社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

9月29日(水)

2010年09月29日 23時38分46秒 | 2010年

  6時起床。さすがに昨日の疲れが抜けきらず、危うく電車を寝過ごすところだった。午前中は、事業承継に関する相談で来会対応が1件あり、結局明日の午前中に専門家の方と一緒に訪問支援を行うことになった。中小企業が事業承継を行う場合、事前に国に届け出をしておけば相続税や贈与税の納付を猶予(≒免除)される制度があって、今回の事業者さんはその制度の活用を考えているようだ。しかし、この制度には様々な欠点もあって、利用したほうが得なのかどうかを慎重に見極める必要がある。昼食は、いきつけの中華料理屋の「芝海老の卵炒め定食」。

  午後からは、内部の新人研修。研修の中で、講師を務める総務の先輩から、とあるアドバイスを頂く。それは、「仕事のやり方や社内のシステムでおかしいと思うところがあったら、それをはっきり指摘するように」ということ。しかも、その点においては特に私に「期待している」し、「怒っちゃうくらいの勢いで構わない」とのことだった。普段の私の姿を見て、そう思われたらしい。自分自身では、普段そんなに思ったことをズバズバ言っているつもりはないのだが…。しかし、よくよく振り返ってみれば、最近は特に「この業務システムって、何のためにこう決まってるんですか?」とか、「この社内規定の意図って何ですか?」など、疑問に思ったことは説明してもらうように心掛けている。ただ、それはあくまで、この先輩のように心広く話を聞いて下さる相手を選んでのことだ。中には新人が意見することを好ましく思わない方もいらっしゃるだろうから、TPOはわきまえていかないと。

  水曜日はノー残業デーということで残業は控えめにし、21時前に帰宅。さすがに、めちゃくちゃ眠いし体も重い。幸い、明日は出張先へ直行なので、いつもより朝はゆっくり出来るから、しっかり睡眠をとってあと2日間頑張ろうと思う。


9月28日(火)

2010年09月29日 23時01分50秒 | 2010年

  6時起床。午前中は、昨日支援先から持ち帰った宿題に取り組む。補助金や低利融資などの細かい内容で結構複雑だったが、おかげで自分自身の勉強にもなった。先方には、とりあえず第一報を入れて、残りの細かな話は次回の訪問時にしようと思う。昼食は、周りの皆さんが出張に出ていたので、オフィスで仕出し弁当。それなりに美味しいし、何より安い。


今日は、「ポークソテー弁当」

  午後からは、夜のセミナーの準備と溜まりに溜まった事務作業。最近は、少し社内での立ち回り方に迷っている。私のチームの皆さんは非常に忙しく、それに伴って私もそれなりに仕事を頂いているのだが、部外の方々はそれがわからないので、「新人だから暇だろう」と結構な頼み事をしてくる。それに対して、私は「これは時間的に無理だろうな」と気付いていても、その場では「はい」というしかなく、結局あとから上司に調整してもらう(無理だと言ってもらう)ことになる。最初の段階で私が無理だと言えれば上司にも手間をかけなくて済むのだが、なかなかそういう勇気もないし、そもそも本当に無理なのか、そしてその仕事が断っていい部類ものなのかの判断がつかない。こんなことで気をすり減らしても仕方ないのだが、案外こういう社内のやりとりが一番のストレッサーになるのかもしれない。

  18時前に上司と一緒にオフィスを出て、相模原へ。今日は、建設業向けの営業強化セミナーである。ここでは、内容とは関係ないところで勉強になったことがあった。今回の講師の仕事を見るのは初めてで、その話がどうにも拙いものだったのだが、「この人は駄目っぽいな」と思っていた私の横で上司が一言、「セミナーは難しいけど、個別企業の支援には向いてるタイプかもね」とのこと。この言葉を聞いて、今更ながら私は非常に大切なことに気付いた。この場において私たちが考えなければならないのは、使えるか使えないかではなく、どう使うかなのだ。私は受講者ではなく支援担当者なのだから、良し悪しを判断するだけでなく、適正を把握して今後の支援体制をより良いものに改善していかなければならない。本来それは当たり前のことなのかもしれないが、今まで気付かなかった。恥ずかしい限りである。しかし、この段階で気付いて良かったと思うべきなのかもしれない。これからは、現場の見方が大きく変わるだろう。

  セミナー終了後、上司と一緒に夕食をとってから、22時過ぎに帰途につく。相模原から八王子を回って武蔵野線で帰ってきたのだが、車内がめちゃくちゃ混んでいて驚いた。ガラガラの車内で寝ながら帰る予定だったのに…。結局、一度も座れないまま0時半前に帰宅。何だかんだで、寝るのは1時を大きく回ってしまった。


9月27日(月)

2010年09月27日 22時49分54秒 | 2010年

  6時起床。雨のためだろうか、一気に気温が下がった。まだかろうじてクールビズを続行できる程度だが、これ以上下がったらさすがにジャケットが必要になるだろう。

  今日は、ほぼ丸一日を幸浦の卸商業団地で過ごした。個別企業のBCP(事業継続計画)策定が本格的に始まったのだ。今日までの課題として、各企業の防災マップ(社内の危険箇所を調査して図にする)と防災組織図の作成が求められていたのだが、予想以上に綿密なものを作ってくる企業もあれば、全く手付かずという企業もあった。そもそものモチベーションの差に加えて、業務の忙しさや社内の協力の程度にもばらつきがあるので、これは仕方ない。私たち支援機関としては、進んでいる企業の足を引っ張ることなく、遅れている企業の底上げを図ることを考えなければならない。また、次回の会合には県の担当者も視察にいらっしゃるので、この事業自体の有効性を示せるようにしたいと思う。それに加えて、今回は私もいくつかの宿題を授かったので、期待に応えられるよう頑張りたい。

  また、今日はいつも一緒に参加している先輩が他の業務で不参加だったため、コンサルタントさんと2人でお話する機会が多かったのだが、私のために色々な話をしてくださり、大変勉強になった。仕事柄、数々の経営コンサルタントの方とお話する機会があるが、難しいことをわかりやすく噛み砕いて説明することに関しては、この先生がダントツで飛び抜けている。おかげで、彼と話を聞いていると、いかにこの仕事が奥深くて面白いかということを感じることが出来る。このような機会を与えてもらえることに対して、本当に感謝したい。

  16時半過ぎにオフィスに戻り、すぐに今日の議事録の叩き台を作成して事務局に送ってから、別の事務作業に取り組む。まだまだやることはたくさん残っているのだが、今日はなぜかとても疲れていたので、19時過ぎに退社。電車の中でも、思い切り爆睡した

  21時前に帰宅。明日は夜遅くまでセミナーがあるので、帰宅は早くても0時前になる。だから、今日はいつもより早めに寝て、体力を完全に回復させておかなければ。それにしても、今月は残業代を荒稼ぎだなー。


9月26日(日)

2010年09月26日 23時26分16秒 | 2010年

  8時起床。午前中、鴻巣の運転免許センターまで、免許の更新へ行く。受付と簡単な視力検査、写真撮影、30分間の講習で合計約1時間。ついに、ゴールド免許を取得した。これも日頃の安全運転の成果…ではなく、逆走や無理な車線変更、スピード違反など、数々の違反行為を毎回見逃してくれた警官たちのおかげである。次回の更新では、彼らの力を借りることなくゴールド免許を維持できるようにしたい。


更新終了後、一面に広がる田んぼで休憩。

  その後、葬儀のためそのまま海老名の教会へ。当然ながら、やはり知っている人が亡くなるというのは悲しい。それが好印象を抱いていた相手なら、なおさらだ。今はただ、故人が安らかに眠られるよう祈るしかない。また、教会葬というのは初めての体験だったが、仏教のような長ったらしく意味不明なお経もなく、お焼香の代わりに献花というわかりやすいシステムで、純粋に故人を弔うという意味ではこっちのほうがいいように思えた。ちなみに、キリスト教徒でなくても教会葬をやることは可能らしい。

  その後、片付けのお手伝いをしてから夕食をとり、22時過ぎに帰宅。昨日とは打って変わって首都高が恐ろしく渋滞しており、かなり大変だった。ちなみに、今日は大学時代の友人が仙台へ転勤するということで、送別会が行われていた。残念ながら、どっちにしろ私は参加できなかったが、仙台でも彼女が公私ともに活躍するよう、陰ながら祈っている。


9月25日(土)

2010年09月26日 22時35分43秒 | 2010年

  6時起床。シャワーを浴びて身支度を整え、車に乗って静岡を目指す。高速に乗るまでの道と首都高の一部で渋滞があったが、それ以外は順調に流れていて、清水までちょうど3時間で着くことが出来た。途中、由比PAで少し休憩をしたのだが、ここからの海の景色は最高で、今日は天気が良かったこともあって、水面が光り輝いていた。


由比PAからの景色。水面がキラキラ輝いてる。

  清水駅前に車をとめ、電車に乗って静岡へ。駅から15分ほど歩いたところにある静岡おでんの店「おがわ」で、早めの昼食を取る。このお店は、静岡の同期に教えてもらった。さっそく、おすすめのものを全て頂く。やはり名物は黒ハンペンらしく、味がしっかり染みていておいしかった。静岡おでんは、色こそ真っ黒で味が濃そうだが、実際に食べてみるとそれほどでもなく、おやつ感覚で食べられるものだった。値段も安いので(8本食べて660円)、地元の人々も日常的に食べに来れるのだろう。まさに、B級グルメである。また、このお店は典型的な家族経営の雰囲気で、接客もとても温かいものだった。


上からかける鰹節の粉が良いアクセントになっている。

  その後、駿府公園へ。ここは、駿府城の跡地を公園にしたものなのだが、天守閣などは残っておらず、お堀に囲まれただだっ広い公園という感じで、観光地というよりも市民の憩いの場としての機能が強い。しかし、全体的に綺麗に整備されているので、観光のついでに寄ってみるのも悪くないだろう。また、静岡県庁や市役所の建物がなかなか洒落ていで、神奈川に勝るとも劣らない雰囲気を醸し出していた。


静岡県庁本庁舎


静岡市役所静岡庁舎本館

  電車に乗って清水へ戻り、ユニホームに着替えてアウトソーシングスタジアム日本平へ。Jリーグ第23節、清水エスパルスvs.名古屋グランパス。首位名古屋との直接対決ということで、満員のスタジアムは試合前から大いに盛り上がっていた。選手入場時には自然とスタンディングオベーションになるし、普段は出ない横断幕が出るなど、明らかに普段の試合とは雰囲気が違う。今日の試合は、勝てば優勝に向けて望みをつなげるが、負ければほぼ絶望的となる大事な試合なのだ。

  15:04に試合開始。前半のエスパルスの動き出しは素晴らしかった。積極的にボールを回して攻め上がり、普段の出だしの悪さはどこへやらといった感じである。一方、名古屋の動きも良く、かなり内容の濃い前半になった。スコアは0-0で折り返す。後半も、開始早々からエスパルスが攻め上がり、2分に左からのクロスに枝村選手が飛び込んで先制。この瞬間、スタジアムはまさにお祭り騒ぎになる。しかし、その3分後にCKのこぼれ玉を押し込まれて同点に追いつかれると、その8分後にも失点。あっという間の逆転劇である。しかも、その後も立て続けに3点を奪われ、終わってみれば1-5で完敗。今時の言葉を使うなら、「フルボッコにされた」というやつである。いくら名古屋の攻撃陣が素晴らしいとはいえ、後半だけで5失点とは…。私の周りの人の多くは、4点目を取られたぐらいでどんどん帰ってしまった。交代枠を使い終わった後で守備の要ともいえる岩下選手が一発退場を喰らったのも痛かったが、それ以前の問題として守備が脆過ぎる。前半はきちんと守っていたのに、1点取られてからの崩壊っぷりときたら…。


前半の戦いは素晴らしかったのだが…。

  しかし、試合内容は確かに最悪といえるものだったが、ヨンセン選手と小野選手には感動した。何点取られようともすぐにリスタートの準備をし、周りで下を向いてしまっている選手たちを鼓舞する姿には、サッカー選手としてだけでなく、人間として尊敬の念を抱いた。特に、ヨンセン選手は最後の最後まで前線でボールを追いかけ続け、その姿を見ていて思わず涙がこぼれた。周りと違って私が最後まで席を立たなかったのは、彼らの姿に心奪われたからである。確かに、今日の敗戦でリーグ戦の優勝はほぼ不可能に近い状態になった。しかし、ナビスコ杯も天皇杯も残っている。そういう意味でも、彼らの今日の姿は今後に希望を持たせてくれるものだった。もちろん、課題は山のようにあるのだろう。しかし、スポーツにおいては、最後はやっぱり気持ちが大切になってくると思う(そんな考え方は、もう古いのかもしれないが…)。

  静岡駅へ戻り、北口の地下街(静岡紺屋町名店街)にある「魚河岸丸天」で、「丸天丼」(海鮮丼)を食べる。マグロ、ブリ、カツオ、サーモンなどといった厚切りの刺身に加えて生桜海老や生しらすの乗った、贅沢な海鮮丼が1500円。これは、かなりお得だろう。しかし、量や値段に関してはこのように文句の付け所はないのだが、質に関してはいささか疑問が残る。いや、もちろん美味しいことは美味しいのだ。ただ、鮮度なのか何なのか、何かが欠けているような気がする。前回清水漁港でお刺身を食べた時にも感じたことなのだが、もしかしたらこの辺りで水揚げされる魚そのものを私が好まないのかもしれない。いや、もしかしたら大敗のせいで舌がバカになっていたのかも…。


全部のお刺身がかなりの厚切り。

  19時過ぎに清水へ戻り、帰途につく。帰りは多少の渋滞を覚悟していたのだが、なぜか東名も首都高もガラガラで、休憩を入れても2時間半かからずに帰ってくることが出来た。