5時起床。今日は朝から新潟へ移動して、妻の親戚に挨拶をすることになっている。その前に、せっかく長野まで来たのだから善光寺にでも行こうかと思ったのだが、かなり雨が降っていたので諦めて、部屋でゴロゴロして過ごす。
7時半前にホテルをチェックアウトして、長野駅へ。07時46分発のしなの鉄道普通、妙高高原行きに乗る。古い169系車両のボックスシートを占領して、車窓を眺めながら過ごす。知らない土地に来ると、景色を眺めているだけで時間がつぶれる。
妙高高原駅をしばらく散策。妙高高原という駅は時刻表上で知っていて、どんな駅なのか気になっていたので、到着した時にはかなりワクワクした。実際の妙高高原駅は、予想どおり自然に囲まれた深呼吸がしたくなる駅だった。
妙高高原からは、えちごトキめき鉄道(妙高はねうまライン)に乗り換え。08時45分発の直江津行きに乗る。長野から直江津までは、北陸新幹線開業時に第3セクター化された路線である。しかし、車両も元々JRのものを譲り受けているので、乗客としては特に何が変わるというわけではない。
直江津駅で少し時間があったので、駅構内や電車を見て回る。晴れているので駅舎から景色がよく見え、妙高山などの山々まで見渡すことが出来た。また、えちごトキめき鉄道が先月に満を持して投入したリゾート列車「雪月花」や、JRの「酒」をテーマとしたジョイフルトレイン「越乃Shu*Kura」に遭遇したのはラッキーだった。
雪月花。車内がお洒落で食事も充実しているようだ。デビューしたてなので、車両もめちゃくちゃ綺麗。
駅構内も、雪月花のPR一色である。
越乃Shu*Kura。景色を楽しみながら新潟の日本酒を楽しむことが出来る列車。
ほくほく線。この列車で妻が到着した。
駅で妻と合流し、妻のご両親に車で迎えに来て頂く。まずは日本海沿いをドライブし、能生の道の駅「マリンドリーム能生」へ。能生という地域は蟹の名産地だということで、蟹を食べさせてくれるお店がたくさん並んでいて、店先で蟹に食らいついている人もたくさんいる。
私は蟹ではなく、岩ガキをつまみ食い。大きくて甘い。
日本海ではこれが普通なのかもしれないが、今日は風が非常に強かった。
昼食は、魚料理屋「番屋」で。私は、蟹汁定食を頂く。蟹の出汁が本当に出ていて、とても美味しい。また、定食についてくる分に加えて、妻の母からイカや甘エビのお刺身を頂き、堪能することが出来た。
直江津へ戻り、妻の母の実家へ伺う。今は母の弟さんのご家族が住んでいて、ご夫婦と小学校5年生と2年生の男の子と会った。この2人の子ども(妻の従弟)がとてもかわいくて、挨拶もそこそこに「キャッチボールしようよ!」と誘われ、そのままキャッチボールや鬼ごっこをして遊んだ。滞在時間が短くてゆっくり遊ぶことが出来なかったが、楽しい時間だった。次は私も自分のグローブを持参しよう。
続いて、妻の父のお母さんが入っている老人ホームへ伺い、ご挨拶。寝たきりの状態でコミュニケーションを取ることも難しいとのことで、お会いするまでは不安があったのだが、私が手を握ると真っ直ぐに私に視線を向け、声を出して何かを伝えようとして下さった。言葉としては聞き取ることが出来なかったが、私のことをしっかりと認識し、受け入れて下さったことはしっかりと伝わった。
続いては、お墓参り。妻のご先祖のお墓はかなりの山の中にあって(元々同じ場所に家が建っていたそうだ)、木々に囲まれた素晴らしい環境。周辺には水田や森が広がり、空気が澄んでいて、歩いているだけで心地良い。しっかりとお参りすることも出来たし、自然溢れる環境を満喫することが出来た。
田んぼはオタマジャクシでいっぱい。
水辺に何かの卵が大量に浮かんでいる。
水辺から虫さんを救出。
車で、ほくほく線のうらがわら駅まで送って頂く。妻のご両親とはここでお別れ。1日時間を割いて案内して下さったご両親には、本当に感謝である。
うらがわら駅17時15分発の普通列車に乗車し、越後湯沢へ。所要時間は約1時間。私にとっては、(JRの特急で通ったものを除いて)初のほくほく線である。北陸新幹線の開業によって金沢を中心とした北陸への旅行客が激減したほくほく線であるが、地域住民にとっては重要な公共交通機関であるし、観光客としても路線の魅力は大きいと思う。
越後湯沢駅18時28分発の上越新幹線とき340号に乗り、東京へ戻る。乗車してすぐに車内販売の方が近くを通ったので、すぐにアイスクリームを購入。
20時半過ぎに蒲田へ到着し、「まるやま食堂」で夕食。とんかつカレーを食べる。カレーが独特な味で面白い。
帰宅は21時半前。さすがに2日連続で朝早くから活動していたので、バタンキュー。