京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その492)松ヶ崎題目踊りで有名な、法華宗根本学室・涌泉寺

2013-03-01 00:15:51 | 京の話題

前記の「大黒様」からすぐ近くに「涌泉寺」(ゆうせんじ)が有ります。大正7年(1918年)に「妙泉寺」と「本涌寺」が合併して「涌泉寺」と改名しました。

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「日蓮宗」の寺院で開山は前記「松ヶ崎、大黒天」と同じく「日像上人」。「涌泉寺」はもともとは「天台宗」に属して「歓喜寺」(かんきじ)という名のお寺でした。永仁年間(1295年頃)に「日像上人」が京の都を中心に「日蓮宗」を広めた際、当時の「妙泉寺」住職「実眼」をはじめ村人が熱心に信仰するようになり、村民は説教に感激して、お題目を唱えながら踊ったとされています。

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踊りは「松ヶ崎題目踊り」の名で有名になり、江戸時代の初めには、第108代「後水尾天皇」(上皇)も見物に御幸(みゆき)されたことがあったといいます。題目を基調にしたもので「法華経」の功徳を歌詞に折り込みながら踊り明かす「法華信仰」の姿そのもであり、現在は毎年8月15日と16日の夜、お寺の境内で行われ、重要無形民俗文化財に指定されています。

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「妙泉寺」の堂舎跡(現在の松ヶ崎小学校)は、天文5年(1536年)の「天文法華一揆」によって焼失しましたが、「豊臣秀吉」が再興し「法華一門」の学林も置かれました。山門傍らに「法華宗根本学室」と刻まれた石碑が有ります。

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この山門をぬけ、さらに山を登ると、このお寺の「摂社、七面宮」があります。

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全く人気のない、「五山送り火」の一つ「妙法」の「法」の字の麓まで登ると、松ヶ崎の町が一望できます。

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ここまで登るだけで、少し汗をかきました。もう春です。

左京区松ヶ崎堀町53

(たわごと)   昨日の国会での事

昨日の「安倍総理大臣」の「施政方針演説」は久しぶりに心地の良いものでした。「雇用・所得・経済再生・外交」の問題も久しぶりに、実現可能と納得です。

「民主党」は野党ですから仕方がないですが、政権与党の三年余りで日本国をメチャクチャにした国賊でありながら、いけしゃしゃーと100%の安倍総理批判。「民主党」は「右派」と「左派」の寄り合い所帯で、足元に火が付いています、まずこれを消さなくては、解党も近いです。今後、どんどん離脱者が出ます。

税収が国債を四年ぶりに上回りました。(少しでも借金の返済をしているのですか)この二ヶ月で目に見えて景気が上昇しています。(色ぼけでアホの、ベルルスコーニが少し足を引っ張りましたが)

念のためにTPPでの委員会答弁で、パラグラフ(paragraph・段落)の事。

○第一パラグラフ:全ての物品に関するものを有する。

○第二パラグラフ:例外品目の存在が有る事を有する。

○第三パラグラフ:自動車関連部門も含まれる事を有する。(かなり踏み込んでいます)

  何か、国会(委員会)での答弁は、難しい言葉が出てきて、ピンときません。

最近はメディアはTPPを、「環太平洋パートナー協定」、と言っていますが、正確にはTPP(トランスパシフィク・パートナーシップ)で日本語では「環太平洋戦略的経済連携協定」です。この漢字を並べればわずかですが分かったような気がします。蛇足ながら。