一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

25.清河寺温泉 「いずみの湯」 (さいたま清河寺温泉)

2005-06-04 00:39:22 | 埼玉
2006年2月2日、仮設浴場の驚異のアワつき湯で温泉好きの話題をさらった、清河寺温泉の本施設がついにオープンしました。
仮設のアワつきはさすがに再現されていませんが、女湯露天の非加温浴槽ではかなりのあわあわ地獄が展開されているらしい(笑)

正直、男湯のお湯だと、羽生温泉「華のゆ」春日部「湯楽の里」 と横一線かと思いますが、女湯なみのコンディションが男湯でも実現される期待を込めて、本施設も100湯入りとします。

しかし、”温泉不毛県”とさんざ揶揄された埼玉で、これほどレベルの高いお湯が揃うとは、ほんとうに信じられません。

本施設のレポはこちら
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2003年秋の一時期に無料開放され、伝説と化した?仮設浴場。現在温浴施設建設中ですが、仮設時のレポがあるので、長文になりますが記録の意味も含め、関東周辺立ち寄り温泉みしゅらん掲示板カキコ(2003/10/04)を転載します。   
 
<清河寺温泉「いずみの湯」>(埼玉県さいたま市、原則11:00~22:00、無料(体験入浴)、048-625-7373)
パチンコ店が掘り当てた温泉に、仮設浴場で体験入浴できるので行ってみました。
場所は、R17新大宮バイパスとR16が合流する「宮前IC」の西北、「清河寺」の六叉路から県道216上野さいたま線を上尾方向に少し走った右手(カインズホームの少し手前)にある「パチンコCube」の敷地内です。
空いていれば飛び込みでも入れますが、けっこう人気のようなので、TEL予約がベターかと。
パチンコ店の景品カウンターで住所氏名を書いて申し込み、浴場のカギを受け取ります。
毎時00分から50分間の貸し切り入浴ができます。

駐車場の道路ぎわにある仮設浴場は、トタン板で囲まれた露天ですが、屋根つきの脱衣所にはロッカーもあります。持ち帰り用に分析表コピーが置いてあるのはえらい!
ベンチや観葉植物やパラソルなどもおいてあり、仮設にしては余裕のあるつくりです。
細長い露天ゾーンには人工芝が敷いてあり、左手に木樽の1人用の浴槽が3つでややぬるく、これは非加熱の源泉槽でしょう。
右手には、かけ湯槽と水風呂(地下300mからの天然水)とかがり火(温泉とともに噴出する天然ガスを燃焼)。
さらに奥には、やや大きめの木樽風呂(1.2人)がふたつ。左が適温槽で右手が高温槽、適温槽には非加熱源泉と加熱源泉のパイプ、42℃くらいの高温槽には加熱源泉のパイプのみが引かれています。

どの浴槽も塩ビパイプから注(投)入で、当然オーバーフローの源泉かけ流し。床は川状態。とくに、一番奥の非加熱槽は30L/minほども投入のザンザコかけ流しで鮮度感はピカ一。

お湯はすばらしいものです。(ほとんど非加熱槽にいたのでその様子です)
緑灰色ささにごりのお湯は、気泡でさらに白濁。気泡は非加熱槽で多いですが加熱槽にもあり。遊離炭酸=13.2mgなので、この気泡は炭酸ガスではなく、窒素などの気体によるものでしょう。

入ったとたん全身がアワアワに包まれます。すごい量で、韮崎旭や山口を凌駕しています。拭っても次の瞬間にはアワがつき始め、湯面では気泡がはねています。
肌をなでるあわあわがくすぐったくてサイダーに浸かっているよう。
弱塩味+微重曹味+明瞭なだし味。金気臭にかすかなモール?臭は、甲府の自噴泉群のイメージに近いもの。分析表データより鉄分が強い感じです。

お湯自体にも重曹泉系のツルすべがありますが、アワつきのぬるぬるがすごいです。
浴中は清涼感ある軽やかな浴感で長湯できますが、浴後はのどが乾きどっしりときてあとを引きまくります。さすがに総計5g/kg近い力のあるお湯です。

体験入浴は10月末日までで、その後入浴施設の建築に着手するようです。
「保健所の許す限り『100%天然温泉掛け流し』をめざし新施設をたちあげていきたい」とのはり紙があったので期待できそうです。
浴後書いたアンケートにも、「非加熱源泉かけ流し槽」の設置をお願いしてきました。
優良スペックなので可能性は充分あるかと・・・。

Na-塩化物温泉 38.3℃、pH=7.71、480L/min掘削揚湯、成分総計=4.690g/kg、Na^+=1580mg/kg (91.97mval%)、Ca^2+=71.6、Fe^2+=0.4、Cl^-=2343 (87.33)、HCO_3^-=576.6 (12.49)、陽イオン計=1695 (74.73mval)、陰イオン計=2925 (75.68mval)、メタほう酸=8.1 、遊離炭酸=13.2 <H11.7.27分析>
           
文・画像 別働隊@うつぼ 

16.松崎温泉 「炉ばた館」

2005-06-04 00:07:34 | 静岡
この温泉を名湯100選の入れるのをかなりためらった。数Kmからの引き湯で有名でなく、温泉よりも料理と海水浴主体の宿であろう。温泉に関しては、かなりマイナーな存在であるが、写真でごらんになると解るように、硫酸塩泉独特の屈折率の高いお湯で青白く光っている。湯口も石膏がこびりついていて、石膏の柱と化しているので、石膏主体の温泉で、西伊豆のなかでは、かなり上位の温泉であろう。本当は名湯桜田温泉に入浴しようとしたのだが、日帰り入浴の皆無か事前にしらべなかったのでこちらの温泉にする。松崎温泉と桜田温泉は源泉に近いので、その温泉成分はちかいのだろうか?

 ともかく、日帰り料金も安い(入浴当時400円)し、お湯使い(源泉かけながし)もよいので、こちら方面へきたなら是非立ち寄ってほしい。小さい湯船に適温の湯がかけ流し、これほど贅沢なひと時はないであろう、景色が良いわけではなく、広い湯船があるわけではないが、温泉の原点の良い湯とはこんなものだろう。

松崎2,3,4,6混合* S55.10分析 Na・Ca-SO4 54.8℃(使用52.0℃) pH・湧出量記載なし 総計=2158
 Na=376(52.2) Ca=292.3(46.6) Fe(II)=1.0 Cl=84.2 SO4=1363(90.5) HCO3=27.6 CO3=3.4 mg/kg (mval%) (温泉分析書 関東周辺温泉みしゅらん やませみさんの記事より引用)

                        文 ガメラちゃん@takayama