アイ!サラマッポ in フィリピン & ジャパン!

‐Ay! Salamat sa Pilipinas at sa Japan!‐
 フィリピン、そして日本にありがとう!

広島「平和への誓い」 in 2010

2010年08月06日 | その他

峠三吉『原爆詩集』より“Poems of the Atomic Bomb” -Touge Sankichi
<序 Prologue
ちちをかえせ ははをかえせ
としよりをかえせ
こどもをかえせ
Give back Father. Give back Mother.
Give back Grandparents.
Give back Children.

わたしをかえせ わたしにつながる
にんげんをかえせ
Give back myself.
Give back human being leading to me.

にんげんの にんげんのよのあるかぎり
くずれぬへいわを
へいわをかえせ
As far as human being continues,
give back peace that will never collapse.
Give back peace.

 原爆投下から65年となる今日8月6日、広島市の平和記念公園で原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)が行われました。今年は、国連の潘基文(バン・キムン)事務総長、原爆投下国のアメリカからもジョン・ルース駐日大使が初参列。
 さる8月2日に、フィリピンのマグサイサイ賞受賞が発表された秋葉忠利市長は平和宣言で「2020年までの核兵器廃絶のためさらに大きなうねりをつくる」と誓いました。

(マグサイサイ賞は、マグサイサイ・フィリピン元大統領にちなんで創設され、アジアで社会貢献した個人や団体に授与されるため「アジアのノーベル賞」ともいわれます。秋葉市長は「核廃絶に向けた世界的キャンペーンで広く知られた指導者」と評されました。)
 
そして、いつも感銘を受ける子ども代表の平和への誓い。「次はぼくたちの番。地球を笑顔でいっぱいにするためにヒロシマの願いを未来へ伝えていくことを誓います。」という明るく澄んだ声が青空に響きました。
 
また、横浜市神奈川区の神奈川大学では、戦争の悲惨さや平和の尊さを伝えていこうと、大学生たちが広島で被爆したアオギリの木から育った苗木をキャンパスに植樹、といった話題もありました。この苗木は、65年前の今日、広島市中区の旧広島逓信局の中庭で被爆して、幹の大半が焼けたアオギリの木がその後に付けた種から育てたもので「被爆アオギリ2世」とも呼ばれているそうです。「大きく育て!」

(参考)
はだしのゲン - Wikipedia

以下は『はだしのゲン』の英語訳付き映像ですが、小さなお子さんには保護者の配慮が必要かと思います。

Barefoot Gen, HIroshima Destroyed


barefoot gen1

そして、いつもこの日に聴きたくなる歌…。↓
いつも見ていたヒロシマ吉田拓郎


慢性気管支炎治療に専念されている拓郎さんの最新映像。↓
ガンバラナイけどいいでしょう吉田拓郎(2009年)

一日も早く完全復帰されますように…。

ヒロシマの歌-「核兵器のない世界」への予感。(去年のブログ記事)



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2 コメント

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げん (南国麻呂)
2010-08-08 18:43:06
はだしのゲンのアニメ、今こちらのミュージシャン達と見ました。衝撃を受けていました。僕も改めて見てあらためて衝撃を受けました。国際交流基金に話してフィリピンでも上映させたいものですね。ただこの国で戦争中の日比の出来事は日本政府のとってタブーとか。今でも遺骨収集でトラブッてますものね。この手の上映はNGOに任せた方が無難かもですね。
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衝撃的だと思います…。 (Isshin - 編集人)
2010-08-08 20:18:41
南国麻呂さま。

英訳付きだから、お仲間のミュージシャンの方にも分かりやすいと思います。アニメとはいえ、フィリピンの人にとっても衝撃的な映像だと思います。

麻呂さまのコメント、同感です。フィリピンにとっては、日本は「戦争加害国」でしかないでしょうから…。
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