8時起床。今日は、かなり遅くなってしまったが、父の日のプレゼントということで、父と2人で西武ドームに西武vs.日本ハムの試合を観に行く。混戦となっているパ・リーグの1位と2位の直接対決で、奇しくも一昨日と昨日の2戦で日本ハムが連敗してゲーム差が0.5となり、今日勝ったほうが首位に立つという、最高にワクワクする状況となった。
10時半に家を出て、車で西武ドームを目指す。所沢市街地まではスムーズに進んだのだが、西武ドームが近づくに連れて大渋滞となり、結局2時間も掛かってしまった。おまけに、公式の駐車場は全て満車。民間の駐車場に止められたから良かったものの、今後は週末の西武ドームには電車で行くことにしようと思った。
今回は、奮発をして一番高いネット裏スペシャルシートを購入した。1席1万円という値段設定に、当初は「頭おかしいんじゃないか」と思ったが、確かにそれだけの価値のある座席だった。そもそも入口が他の座席とは違うし、ネット裏なので試合はめちゃくちゃ見やすいし、何より座席が広いしふかふかで座りやすい。ただ、敢えて苦言を呈すならば、座席数を確保するためか座席の角度が傾いていること(正面を向いていない)ことと、通路前の座席だったので目の前を人が通るたびに視界を遮られたことは不満だった。特に後者に関しては、これで他の席と同じ料金を取るのは明らかに不公平だと思う。ただ、たまたま周りが日本ハムファンばかりだったこともあって、アウェイにも関わらず応援はしやすかった。
13:00プレイボール。西武の先発は岸、日本ハムは中村勝。初回にいきなり連続四球から先制点を許すと、その後は何とか持ちこたえたものの、5回に再びエラー絡みで1点を失う。一方、打線は初回こそチャンスを作ったものの岸投手に抑えられ、5回までを0-2で折り返す。
しかし、ここから日本ハムが底力を見せた。6回表、ヒットで出た糸井を3塁に置いて、4番中田の打球は左中間スタンドへ。ここまでの完全な負けムードを一気に吹き飛ばす同点ツーランである。この瞬間は、文字通り飛び上がって喜んだ。これほど興奮したのは、いつ以来だろうか。
更に7回、2アウト1、2塁で再び4番中田に打席が回り、私たちが固唾を飲んで見守る中、打球は左中間を真っ二つに切り裂く。逆転の2点タイムリーツーベース。中田1人が4打点を挙げ、4-2と逆転。こうなると、もはやお祭りモードである。はるか遠くのライトスタンドと一緒に、めちゃくちゃに盛り上がった。
その後、7回を石井、8回は増井が完璧に抑えた。特に、増井投手は昨日打ち込まれたリベンジとばかりに150キロ超のストレートを連発し、気迫溢れる投球を見せてくれた。
9回に入り、ランナーを1人を置いたところで、3番糸井の打球は弾丸ライナーでライトスタンドへ。ダメ押しのツーランホームランで、6-2と試合を決めた。その裏は武田久投手が危なげなく締め、そのまま6-2で日本ハムが勝利。私たち親子にとっては、まさに最高の試合となった。
昼食は、BLTサンド。お弁当などもあったが、とにかく値段が高すぎる。
中田選手のヒーローインタビュー。今日はまさに、神様仏様中田様だった。
試合終了後、イベントが開催されるということで、グラウンドに下りることが出来た。生まれて初めてのプロ野球のグラウンドに興奮しつつ、人工芝の硬さや照明の明るさなどをしっかりチェック。特に急いで追い出されることもなかったので、ライトスタンドで勝利の余韻に浸っているファイターズ応援団と一緒に万歳をしたり、せっかくなのでゆっくりと時間を過ごした。
日本ハム応援席は、試合後も大盛り上がり。
帰りも行きと同様、2時間近い時間を掛けて実家へ戻る。しかし、それでも19時過ぎには帰宅することが出来た。行き帰りの渋滞には参ったが、観戦環境や試合結果からして、良い父の日のプレゼントになったのではないかと思う。それに何より、私自身もこうして父と一緒に野球を観ることが出来て嬉しかった。