京の話題

12000年以上続いた「平安京」の文化・寺社仏閣・お祭り等を紹介します。

京の話題(平安京その13)龍安寺へ行こうー1

2011-09-23 09:07:26 | 京の話題

「蚕の社」を後にして、「龍安寺」に向かいます。嵐電で少し乗ると、途中で乗りかが必要です。

「帷子の辻駅」(かたびらのつじ)と言う優雅な名前の駅です。しかし、この名前は少し怖いいわれが有ります。平安時代嵯峨天皇の皇后であった「橘嘉智子」(たちばなのかちこ)は仏教の信仰が厚く、この世は無常・全ては死に移り変わる事を示して、自らの死骸を埋葬せずにこの辻にさらしました。死骸を野良犬やカラスなどがあさり、醜く無残な白骨の姿になり、帷子だけが残ったと言う事です。雅らかな名前でもこのような故事が有りました。他、諸説有りますが省略します。

「帷子の辻駅」で乗り換え、「龍安寺」で下車します。

この龍安寺は石庭で有名です。この石庭に秘密が隠されています。後にゆっくり石庭を見渡せるように動画で紹介します。

龍安寺の簡単な紹介は、創建年宝徳2年(1450年)・開基は細川勝元・山号は大雲山・宗派は臨済宗妙心寺派・本尊は釈迦如来です。もちろん、世界遺産に登録されています。

うんちくは抜きにして、山門を入ります。

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鏡容池(きょうようち)が有ります。この池は、「石庭」同様ゆうめいな池で周囲は回遊式庭園になっています。また、オシドリの名所として「石庭」よりもむしろこの池の方が有名らしいです。

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お待ちかねの「石庭」です。この何の変哲もない「石」と「砂」空間だけで不思議な世界が隠されていると言う事です。

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超広角で撮影しました。

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これでも、少し得分からないと思います。いっその事。一か所からあたりを見渡します。これは明日です。

この石庭をゆっくり鑑賞してください。ナニ、これだけでは良く分からないて。

その通りです。次回に動画にてこの不思議な「石庭」の全貌をお見せしましょう。お楽しみに。します。ちょっと勿体ぶりました。