一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

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■ 清津峡温泉 「苗場館」 (殿堂 新潟/魚沼・妻有)

2005-08-05 00:39:13 | 新潟
清津峡温泉「苗場館」は、関東から行くと石打から津南方面にに抜ける国道353号の十二峠を抜けた集落から更に清津川を上流へ進んだ奥深い谷間の温泉郷に続いている。ここから更に進むと人家のない大自然の真っ只中となる。
 清津峡は、日本3大峡谷と言われる。落石事故より長年閉鎖されていたこの渓谷に、歩道の清津峡トンネルが出来たのは平成8年からである。輝石ひん岩の柱状節理の圧倒的な光景は見るものを感動さえ覚えるものである。悠久の時を経て作り出されるものは、感銘深いものである。
 さてこの清津峡トンネルは、この温泉郷に関与することが多い。昔から湧出する温泉はこの温泉トンネル工事にて一時的枯渇した。しかし現在では、トンネル内で湧出した温泉を各旅館に配湯されている。ちなみに、トンネル内に温泉が出ている箇所がありかなりの硫黄臭が感じられ、温泉マニアはたまらないものでもある。

 苗場館は、その清津峡トンネルの手前にあり駐車場から歩くと、最奥に位置する。形態は旅館ではなく食堂の温泉である。(以前は旅館を営んでいた)冬場は、日本でも有数な豪雪地帯なので、温泉食堂とも営業していない、11月~5月までは休業である。冬場は他の旅館などは営業しているので、電話確認後訪れると良い。

 ここの温泉の特徴はなんと言っても硫黄泉、この周辺では飛び切り高い硫黄成分9.7、主成分はナトリュウム・塩化物系の温泉でその相乗効果で、かなりの温まり度で、素晴らしいお湯となっている。内湯は特によく、やや小さな湯船に小さな湯ノ花、で透明なお湯ながらとても深い浴感が楽しめる。ここの温泉のよさを最大限に味わえる浴槽であり機会があったならぜひ味わって貰いたいです。
 露天風呂の景色も清流清津川の澄んだ川の流れと清津峡の最終地点の本谷の迫力のある景色とは違いますが清津峡の一端が垣間見れます。

 ここの食堂でご主人と女将さんと1時間くらい談笑しましたが、飾らない人柄などもここの食堂温泉の良さであります。清津峡トンネルの散策とセットで訪れるのも一考かもしれない。あまり知れていない温泉であるが、とてもよい湯が沸いている。

温泉名 薬研の湯(やげんの湯)泉質名 単純硫黄泉 PH9.31
 Li=0.2 Na=236 K=3.3 Mg=0.05 Ca=15.3 Sr=0.1 Al=0.05 F=2.8 Cl=324.8 Br=1.1 I=0.2 OH=0.3 HS=9.5 SO4=6.7 CO3=41.4 メタホウイオン=23.3 H2S=0.05 成分総量 708.4mg/kg (平成14年10月分析)
                    文/写真 ガメラちゃん@takayama

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2 コメント

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清津峡小出温泉苗場館 (よしか)
2005-08-10 16:02:26
takayamaさんのおかげで先日ようやく訪問することができました。

清津峡小出温泉は酢を垂らしたゆで卵のような温泉です。

美肌効果も高いです。



但しこの苗場館、冬季は食堂のみの営業で日帰り温泉はお休みなので要注意。

温泉のお湯は融雪に使い切ってしまうそうです。

その潔さも良いですな。
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残念っ (福沢☆湯キチ)
2008-07-05 00:02:56
先月行ってみたら、平成20年4月1日付けで「休業のお知らせ」の張り紙が貼ってありました。

残念です。
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