京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その134)宇治橋のたもとにそっと有る怨念の・橋姫神社

2012-02-17 08:16:46 | 京の話題

宇治橋を渡ると、民家のの中にそっと有るような、寂れた小さな神社が有ります。

しかし、この神社は怨念のこもる古い歴史が有る神社です。皆はきずかずに通り過ぎ、平等院に訪れると思いますが、平等院に行く前にこの怨念の神社を。

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祭神は、「橋姫」または「瀬織津比咩尊(せおりつひめのみこと)。創建は不明ですが、飛鳥時代(646年)宇治橋の上、川の上流にある「三ノ間」に祀られたと言う事です。

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しかし、今は昔、宇治に「橋姫」と言う娘がいました。自分を捨てて他の男に走った男を恨むあまり、貴船神社の奥宮に丑の参りをし、鬼に化身し、そして自分を捨てた男と、女を殺しました。

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よってこの神社のご利益は縁切りです。

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小さな祠ですが、怨念のこもった祠です。

能面にも「橋姫」が有ります、怨念にこもった面です。(能面資料提供)

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浮気して、女を怒らしたら怖いよ~

宇治市宇治蓮華46