社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

10月31日(月)

2011年10月31日 23時38分42秒 | 2011年

  6時起床。今日は、一日中オフィスで事務処理に取り組んだ。しかし、この日記を書くために振り返ってみたのだが、これといって何をやっていたのか思い出せない。内部監査に関する資料作りと施策認定の申請書作りぐらいで、それ以外は何となく雑用的な仕事をしていたような気がする。なぜか今日は、自分でも驚く位、仕事に身が入っていなかった。

  帰り道、いつものように川口駅で下りて歩き始めたところで、目の前の夜景に足が止まる。そういえば、新しいデジカメは「暗いところでも綺麗に撮れる」が最大の売り文句だった。さっそく、一枚撮ってみる。予想以上に綺麗に撮れる。最近のデジカメではこの程度は当たり前なのかもしれないが、私にとっては革命的な美しさである。それがあまりに嬉しくて、帰り道の至る所で写真を撮った。今はまだ全ての写真をオートモードで撮っているが、同じ暗い場面でも様々なモードが選べるようなので、今後少しずつ覚えていこうと思う。

  最近、サンが私の布団を完全に自分の寝床にしている。以前は敷いてある時にしか乗らなかったのだが、最近はたたんであってもその上に乗って寝ている。仕舞いには、枕にお尻をくっつけて寝たりしている。どんなにかわいいと思っていても、さすがにお尻の跡に顔をうずめて眠るのには抵抗がある。


もはや、悪びれる様子は全くない。

 


10月30日(日)

2011年10月30日 23時12分43秒 | 2011年

  9時起床。スマートフォンは本当に便利でありがたいのだが、一点だけ買って後悔していることがある。それは、仕事のメールを読めてしまうことである。どんなに急ぎのメールが来ても、通常であれば週末なら気付くことすら出来ないのだが、スマートフォンはその”必要な不便さ”すらも解決してしまった。添付ファイルが読めるというのも、その問題に拍車をかけている。メールが来ても、「週末なんだから関係ねーよ」と思える心の強さがあればいいのだが、ビビリな私はまだその域に達することが出来ない。ってゆうか、週末にメールなんか送ってくんなよ!…というのは、さすがに逆ギレも甚だしいですよね。

  昼食は、近所にあるパスタ&ピザ屋「Tom's House」から出前を取る。私は、トマトやサラミ、アサリ、アンチョビなどの入ったピザ「マスターミックス」を注文。ここのピザは何でも美味しいので今更何も言うことはないのだが、やっぱり美味しかった。

  午後からは、パ・リーグクライマックスシリーズ第1ステージ第2戦、日本ハムvs.西武の試合を見る。結果は、1-8の完敗。完全な力負けである。8回の無死1、3塁からクリーンナップで点が取れなかったことが、勝負の分かれ目になった。ファイターズの打線が弱いというのも否めないが、あの場面は素晴らしい投球をした石井一久投手を褒めるべきだろう。先発の西口投手のピッチングもまさに”熟練”といった感じで、いざというときは百戦錬磨のベテランの力が大きくものをいうということを実感させられた。西武にはこの勢いで、ソフトバンクを脅かして欲しい。

  今年のファイターズを振り返ってみると、何と言っても打線の弱さが目立った。ダルビッシュを筆頭に素晴らしい投手がこれでもかというほど揃っていたが、その反面恐ろしいほどに点が取れなかった。そういう意味では、今日の試合は今年のファイターズを象徴するような試合だったといえる。しかし、そんな中でもシーズン2位の成績を収めたことは素晴らしかったし、本当にたくさんの感動をもらったので、選手たちや監督をはじめとしたスタッフの皆さんには心から感謝している。本当にお疲れ様でした。そして、今季限りで退団の決まっている梨田監督、4年間本当にありがとうございました。

  さて、これで私の中では今年のプロ野球が終わったわけだが、ある意味一番重要なことが残っている。それは、ダルビッシュ投手がメジャーリーグに挑戦するのかどうか、である。個人的には、チームに残って欲しい気持ちと、アメリカで活躍する彼の姿を見たい気持ちと、両方が入り混じっている。正式な発表はおそらく日本シリーズが終わってからだろうから、もうしばらくは落ち着かない日々が続きそうだ。

 


10月29日(土)

2011年10月30日 10時49分45秒 | 2011年

  8時起床。今日は一日家でゴロゴロと思っていたのだが、急遽母と弟と3人で佐野のアウトレットへ行くことになる。東北自動車道で事故渋滞が発生していたために一般道を通ったので、3時間近く掛かってしまった。

  到着後、すぐに昼食。あまり時間が掛けられないこともあって、「サブウェイ」で。いつも通り、私はローストビーフ。

  昼食後、とりあえず場内を一周見て回る。どんなに良い服を見つけても、一周してそれ以上のものがないことを確認しないと気が済まないのだ。結果的には、「Banana Republic」でニットとシャツ、「UNITED ARROWS」で薄手のコートを購入した。当初は特にお目当てのものもなかったので時間をもてあそぶことになるのではと心配していたが、結局は集合時間に遅れるほど買い物に没頭していた。

  16時半過ぎに帰宅し、パ・リーグのクライマックスシリーズ第1ステージ第1戦、日本ハムvs.西武の試合を8回から観る。2-1と1点差で勝っている状態でダルビッシュ投手が7回降板し、武田久投手が9回に追いつかれ、最終的には延長戦で逆転負けを喫した。ダルビッシュで勝てなかったことで、日本ハムは一気に追い込まれた。個人的には、日本ハムに日本シリーズに行って欲しいというよりも、メジャーに移籍してしまうかもしれないダルビッシュ投手のピッチングを1試合でも多く見たいのだが、もしかしたら今日が国内最後の登板になるかもしれない。せめて第2ステージまで行って、あと2試合ぐらい見たいのだが。

  夜、録画しておいたJリーグヤマザキナビスコカップ決勝、浦和レッズvs.鹿島アントラーズの試合を見る。さすがは決勝戦だけあって、非常に素晴らしいサッカーを見ることが出来た。結果は、延長前半終了間際に大迫選手がゴールを決め、1-0で鹿島アントラーズが勝利。しかし、退場で数的不利に陥って以降の浦和の踏ん張りや、そこから一発カウンターを狙う姿勢は素晴らしかった。ただ、そこでかなりの体力を消耗してしまったのだろう。最終的に審判が帳尻合わせで鹿島の選手も退場させたことで人数は同じになったが、体力的には差がついてしまっていた。それでもこれだけ熱いサッカーが出来るのだから、大した底力である。審判がきちんと試合をコントロールして、最後まで11対11で試合をしていたら、もっと面白いサッカーが見られたかもしれない。

  先日、プロ野球のドラフト会議の結果(菅野投手の指名)について少し書いたが、この話題は野球好きの人にとってはかなり印象的なものらしく、会う人会う人が(人によってはメールで)「日ハムすげーよな」と言う。そして、大半の人は菅野投手の対応に不満を持っているらしい。「残念な気持ちはわかるが、まずは指名してくれた球団に対してお礼を言うのが筋だろう」というわけだ。確かに、18歳の高校生ならともかく、22歳の大学生にもなってあの態度は幼稚であると言われても仕方ない。しかし、自分の22歳の頃を考えると、おそらく彼と同じくらい幼稚だったと思う。それよりも私が怒りを覚えるのは、周囲の大人の態度である。マスコミの報道が正確であるならば、「人権蹂躙」とか「人の道に外れている」と発言するなど、本人以上に幼稚な大人がいる。大の大人にもこれほどのクズがいるのだから、菅野投手本人の未熟さなんて大したことはない。むしろ、そんな人間の近くで生きてきたにも関わらず、あれだけの対応が出来ることは評価に値するのではないだろうか。まあ、こう書いているのはあくまで彼がまだ日本ハムに来る可能性があるからであって、正式に入団拒否が決まれば心置きなく罵詈雑言を浴びせるわけだが。そんな私は、間違いなく彼より幼稚な人間である。私も大人にならないと。

 


10月28日(金)

2011年10月29日 19時48分48秒 | 2011年

  6時起床。今日は、国の補助金施策認定申請の相談会(という名の一次審査会)のため、都内へ直行である。本来であれば地下鉄の神谷町駅、もしくは虎ノ門駅で下りるのだが、時間的にも余裕があったため、新橋から歩くことにする。敢えて大通りから一本外れた裏路地を歩いてみると、良い意味で古い歓楽街の空気をひしひしと感じることが出来た。

  とりあえず虎ノ門駅方面に出て、金刀比羅宮に立ち寄る。こんな都会のど真ん中に神社があるなんて不思議な感じがするが、スーツ姿の参拝客が結構いて、それはそれで心温まる光景である。

  虎ノ門からは、神谷町方面へ歩く。ここまで来ると、完全に都会の洗練された(?)空気に包まれてくる。これだけ数多くのオフィスビルが建っているのだから、働いている人の数も相当なものだろう。そりゃ、通勤ラッシュにもなるわ。

  神谷町の駅まで歩き、ミスタードーナツの大人向け店舗「cafe andonand」に入る。この時点で待ち合わせの時間まで1時間以上あったので(家を出るのが早すぎた)、モーニング(モーニングエッグドッグ+ホットティー)に加えて、このお店一押しのデザート「アフォガード」(ラズベリー)を食べる。アフォガードとは、柔らかいドーナツにクリームやソースの乗った、パンケーキのような一品である。見た目もさることながら、肝心の味もパンケーキ専門店などで出てきてもおかしくないレベルだった。また、モーニングのエッグドッグのクオリティも高かった。特に、パンが美味しい。

  9時過ぎに上司や先輩、支援先の事業者の方々と待ち合わせ、さっそく相談会に臨む。詳細を書くと色々と問題があるので書けないが、そもそも何のために開催されたのかわからない会合だった。抽象的な指摘だけして具体的な改善案や策を提示できず、結果的に何をどうすればいいのか相手に伝えられないのなら、アドバイスとしての価値はない。事業者は忙しい中わざわざ時間を割いて来ているのだから、そのコストに見合うだけのリターンを提供できないのであれば、「企業の経営力向上を応援します」なんて軽々しく言ってはいけないと思う。私自身も、今日の出来事を反面教師として、自分がそんな”支援者”にならないよう気をつけたいと思う。

  打ち合わせに次ぐ打ち合わせを終えてから、18時過ぎにオフィスに戻り、1時間ほどで急ぎの仕事を片付ける。日中の出来事に対する怒りのおかげでアドレナリンが出まくっており、自分でも驚異的な集中力で仕事に取り組むことが出来た。

  19時過ぎに退社し、上司や先輩方の合計5人で近所の中華料理屋へ。美味しい料理(特に水餃子が絶品である)をたらふく食べて、たくさん話をして、たくさん笑った。ビールも少し飲んだ。こういう時間があると、サラリーマンも案外捨てたもんじゃないと思える。

  帰りに贅沢をして横浜から湘南新宿ラインのグリーン車に乗ったら、高崎線内で人身事故が発生し、池袋駅で30分ほど運転が見合わされた。埼京線に乗り換えるという選択肢もあったのだが、せっかくのグリーン車を満喫するため、結局赤羽まで乗り続けた。それにしても、そういう時に限ってこういうトラブルが起きるとは、何とも運がない。

  0時前に帰宅。帰ると、新しいデジカメが届いていた。昨日、吉高由里子さんの広告を見て、彼女がCMをしていた「IXY31S」(Canon)のことを思い出し、衝動的にネット通販で購入してしまったのだ。ちなみに、同じく彼女がCMをしている最新シリーズではなく「31S」を購入したのは、単純に値段が下がってきたということだけではなく、その時のCMが最高だったからである。「IXY持って、いくしー!」の決め台詞が、頭から離れない。正直、機能については「暗いところでも綺麗に撮れる」という特徴以外、ほとんど知らない。しかし、それでいいのだ。私のような素人にとって、細かな機能の違いは関係ない。機能よりも、ストーリー性が大切なのだ。

 


これまで使っていたデジカメ。長い間、お世話になりました。

 

 

 


10月27日(木)

2011年10月27日 23時44分14秒 | 2011年

  6時起床。朝一で、ISO14001の内部監査に関する会議。正直、この監査にどれほどの意義があるのかはよくわからないが、仕事として与えられたからにはきちんとその役目をこなそうと思う。そうすることで見えてくるものがあるかもしれない。

  今日は午後から平塚でセミナーを開催するため、11時前にオフィスを出る。横浜駅の東海道線のホームに上がる階段で「UNITED ARROWS green label relaxing」の広告を見つけ、思わず足が止まる。別にアローズが大好きなわけではない。その広告の吉高由里子さんがあまりに可愛かったのだ。広告においてはキャッチコピーの良し悪しも重要だが、私のような単純な人間にとっては、結局のところ「何を」よりも「誰が」言っているのかのほうが影響が大きい。事実、恥ずかしい話だが、今改めて下記の写真を見るまで、「恋するレーベル」というコピーの存在にすら気付いていなかった。

  昼前に平塚に到着し、和食料理屋「松鱗亭」で昼食。このお店では、地元産の小麦(ニシノカオリ)で作った「湘南ひらつかカオリ麺」を使った料理を食べることが出来る。この麺は、地産地消の取り組みのひとつとして平塚市料理飲食業組合連合会が企画して製造し、現在は市内の飲食店約30店で食べることが出来る。お店によって調理方法は様々で、主にラーメンやうどん、焼きそばなどとして提供されているようだ。そして、この松鱗亭では、これまた地元産の生しらすとコラボレーションした「生しらす釜揚げカオリ麺」というメニューを提供している(他にもカオリ麺を使ったメニューはある)。生しらすの水揚げがあった日のランチでしか食べることが出来ない、貴重なメニューである。特製の出汁醤油をかけて食べるカオリ麺は味もさっぱりしていてのどごしもよく、生しらすとの相性も良い。そして何より、良い香りがする。おそらく、それはこのお店独自の工夫だろう。また、歴史ある和食店だけあって、小鉢料理も手が込んでいて美味しかった。

  午後からは、先輩と2人でセミナー運営。3回シリーズの第2回目で、新規事業の考え方についての講演及び実際のワークが行われた。私は今回担当される講師の方の講演を聞くのは初めてだったのだが、予想以上にわかりやすくて驚いた。前回より少し参加者の数が少なかったのが残念だが、参加者の満足度は高かったようだ。

  18時前に一旦帰社し、30分程ですぐに退社する。帰りの電車の中で、今日のプロ野球ドラフト会議の結果を知る。何と言っても衝撃だったのは、巨人の単独指名が確実視されていた菅野智之投手(東海大)を日本ハムも1位指名し、抽選の結果交渉権を獲得したことである。これについては、私の中ではいくつかの見方がある。

 まず、プロ野球ファンとしての視点では、一昨年の長野、昨年の澤村から続く巨人の一本釣り戦略に待ったをかけたという点で大いに評価できる。事前にマスコミ等を使って、「〇〇選手はうちを志望しているし、うちも彼を1位指名する」というように”相思相愛っぷり”を大々的に発表することで他チームに指名をしづらくさせるという手法は、現在のドラフト制度の趣旨からは外れるものであり、汚い手だった。今回、入団拒否されるリスクを負いながらも敢えて空気を読まずに指名したことで、日本ハムはそうした汚い手法には踊らされないという明確な姿勢を示したといえる。これは非常に勇気のある行動であるし、大いに評価されて然るべきだと思う。

  続いて、日本ハムファンとしての視点としては、一概には喜べない。先にも述べたように、外部環境に踊らされることなく本当に一番欲しい選手を指名したことについては、本当に素晴らしいと思う。ただ、やはり入団拒否のリスクがすこぶる高いことを考えると、貴重な1位指名の機会で随分なギャンブルに出たなという感は否めない。しかしまあ、そういうチャレンジ精神は嫌いではないのだが。勝負事は、ハイリスク・ハイリターンのほうが面白い。

  最後に、野球という枠を超えて考えてみると、菅野投手には後々後悔しないように自分の心に従った判断をして欲しいと思う。日本ハムファンであり、かつ巨人が大嫌いな私としては、当然ながら日本ハムに入団して欲しい。また、入団拒否は印象が悪いため、そうなると巨人ファン以外からの風当たりは間違いなく強くなるだろう。しかし、一度しかない人生なのだから、自分が本当に望む道を選べばいいと思う。巨人への想いが強いのであれば、浪人もしくは社会人野球という進路を選んだほうがいい。何はともあれ、後々後悔しないようじっくり考えて、自分が一番幸せだと思う道を選んで欲しい。