社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

11月14日(土)

2015年11月25日 01時00分01秒 | 2015年

  6時起床。今日は、職場同僚とお客さんのYさんで構成された競馬部のメンバー5名で東京競馬場へ行く。

  7時半に関内駅で集合し、先輩の車で東京競馬場へ向かう。所要時間は約2時間。私は助手席に座って競馬新聞を広げているだけなので、すこぶる楽な移動である。現地に到着したのは開門前で、思っていたよりも寒い。さすがにそろそろTシャツにパーカーでは厳しくなってきたか。そういえば、もう11月も中旬だった。

月末には、ここでジャパンカップが開催されます。

開場前なので、まだシャッターが下りている。

正門に移動すると、開門前から列が出来ていた。みなさん、やる気満々ですな。

  今回は、お客さんのYさんがB指定席を確保してくださった。ゴールからは少し離れているが、最後の直線のちょうど真ん中辺りの位置なので、レース最後の攻防をじっくりと見ることが出来そうだ。

さすがに、パドックの馬の様子を確認するには、少し遠すぎるか。

  第1レースから第3レースまでは外れ。ある意味、いつもどおりの滑り出しである。そして、私にとってのメインレースである第4レース(2歳未勝利、芝1,400メートル戦)。私が仲間内のPOG(Paper Owner Game)で指名したマイネルドラグーン(牡馬、父ストーミングホーム、母マイネカプリース、母父タヤスツヨシ)が出走する。これまで2戦を走って15着、16着と惨敗が続いているが、パドックで間近に見るドラグーンは元気よく歩いていた。それに、これは完全に(ペーパー)オーナーとしての贔屓目だが、とにかく愛らしい。その姿を見て、馬券は彼だけに絞ることにした。

6階の指定席から、わざわざパドックまで階段を駆け下りて来た。

マイネルドラグーンとの初顔合わせ。

この凛々しい立ち姿にキュンキュンする。

  残念ながら、レース結果は15着という惨敗。見せ場すらなかった。デビュー前の評判も悪くなかったし、馬体にも問題があるようには思えない。力不足というよりは、まだレースに集中することが出来ていないように感じられた。しかし、3戦連続の惨敗となると、そう悠長なことは言っていられない。このままだと近い将来、良くて地方転厩か、最悪の場合にはこのままの引退(≒処分)というシナリオが現実味を帯びてくるだろう。情報によると、次はダートの短距離に挑戦とのこと。何とかそこで結果を出して欲しい。

  お昼休みに、JRA競馬学校騎手課程第32期生による模擬レースが行われ、来年デビューする予定の騎手候補生5名が出場した。そしてその中には、久々のJRA女性騎手(候補)として注目を集めている藤田菜七子さんも名を連ねていた。2013年9月に増沢由貴子騎手が引退して以降、現在JRAには女性騎手が1人もいない(地方にはいる)。そんな中、久しぶりに登場したヒロイン候補の登場に、多くの競馬ファンが注目しているのだ。

  ダッシュスライダー号という馬に騎乗して本馬場入りした藤田騎手。本馬場入り直後に馬が暴れて立ち上がるというハプニングも何とかしのぎ、無事にレースに臨むことが出来た。レースに際してのファンファーレにはG1用のものが使用され、観客もG1レース同様に拍手で盛り上げる。会場全体が、新しい騎手をみんなで応援しようという温かい空気に包まれている。ただ、肝心のレース内容は、結構グダグダなものだった。一応着順はついた(藤田騎手はビリだった)が、そもそも最後の直線で真っ直ぐに走れた馬が1頭もいなかった。しかも、真ん中に位置していたの1頭が思い切り外側へ斜行したことで、その外側にいた2頭もどんどん外側へ流され、新潟の直線レースのようなバラけたゴールになってしまった。これまでずっと厳しい訓練を積んできた彼らですら出来ないのだから、馬を真っ直ぐに走らせるのがいかに難しいかということを痛感させられたレースだった。しかし、きっと今第一線で活躍している騎手たちにも、こういう時期があったはずである。今日出場した5人も、これからもっともっと鍛錬を重ねて一人前になっていくのだろう。いちファンとしては、彼らの騎手人生が明るいものとなるよう祈るばかりである。

  昼食は、Yさんおすすめのお店の豚角煮丼と豚トロ串。競馬場のご飯とは思えないくらいトロトロで美味しい角煮だった。何なら、結婚披露宴のメインはこの角煮にしたいくらいだ。

  昼食明けの第5レースが今日の初的中。馬連200円と三連複100円が的中し、10,440円の払い戻しとなった。金額的にもありがたいし、「新馬戦なんか全然わかんねー」と言いながらもかなり真剣に予想した結果なので、とても嬉しい。

  第6レースから第9レースまでは、また連続して外れ。しかし、1度それなりに大きい金額を当てており、1日の収支がそれほどマイナスになることはなくなったため、気持ちにはかなり余裕がある。アメリカンドックや上司が買ってきてくれたリング揚げパンを美味しく頂きながら、楽しくレースを観戦した。

  本日2度目かつ最後の当たりは、第10レース。ワイド300円が当たり、2,430円の払い戻しを受けた。利益としては小さなものだが、それでもやはり当たりは嬉しいものだ。ちなみに、このレースでは私の買っていた2着馬が斜行により審議対象となり、もし降着となれば私は外れて上司が当たりになるという状況に陥ったが、無事に降着なしで入線順の確定となった。確定した瞬間は、苦い表情の上司を横目にガッツポーズ。

斜行による審議。

無事にそのまま確定した。

  今日のメインレースは、武蔵野ステークス(G3、ダート1,600メートル)。このレースは、すごいレースだった。その主役は、10番ノンコノユメ(3歳牡馬、父トワイニング、母ノンコ、母父アグネスタキオン)。初の58キロという斤量を背負っているし、最後の直線でかなり後方にいて、馬場は重くて前残りの展開。さすがにこれは無理だろうと思ったのだが、そこから衝撃的な末脚を繰り出して逃げていた13番タガノトネールをゴール直前で捉え、ハナ差で1着をもぎ取った。私は、彼と一緒に11番ゴールデンバローズ(11着)を軸にしていたため馬券は思い切り外れてしまったが、とんでもないレースを観ることが出来て背筋がゾクゾクした。こんな走りを見せられたら、本番のチャンピオンズカップでは本命にするしかないじゃないか。でも、2月のフェブラリーステークスで軸にして見事に的中させてもらったホッコータルマエも出走するし、これは取捨が難しいところである。

  最終の第12レースもあっけなく外れ。しかし、私は合計の負けが約4,000円と、1日楽しんだにしては少ない出費で済んだので、気持ち良く競馬場を後にすることが出来た。

  これから仕事に行くというYさんと別れ、残ったメンバーで車に乗って聖蹟桜ヶ丘にある「シェーキーズ」に行き、夕食兼反省会。申し訳程度のサラダと、大量のピザにパスタ。これでもかというくらい炭水化物を摂取した。

  先輩に車で横浜まで送って頂き、妻と待ち合わせて本郷台へ帰る。


11月3日(火)

2015年11月06日 00時56分55秒 | 2015年

  11時起床。昼食は外に食べに行くことにしたので、朝食はスープだけに留める。

  昼食を食べに、笠間稲荷神社の近くのパンケーキ屋に向かう。通常であれば車で行くのだが、今日は笠間稲荷神社で菊まつりが開催されていたり、その近くで流鏑馬が行われるなど、道路や周辺駐車場の混雑が予想されたため、少し頑張って歩いて行くことにした。そして、これが大正解。車では通ることの出来ない、なかなか趣のある道が続いていて、妻とふたりで何度も立ち止まりながら楽しい散歩になった。しかし、そうして辿り着いたお店は、なんとお休み。いやいや、菊まつりでたくさん観光客が来てるんだから、儲けるチャンスでしょうよ。しかしまあ、そののんびりとしたスタンスがこのお店の魅力でもあるのだが。

誰だ、ミニトマトを収穫して石垣の上に並べたのは。

普通の家の庭に、なぜかドラえもんが。

同じ家の敷地に、なかなか鋭いメッセージの看板が立っている。ここはどんな家庭なのだろう。

天気が良くて風が気持ち良く、ワンちゃんもまったりモード。

  食事をする場所を求めて、笠間稲荷神社の門前通りを歩く。やはり、人が多い、普段は閑散としているお店にも、人の列が出来ている。やはり、何のお店にしてもこれくらい活気があったほうがいい。ただ、地元の人間にとって、わざわざこんな時にこの辺りでご飯を食べるのは馬鹿らしい。

参道の1本裏の道に入ると、芸妓組合の事務所があった。環境的に厳しいだろうが、これからも頑張って欲しい。

  結局、神社から先へもう少し歩いて、妻のお気に入りの和食ダイニング「鍛冶屋」へ。私もかれこれ3回目になるお店だ。注文は、2人揃って「ばらちらし寿司」。ここのばらちらし寿司は、見た目も宝石のようにキラキラして綺麗だし、味も素晴らしい。やはり、海の幸が新鮮でレベルが高いのだ。最大の特徴は、蟹がたくさん入っていることだろうか。お味噌汁にも、蟹の出汁がよく出ている。店内の雰囲気もお洒落だし、妻だけでなく、私にとっても鉄板のお店である。

歩いて疲れたので、ドリンクを先に出してもらう。私はカシスソーダ、妻はグレープフルーツジュース。

  帰りも、お散歩がてらてくてくと歩く。家へ戻る前に、駐車場の裏のお家にいるワンちゃんにご挨拶。名前は、クロちゃん。私は、車に乗る前後に必ずこのクロちゃんと遊ぶ。最初の頃は怖がっていた妻も、いつの間にか私がいない時にも挨拶をするようになっていて、毎日のように会っている分私よりはるかになつかれている。結構な年だし少し足が悪いので、いつも軽くびっこを引きながら近寄ってきてくれるのだが、その様子もまたかわいい。本当に癒される。

  妻に友部駅まで送ってもらい、17時49分発の普通列車に乗る。とは言っても普通列車で帰るのではなく、石岡でその後から来る特急ときわ86号に乗り換えた。往路と同じように、特急料金を500円節約したのだ。

先発の普通に乗って石岡まで行ってから、次発の特急に乗ります。

  21時前に帰宅。夕食は、オリジン弁当で購入したカツ丼とサラダ、煮物。久しぶりにオリジン弁当を食べた。やっぱり、美味しい。


11月2日(月)

2015年11月06日 00時15分46秒 | 2015年

  仕事を終えてから、そのまま上野駅へ向かう。何とか間に合った19時30分発の特急ときわ79号に乗り、石岡へ。時間の関係で朝から何も食べていなかったので、コンビニのサンドイッチを車内で食べる。急激に血糖値が上がっていく快感。肥満への階段とはわかっていつつも、この快感は癖になる。

  石岡駅で降り、すぐ後に来る普通電車に乗り換えて友部へ。特急でそのまま友部まで行くより10分くらい遅くなるが、それで特急料金が500円も安くなる。

石岡駅で普通列車を待つ。

10分ほどで友部駅に到着。

駅構内に笠間稲荷の菊が飾られている。そうか、もう菊まつりの季節か。

  妻に迎えに来てもらい、笠間の家へ帰る。夕食は、鯖の塩焼きと豚しゃぶサラダ。鯖は、塩やお酒で丁寧に臭みを取ってから焼く。私が焼き時間を長くし過ぎて若干脂が逃げてしまったが、それなりに美味しく焼き上がった。

  なぜか体が疲れていて、何でだろうと思ったら、ここ数日の移動距離が半端なかった。一昨日笠間へ来て、昨日大船へ帰り、今日また笠間へ来て、明日また大船へ帰る。なかなかハードな通い婚である。何せ、距離が片道2時間半である。平安時代の殿方もびっくりだろう。


11月1日(日)

2015年11月05日 23時52分20秒 | 2015年

  今日の日記は、競馬の部分だけ抜粋。

  秋の天皇賞を、妻の家のテレビで観戦。昨日の日記で書いたとおり、私はエイシンヒカリを応援していた。しかし、絶対にハナを奪うと思っていたエイシンヒカリだが、良いスタートを切ったもののクラレントにまさかのハナを奪われ、慣れない番手の競馬になってしまった。それでも、前半1,000メートルのタイムが60秒台と予想より遅いペースだったので「先行馬が残れる展開で、行けるかもしれない」と思ったのだが、最後の直線を向いたところですぐ後ろに控えていた1着馬(ラブリーデイ)に簡単に交わされ、そのまま馬群に沈んでしまった。結局、良いところなしの9着。完全な力負けである。秋の天皇賞を、武豊が、強力な逃げ馬で勝つ。そんな夢を見た私(たち)。しかし、エイシンヒカリはまだ4歳。来年こそは、夢の続きを見せてくれるだろう。来年も、君の単勝を買います。


10月31日(土)

2015年11月05日 23時40分25秒 | 2015年

  8時起床。10時前に実家を出て、京浜東北線で南浦和まで行き、駅前から浦和競馬場行きのバスに乗る。今日はJRAの場外開催で、私は明日の天皇賞の馬券を購入しに行くのだ。バスの中は、良い感じに場末感のおじさまたちだらけ。この雰囲気が、地方競馬場独特で良い。

  バスは5分ほどで浦和競馬場に着く。せっかく来たのにさっさと馬券だけ買って帰るというのも味がないので、まずは場内を散策する。天気は雨がぽつぽつ降っているし、何より場外開催なのにも関わらず、結構な人出がある。良い雰囲気の飲食出店にこれまた良い雰囲気のおじさまたちが陣取り、真剣な表情で競馬新聞とにらめっこをしている。この光景は、どこの競馬場でも変わらない。

  せっかくなので、コースにも出てみる。思ったよりも広くて、見晴らしも良い。映像を映すスクリーンがかなり小さいのはご愛嬌だが、全体的にレースも見やすいように思える。次回は是非、開催期間中に来たい。

  散策の最後に、明日の天皇賞の馬券を購入。色々と迷って、複雑な馬券を組み合わせようとも考えたのだが、結局は一番シンプルに応援したい馬の単勝を購入した。エイシンヒカリ。人気になるが、おそらく厳しいレースになるだろう。だから、費用対効果は悪く、馬券としてのうまみはあまりない。しかし、多くの人が買うのと同じ理由で、私もこの馬を買う。今年と同じ11月1日開催だった秋の天皇賞で、かつて「沈黙の日曜日」と呼ばれた年がある。あの時、突然絶たれた第3コーナーからの夢の続きを、この馬が見させてくれるのではないか。そんな多くの人の願いを、私もまた抱いているのだ。

  南浦和駅へ戻り、浦和駅から宇都宮線に乗り、笠間を目指す。しかし、降りなければいけない小山の駅を完全に寝過ごしてしまい、宇都宮まで行ってしまった。小山からの水戸線は1時間に1本しかないので、このロスは大きい。しかし、おかげで珍しい列車に遭遇したり、栃木名物のレモン牛乳を飲むことが出来た。妻にはあまり大きな声で言えないが、なかなか有意義な寄り道となった。

珍しい塗装の205系。宇都宮と黒磯の間で走っている。

烏山線に運用されているキハ40系。これには大興奮。日常的にこの電車に乗れる人たちが羨ましい。

栃木名物・レモン牛乳。この甘酸っぱい味は癖になる。前にも言った気がするが、全国販売して欲しい。

  小山まで戻り、予定より1時間遅い水戸線に乗る。これでそのまま笠間まで行けば良かったのだが、妻との連絡のすれ違いがあり、間違えて3駅手前の羽黒駅で降りてしまった。電車で笠間まで行くには、更に1時間待たなければならない。一方、地図で検索すると、徒歩だと10キロ強の距離だということが判明。せっかくなので、歩いてみることにする。

当然、羽黒駅で降りるのは初めてだ。

乗ってきた電車を見送る。

シンプルだが、全体的に綺麗な駅だ。

駅前の看板。

  地図の案内に従い、笠間方面へ。良い意味で田舎っぽい景色が広がっているので、お散歩気分で順調に歩く。空気も澄んでいて気持ちが良いし、自然と無心になることが出来る。結局、国道に合流したところで妻の車に見つかるまで、3キロくらいを歩いた。

駅前の食堂。

駅近くの酒屋さん。

以前はどんなお店が入っていたのだろうか。

羽黒小学校。さすが、校庭が広い。

かなり変な形に剪定されている。

石の加工場。この地域は石の産地なのだ。

国道に合流すると同時に、車で来た妻に発見・救出された。

  電車を1本(1時間)乗り過ごした上に間違った駅で降り、更に勝手に散策をしたことで、妻に怒られる。別に時間の約束をしたわけでもないし、たまにはノープランで好き勝手に行動したい日もあるんだよなーと思いながらも、確かに迷惑を掛けてしまったので、反省。今後は、妻に迷惑を掛けないよう、1人ノープランで行動する日を設けようか。でも、そういう日を設けるということ自体、それはすでにノープランではないんだよな。

  夕食は、和食料理屋「すぎのや」(笠間店)へ。妻が学生時代にアルバイトをしていたこともあるチェーン店で、私は名物だという「みそ煮込みうどん」と「野菜の天婦羅」を注文。みそ煮込みうどんは、決してまずくはないのだが、私の想像していたものとは違う味だった。味噌汁の中にうどんが入っている感じの味なのだ。私の想像では、それよりもっとパンチのある甘辛い味噌が使われているイメージだった。うーん、難しい。