒 | Weblog
ログハウス(ポストアンドビーム)に住みだして、14年経った。ホームセンターで買った一鉢のアイビーが、石垣を覆い尽くしているのを見ると、改めて過ぎ去った年月をしみじみと感じる。この土地に合った植物は、ラベンダーの瀬尾君が植えてくれた、レモングラスとローズマリー。そして嫁さんが生け花に使うと持って来た玉シダ。特にアイビーは、放って置くと、庭中に広がる勢いです。アイビーログ工房だから、アイビーが家を覆い尽くしても、それはそれで良いかなーと思いながらも、その生命力には驚きます。後もう一つ、なにわいばら、の生命力にも驚きます。ひと夏に最低3回は剪定しないと近寄れなく成程成長して、大変なことになります。しかし、春の花を見る事と、となりの家との間の目隠しになり、重宝しています。ここに合わない植物は、最初の一年は咲きますが、そのうち淘汰されて、いなくなり、木が茂り、生態系が合うと、時々芽を出して驚きます。庭の手入れはあまりしていませんが、やはり手入れされた庭は良いな~と感じるのは、その裏での、努力を感じるからなのだと思います。京都のお寺の庭が素晴らしいのは、その裏で日夜汗を流している、庭師の努力、センスを、知らず知らずに感じているからです。ログハウス住む事も同じ、そうじをして、いらない物を置かないように努力した家は、やはり気持ちが良い物です。我が家もそうしたいのですが、忙しいのを言い訳にして、中々すっきりできません。しかし丸太使った自然素材の家は、何年住んでも飽きないのは、やはり他の建築には無い物でしょう。14年間住んで、やはりログハウスは凄い、建てて住む価値のある建築だと感じています。

感動する風景、共有する想い。

2011年09月18日 10時09分01秒 | Weblog
早起きは3文の得と言いますが、早起きして行った、工房から見た日の出前の幻想的な風景。ゆっくりしていては出会えない一瞬の風景。この風景に出会えた事がうれしくて、18歳の明くんに「凄いな。」というと、怪訝そうな顔をしていた。人それぞれ感動することが違う事を再確認した瞬間でした。絶景のようにただ感動出来る事もあるが、人と感動を共有できるという事は、それだけ経験を積んでいるという事なのだと思う。知識を積み重ねないと感動出来ないこともある。同じ経験を積んでいるからこそ、共感出来る事もある。みんなで一緒に家を建てる時、其の、棟上げや、完成引き渡しの時の感動、寂しさ。家を建てる事に慣れないようにしたいと思う。何時も新しい気持ちで取り組む事を大切にしたい。良い家を作る事は人と感動を共有出来る事につながる。値段の高い安いではなく、いかに想いを入れるかで、その家の運命は決まる気がします。だから私は安いだけの家は作りたくはない。予算がなくても、施主の想いを汲み、その人の感動出来る家にしたいと思う。私は、木や土等の自然の素材で家を作る事が好きだ。すべてとは言わないが、加工された製品には無い温もりを感じるから。あやふやで旨く言えないが、好きなのだ。これからも感動出来る家を創って行きたいと強く想っています。だから私は、これからも丸太や漆喰、和紙等の自然の素材と係って行きたいと、強く想っている。

あじさいのドライフラワーと、今年もやります「もくもくランド。」

2011年09月17日 11時50分48秒 | Weblog

家の駐車場の小さな植え込みが、あまりに茂って、見苦しくなったので、整備しました。紫陽花は花を付けたまま置いてあります。するとドライフラワーのようになり、瑞々しい紫陽花とは違った感じになり、一輪ざしにすると、枯れた味わいを醸し出してくれます。この場所は、屋根がありあまり雨がかからないので、良い色を保ったドライフラワーになります。この場所でしか出来ないアートです。手前に榊を植えました。神棚に飾る榊を買う事を良く忘れる為、実用を兼ねて花壇のメインツリーにするつもりです。今日は朝から台風の雨が激しく降っています。天気予報を見ると来週中頃まで雨の予報にガックリ。シェルターハウスの建て込みの予定が立ちません。せっかく松山から帰って来て、やる気でいたのになー。天気には勝てませんが、この迷走台風は、動きが遅くいらいらしています。来月には、「高知もくもくランド」があります。毎年出展しているので今年も参加することにしましたが、今年は何時もと違ったやり方で出店します。薪割りイベントと薪ストーブで使い方を覚え楽しみにながら、焼き芋を楽しむイベントをしようと考えています。薪ストーブは高知で作っている物と、バーモントキャスティングの物を使用する予定。シェルターハウスの説明のほか、土佐の現代民家、板倉工法、断熱材を使わない取り組も、展示して皆に知って貰うつもりです。もくもくランドは、10月22日~23日の予定です。台風が来ない事を願っています。なにせ火を使うので屋外ですから。

秋ですがまだまだ残暑厳しい。しかし季節はどんどん変わって行っています。

2011年09月16日 09時58分46秒 | Weblog

秋になったのを実感するのは、果物の実りです。日中の暑さは、まだまだ侮れません。松山市堀江は、柑橘類の生産が盛んえ、伊予かんの実が大きくなっていましたが、その同じ場所に花も咲いており、驚きました。

緑豊かな土地に建つログハウスは、やはり良い物です。瓦も近くの菊間瓦。案外ログハウスに似合っていて良い感じなのは、少し意外でした。瓦職人さんの老齢化も進んでいて50~60代がほとんどなのには、技の伝承について、少し危機感が湧きます。一文字瓦は寸法の逃げが効かず、大工との打ち合わせが大切になります。

後ろの神社の森をバックに写真を撮りました。完成は何時になるか未定ですが、完成パーティを夢見て楽しみにしております。