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1月28日(月) 無事、保活終了。

2019年01月29日 08時17分52秒 | 2019年

 7時起床。保育園の結果通知が今日届くと思うと落ち着かなくて、夜中に何度も起きてしまった。

 7時半に家を出て、8時過ぎにオフィスに出勤。コンビニで購入したフレンチトーストとクリームパンを朝食にする。

 出勤してきた先輩たちから「保育園どうだった?」と聞かれて、「それがまだ届いてないんですよ…」という会話を繰り返す。気にかけてもらえることが嬉しいし、ありがたい。

 午前中は会社で事務処理。いつ妻から連絡が入るかと思うと、ついつい意識が散漫になる。

 結果に関わらず押さえてある無認可保育園の手続きがあるため、午後からは休暇を頂いた。昼食は、上司と先輩と一緒に焼肉を食べる。

 焼肉を食べている間に妻からラインが入る。「来ました」、「今から開けます」というメッセージから1分後、「○○保育園!」と我が家から徒歩5分のところにある第2希望にしていた保育園の名前が表示された。「よしっ!やった!」。思わず小さくガッツポーズをする。設備も新しくて綺麗だし、きちんと園庭もあるし、近くに公園もある。延長保育の時間も長いし、布団の持ち込みやおむつの持ち帰りといった保護者の負担もない。第1希望と第2希望はどちらも家から近く、ほぼ同率1位みたいなものだったので、これは理想的な結果である。横浜市、ありがとう。

 押さえていた認可外の辞退手続きを終えてから、家族3人で岸根公園のハワイアンレストラン「Merengue」(メレンゲ)でお祝いをする。妻が心底安堵の表情をしている。事情をわかっているわけではないが、娘もすこぶるご機嫌である。

 その足で新横浜駅のビックカメラへ行き、電動自転車を見て、カタログをもらって帰ってくる。店員さんの説明がとても丁寧でわかりやすく、どういうものを買うべきかがよくわかった。

 夕食は鯖の味噌煮と昨日の残りのグラタン。食後には一昨日買ってきたみかんを食べる。

 私たちの保活は理想的な結果で幕を閉じた。横浜市港北区は日本一と言われる保育園の激戦区で、フルタイムの共働きでも加点がないと厳しいと言われていたので、自宅から勤務先の最寄駅までの範囲で50箇所を申込書に記載した。当然、そのために全ての場所に足を運んだ。申請から外したところも含めれば、60箇所以上を回った。ありえない数字だが、それくらい範囲を広げても危ないと言われていたのだ。だから、今回第2希望の保育園に入ることが出来たのは奇跡に近いと思う。正直なところ、娘を電車に乗せて通園することを覚悟していたので、家から徒歩圏内でなおかつ環境や条件も良いところに決まって、本当に嬉しい。素直に、横浜市に感謝したい。

 一方で、ツイッターを見ると横浜市で保育園に落ちたというツイートで溢れかえっている。そういった方々の気持ちを考えると胸が痛い。しかし、公式発表では横浜市に待機児童は1人もいないことになっている。これは、落ちた人たちを「待機児童」ではなく「保留児童」と定めるという言葉遊びの誤魔化しによるものである。この点において、横浜市とそのトップである林文子市長への怒りは収まらない。現実として需要の増加に保育園の整備が追い付かないのは起こり得ることだし、仕方ない。しかし、それを嘘でひた隠しにするのは間違っている。落ちた人たちの悲痛な叫びをないものかのように扱うのは許せない。嘘をつくのはやめて、現実と真摯に向き合うべきだ。もしそれすらも出来ないのなら、首長の座に居座る資格はない。行政のトップが嘘つきなんてありえない。自分の娘が保育園に入れたからといって、この怒りは決して忘れまい。現在進行形で困っている方々、これから保活に挑む方々のためにも、横浜市の保育行政の行方とそれに対する政治家たちの姿勢を注視し続けたい。そして、具体的な行動レベルでも、何か出来ることがあれば何でもしたい。選挙権の行使以外にも何か出来ることがあるような気がする。