能登半島地震により被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
被災地からの甚大な被害状況を伝えるニュースや映像に、愕然とし、心を痛めるばかりです。
余震が収まり、これ以上被害が大きくならないことを、ただ祈るだけです。
金沢出身の私は、何度も能登を訪れたことがありますが、「能登はやさしや土までも」と言われるほど、あたたかく人情味のあふれる土地柄です。旅行等で石川県、能登を訪れ、そうした能登のやさしさに接した方も少なくないと思います。全国や海外からも、ご支援やご救護の手が差し伸べられていますことに、胸を熱くし、ありがたいことだと心の中で手を合わせています。
また、今回、震度7を記録した志賀町にある志賀原発、いろいろな報道がありますが、原発の事故だけは絶対に許されない。震源地の珠洲市は、珠洲原発が計画されていた所で、28年間に及ぶ地元の反対運動や産業構造の変化や景気低迷により、2003年にその計画が凍結されたのですが、もし珠洲原発が建設されていたら…と思うと戦慄を覚えます。
戦慄の原発事故。石川県の「志賀原発」は大丈夫だろうか!?
(2011年3月30日)
四肢まひの障がい者である自分が、生きていく上で最も難しいと感じていることの一つが、時々襲いかかってくる「無力感」とどうつき合っていくか、ということです。が、今回もまた、そのような大きな無力感にさいなまれています。
「今は、何もできない、遠くで祈ることしかできないのであれば、朝に夕に祈ろうではないか。被災地の人たちのことを思いながら、日々覚悟を持って生きようではないか。」
コロナ禍の下、数年間帰省できていないふるさとへ、今年は一度帰りたいと、強く思いました。