昨日からアフリカの主要諸国との「安倍総理大臣」の会談が横浜で行われておます。およそ、アフリカ人も戦争を嫌う平和な人々です、しかし、イギリス・フランス・ポルトガル等の植民地により、彼らは「奴隷化」されて人身売買された悲劇が有りました。日本の「慰安婦問題」ばかり世界中問題化されて、本当のこの悲惨な歴史を世界の先進国はどう考えているかと思います。
さて、日本は歴史的に無益な戦争をしない「和」の国家でした。(前記を参照下さい)
世界の国々が民間人を殺す戦争を繰り返す一方、不思議なことに日本は民間人を殺す戦争が行われませんでした。これを明確に証拠立てることは難しい事ですが、天皇が民を「「大御宝」(おおみたから)として大切にしてきたことに関係すると思われます。民は天皇の宝であるから、武士同士が戦うのは別にして、武士が民を殺す事に正当性を見出すことは出来ませんでした。
以上の事だけでなく、日本人が古来育んできた「和」の精神が、無益な戦争を排除する効果を発揮してきたと考えれます。「和」の精神で国が統合していれば、「宗教弾圧」が起きることなく、「宗教戦争」は起きません。
ところが、「大和朝廷」が、ただのお人良しだけを意味するものではありません。国を治めるにあたり、他者に価値観を押し付けて服従させれば、その恨みはいつか必ず表面化します。(現に世界中で必ず起こっているのが解かります・当然、北朝の崩壊はもうすぐです)王朝交代を繰り返した中国等はその典型的な例です。日本の「和」の精神に基づいて、各地域の価値観を尊重して統合していけば、一切の反発は有りません。「大和朝廷」は建国当初からそのような理念を実践してきました。
世界史の事実によると、前記の「十字軍遠征」http://itodoya.blog.ocn.ne.jp/blog/2013/05/post_3051.html#commentsにみられるように、ある勢力が他の勢力の支配領域を軍事的に制圧すると、勝者が敗者の宗教を否定してし、勝者の価値観を押し付けることが多々あります。欧米列強の常套手段は、初めに聖職者、次に軍艦、そして最後に商人を送り込むことで、近世までの間に列強はアジアや中東・アフリカのほとんどの地域を植民地とし、搾取に搾取を重ねたうえ、宗教を植え付けました。
そして、戦争の結果は、宗教だけでなく生活の細部までも変更させることになります。中国のおぞましい歴史は、満州族が中国の天下を奪った「清朝時代」(1644~1912年)は、漢族も満州族の髪形である辮髪(べんぱつ・頭部の前頭部を剃り後頭部を伸ばして編む髪形で、よく映画でみます)を強制されました。
「辮髪」(漢民族の髪形・べんぱつ)
辛亥革命(1911年・所詮、中国はコロコロ王朝が替わる歴史の無い国です))によって「清朝」が滅亡すると、次は新政府により辮髪を切ることが強制されました。王朝の交代は、ときに民衆の髪形までも強制的に変更させられます。