アイ!サラマッポ in フィリピン & ジャパン!

‐Ay! Salamat sa Pilipinas at sa Japan!‐
 フィリピン、そして日本にありがとう!

北ルソンフィリピン日本友交協会40周年・北ルソンフィリピン日本基金25周年合同式典 in バギオ

2012年09月17日 | My life in バギオ

 昨日9月16日、バギオ市の日系人組織「北ルソン比日友交協会・Filipino-Japanese Foundation of Northern Luzon」の創立40周年と、財団法人「北ルソン比日基金・Filipino-Japanese Friendship Association of Northern Luzon」設立25周年を祝う式典が合同で、バギオ市内のアボン会館「シスター海野メモリアルホール・Sister Theresia Unno Memorial Hall」で開かれました。

 フィリピン日系人、フィリピン人、日本人…、多くの参加者が集いました。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 09:35

午前9時半に、カトリックのお祈りに始まり、関係諸団体からのご挨拶が…。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 09:24 

そして、ここコーディリエラ地方の山岳民族のパーフォーマンス。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 11:13

日本人も飛び入りで館内から歓声が…。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 11:20

未来を担う子供たちのかわいいダンス。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 11:25

卜部在フィリピン日本大使のご祝辞。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 11:33

 

 私が、2003年から4年間を過ごしたミンダナオ島ダバオでもそうでしたが、戦前の豊かな日本人・日系人のコミュニティが太平洋戦争によって破壊され、戦後も、ずっと日本の姓名を隠しながら、惨めで苦しい生活を余儀なくされてきたという歴史…。
 
私も、以前シスター海野のご功績がいかに大きなものであったかが伺える写真等を拝見しましたが、このアボン会館に保管されている資料からは、バギオの日本人・日系人コミュニティの波瀾万丈の歴史をも伺い知ることができるように思います。 


 さて、ここ数日間体調が思わしくなかった私ですが、昨日はやや回復、お天気にも誘われ8時半過ぎにアボン会館に着き、入り口の急な上り坂を後ろ向きに上って行き、受付の前で振り向くと何とそこには「バギオ・ボーイ」の古屋英之助さんが笑顔で…!ビックリ…久しぶりの再会に感激…。
 バギオ生まれで、バギオの街の移り変わりをずっと見続けてこられた古屋さん…。日本でのお仕事がお忙しく、しばらくバギオに来られなかったそうです。
 お変わりなくお元気そうで…。またお会いできて、本当によかったです。今回のご訪問中も、「ふるさとバギオ」の素晴らしい写真がたくさん撮れますように…。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 08:47 

 家への帰り道、道端で見つけた可憐なタンポポに、バギオ市の古き良き時代の日本人と日系人のコミュニティ、そして、惨禍の戦中、苦難の戦後を生き延びられた日本人、日系人の方々の、ご苦労と今に至るまでのご努力が偲ばれるようでした。

Taken on Sept. 16, 2012 @ 12:14


(参考)

シスター「テレジア海野」記念日(第20回)
(Article on December 31, 2009)

「バギオ・ボーイ」古屋英之助さん(写真家)
(Article on June 11, 2009)


フィリピンでは、デング熱感染者数が増加傾向に…。 -Dengue fever-

2012年09月05日 | My life in バギオ

 フィリピンでは、デング熱・dengue feverの感染者数が年々増加する傾向にあります。
 今年も、雨季に入って感染者数が増え、昨日のニュースでは、デング熱感染者数は、昨年同時期に比べて14%増加の8万745人となっています。

 デング熱は、デングウイルス・dengue virusによる感染症で、「ネッタイシマカ・Aedes aegypti」や「ヒトスジシマカ・Aedes albopictus」などの蚊によって媒介されます。(ただしヒトスジシマカにとって、ヒトは主な吸血対象ではなく、デング熱の媒介はまれだそうです。)
 
現在のところワクチンはなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防策です。


ネッタイシマカ・Aedes aegypti

以下、在比日本大使館からのメールマガジンによる予防法です。↓

(1)デング熱には予防ワクチンも治療薬もなく、蚊に刺されないようにすることが唯一の予防法とされております。なお、感染には蚊が必ず媒介し、人から人への直接感染はありません。

(2)デング熱のウイルスを運ぶネッタイシマカは、ちょっとした水溜まりや空き缶、古タイヤなどに溜まった水で十分繁殖します。

 また、卵は乾燥に強く水無しで何ヶ月も生き延び、水が十分与えられると孵化してボウフラになります。ボウフラになってから10日から2週間ほどで羽化しますので、繁殖場所になりそうなプールや池、花瓶、植木鉢の水受けなどは1週間に1回水を換えるか消毒することに心がけてください。

(3)ネッタイシマカは、日中吸血行動を取りますので、昼間の蚊には特に注意するようにしてください。

【参考】マラリアを媒介するハマダラカは夜間吸血行動を取ります。

(4)流行期を含め、長袖シャツ・長ズボンを着用して肌の露出をできるだけ少なくし、必要に応じて虫除け剤を使用すると効果的です。

(5)室内においても、電気蚊取り器、蚊取り線香や殺虫剤等の使用は予防に役立ちます。

(6)規則正しい生活と十分な睡眠、栄養をとることで抵抗力をつけることも大切です。


 私の周囲でも、ここ10年余りの間に、数名の日本人の友人や知り合いがデング熱を発症し、数日間入院したことがありました。
フィリピン人の友人や介護者の中には、甥や兄弟など身内をデング熱で亡くした人もいました。
 
私自身も、家の中でシマ模様の蚊を発見し、すぐに防虫スプレーをかけ、蚊取り線香を炊いたことがありました。発症までの潜伏期間が数日間あるので、その後数日間を不安に過ごしたことを覚えています。

 

 この「デング熱」、日本でも太平洋戦争中に、戦地から持ち帰られたウイルスが日本にも生息する「ヒトスジシマカ」によって媒介され、西日本で流行し20万人が発病したことがあるそうです。
 
その後、日本国内での流行はありませんが、海外からの輸入症例、海外で感染してデング熱を発症する症例が、毎年100例前後報告されています。


太平洋戦争の「フィリピン戦」終結の日 -The day of The War in the Philippines ended.-

2012年09月03日 | My life in バギオ

 今日9月3日は、67年前の1945年に、フィリピンバギオ市のキャンプ・ジョン・ヘイ(Camp John Hay・元米軍保養地)で、旧日本軍フィリピン総司令官山下奉文(ともゆき)陸軍大将が、正式な降伏文書に署名した日、太平洋戦争のフィリピンでの戦いが終結した日です。


(降伏文書)
旧日本軍署名者:
十四方面軍軍司令官 山下奉文陸軍大将
南西方面艦隊司令長官 大川内傳七海軍中将

…フィリピンでその財宝の行方が何かにつけ話題とされる山下陸軍大将は、戦時中の彼の行いに対する自責の念と自由を尊び平和を追求する新しい日本に対する理想を伝えるべく、遺言を残したとのことです。↓

「日本人が、(来るべき)自由社会の中で倫理的判断に基づいて義務を履行すること」「人類を破滅に導く科学ではなく、人類を不幸と困窮から解放するための手段としての科学の追求と教育」「人間教育における母(家庭)としての役割」の大切さ等が書かれているそうです。

 そしてまた、日本の新しい女性像が次のように希求されています。

「平和の原動力は婦人の心の中にあります。皆さん、皆さんが新に獲得されました自由を有効適切に発揮して下さい。自由は誰からも犯され奪はれるものではありません。皆さんがそれを捨てようとする時にのみ消滅するのであります。皆さんは自由なる婦人として、世界の婦人と手を繋いで婦人独自の能力を発揮して下さい。」


 ファッシズム、全体主義とは何かを考えさせられる、ずしっと心に響く言葉です。
「自由は、誰からも侵され奪われるものではなく、それぞれが、自分からそれを放棄しようとする時にのみ消滅する…。」 

 

太平洋戦争「フィリピン戦」終結の日 -The day of The War in the Philippines ended.-
(Article on September 3, 2011)

太平洋戦争「フィリピン戦」終結の日-9月3日
(Article on September 3, 2010) 

バギオ市100周年特集-9月3日が「フィリピン日本友好の日」(バギオ)に…。
(Article on September 3, 2009)


バギオ市制103周年記念日・Happy 103rd Anniversary of Baguio City!

2012年09月01日 | My life in バギオ

Happy 103rd Anniversary of Baguio City!
バギオ市制103周年!おめでとうございます! 

バギオ市の100年・Baguio City 100 years
(写真で見るバギオ市100年の歴史!)

 

 今日は、朝8時からのバギオ・コンベンション・センターでの記念式典に続いて、青空の下、お祝いのパレードがセッション・ロードなど街中のメイン・ストリートを凱旋しました。
 午前10時半過ぎに、パレードがセッション・ロード上方からスタート。

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:38 

ミス・バギオの候補者たち…。明日、決定?

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:41 

 バギオ市のフラワー・フェスティバル「パナグベンガ・Panagbenga」(2月)は2度見ましたが、バギオ市制記念日のパレードを目にするのは初めて…です。
 バギオ市と周辺の山岳民族・コーディリエランの衣装をまとって勇ましく…。

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:43 


Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:50


Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:51


Taken on Sep. 1, 2012 @ 11:13
 


 100年を超える歴史、人々の生活、文化の移り変わりが分かるように、スペインの植民地時代、アメリカの統治下…、そしてバギオ市が誕生してからの大きな出来事が、ハイスクールや大学の学生さんたちによって表現されました。
 その苦難の歴史を思い込させる場面も多々ありました。

 スペインの植民地下…。

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:44


Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:45
 

 心が痛むシーン…。

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:53


 そして、バギオ大地震(1990)

Taken on Sep. 1, 2012 @ 10:57

 

 昨31日夜8時47分頃、ビサヤ地方東サマール州沖で起きたマグニチュード7・7の地震。震度7を記録した所もあり、今日も余震が続いているそうです。太平洋岸6州には津波警報3が出て、高台への避難を呼びかけられましたが、警報は1日午前0時過ぎに解除された、ということです。
 ここルソン島北部のバギオ市は、この地震による揺れ、影響は全くありませんでした。
 

 今日は、小澤征爾さん77歳のお誕生日です。「おめでとうございます。」

マエストロ小澤征爾…お誕生日おめでとうございます! Happy 76th Birthday to Maestro Seiji Ozawa!
(Sep. 1, 2011)
 

もうすぐバギオ市のお祭り! 103rd Baguio Day celebration is coming soon!
(Aug. 22, 2012)
 

「-berの月」…クリスマスへのカウント・ダウン
(Sep. 26, 2010)