アイ!サラマッポ in フィリピン & ジャパン!

‐Ay! Salamat sa Pilipinas at sa Japan!‐
 フィリピン、そして日本にありがとう!

介護福祉士国家試験に、外国人受験者36人が合格!

2012年03月28日 | フィリピン人看護師・ケアギヴァー

「介護福祉士国家試験に、外国人受験者36人が合格!」
すごい!予想以上の合格者の多さに正直言って驚きました。脱帽です。

  厚生労働省が3月28日13時に発表した、2011年度の介護福祉士国家試験(2012年1月29日・筆記試験、3月4日・実技試験)の合格者…。EPA(経済連携協定)に基づいて受け入れられた外国人介護福祉士候補者95人の受験者のうち、「36人」が合格したということです。
 
外国人に限って見れば、合格率37.9%…。看護師国家試験の外国人合格率と比べると大変高い数字でした。(EPAによる受験者を除いた合格率は63.9%でした。)
 EPA(経済連携協定)を通して入国、研修を重ねてきた外国人介護福祉士候補者にとって、4年目にして初めての介護福祉士国家試験。受験したのは、2008年8月来日のインドネシア人94人と、2009年5月来日のフィリピン人1人でした。
 
そして、そのうちインドネシア人35人が合格、唯一のフィリピン人受験者だったマリシェル・オルカ(Marichelle Orca)さんも見事に合格しました。 

フィリピン人初の介護福祉士国家試験(筆記)合格者「マリシェル・オルカ」(Marichelle Orca)さん…。
(Article on Mar. 18)

 

 日本の「介護福祉士・Certified Care Worker」は、海外で見られるケア・ギヴァー(Caregiver)のように単にケア、介護を提供するだけでなく、介護に関するより幅広い専門的知識や技術が要求される職種です。ですから、日本人でも介護福祉士国家試験の合格率は、これまでは5割程度でした。ちなみに、フィリピンでの一般的なCaregiver Course(ケアギヴァー養成課程)は6ヶ月間です。
 その難しい介護福祉士の国家試験、しかも特例が認められる可能性はあるにしても、実質一度きりの、最初で最後の挑戦というプレッシャーの中でのこの「合格率37.9%」という数字…!

 合格された方々はもちろん、受け入れられた施設、周囲でサポートされてこられた方々のご尽力に、心から拍手を送りたい気持ちです。


第101回看護師国家試験(2012年)合格発表。外国人看護師合格者は47人!(合格率11.3%)

2012年03月26日 | フィリピン人看護師・ケアギヴァー

 厚生労働省は、今日3月26日14時に、さる2月19日に行われた、第101回目の看護師国家試験(2012年・2011年度)の合格者を発表しました。
 全体の受験者数53,702人のうち、合格したのは48,400人で、合格率は90.1%でした。
(新卒者に限って見れば、合格率95.1%…受験者数49,336人中、合格者数46,928人でした。)

厚生労働省 国家試験合格発表


 EPA(経済連携協定)に基づいて日本に受け入れられたインドネシア人看護師にとっては4度目、フィリピン人看護師にとっては3度目の挑戦となった今回の看護師国家試験。
 インドネシア人とフィリピン人の受験者合わせて415人のうち「47人」が合格したそうです。(合格率は11.3%)
 
その47人の合格者の内訳は、以下のとおりです。
インドネシア人「34人」。 (257人中)
 第1期生(2008年入国)が9人、第2期生(2009年入国)が22人、第3期生(2010年入国)が3人。
フィリピン人は「13人」。 (158人中)
 第1期生(2009年入国)が9人、第2期生(2010年入国)が4人。

 ちなみに、昨年は398人の受験者のうち、合格者は16人(インドネシア人15人、フィリピン人1人)で、合格率は4%でしたから、外国人看護師候補者を受け入れて4年、外国人受験者への配慮もなされ、合格率がかなり上昇した結果となりました。
 以下、昨年の看護師国家試験合格発表の記事。↓

第100回看護師国家試験(2010年度)合格発表。外国人看護師合格者は16人…!
(Article on Mar. 25, 2011)

 昨年までに来日した看護師候補者は両国で572人。そのうち、昨年度までに合格したのは、インドネシア人17人、フィリピン人2人の計19人です。これまでの両国からの看護師候補者全体の受験者数(のべ734人)に対する合格率は「2.6%」でした。
 今回の看護師国家試験合格発表を受けて、これまでの、インドネシア人とフィリピン人看護師のべ1149人の受験者数に対して66人が合格したことになり、全体としての合格率は「5.7%」に伸びました。
 そして、2008年8月に来日したインドネシア人第1期生のうち、滞在期間一年延長が認められて今回が最終受験となった27人のうち8人が合格。また、帰国後、再入国して受験した4人のうち1人が合格したそうです。このインドネシア人第1期生については、104人の看護師候補者のうち、最終的に24人が合格したということになります。不合格者は帰国となります…。(そのほとんどは昨年すでに帰国。)


 ところで、このEPAを通して来日した外国人看護師候補者について、昨日、次のような信じがたいニュースがありました。↓
外国人看護師候補の4割超 国家試験知らず来日(神戸新聞・3月25日)

外国人看護師・介護福祉士候補者受け入れ当初のことのようですが、とても残念で、ショッキングな調査内容でした。

 

 今日の看護師国家試験合格発表に続いて、あさって28日(水)には、両国から来日した介護福祉士候補者にとって初めてとなる合格発表があります。


(参考)
第101回看護師国家試験(2012年)が明日2月19日(日)に…。外国人看護師は…!?
(Article on Feb. 18)

 


フィリピン人初の介護福祉士国家試験(筆記)合格者「マリシェル・オルカ」(Marichelle Orca)さん…。

2012年03月18日 | フィリピン人看護師・ケアギヴァー

 さる1月29日の介護福祉士国家試験(筆記試験)を受験した、EPAを通じて来日した外国人介護福祉士候補者は、インドネシア人第1期生94人(2008年8月来日)と、フィリピン人1人の95人でした。その後、2月21日に筆記試験の合格者の発表がありました。
 その唯一のフィリピン人受験者で、一発で合格したのは、大阪府池田市の特養で働くマリシェル・オルカさん(Marichelle Orca・マニラ近郊出身)という32歳の女性です。


(マリシェル・オルカさん /毎日・大阪)

 彼女は、2009年5月に、EPAを通じて来日する以前に、すでに日本での半年間の勤務経験があり、「3年間の実務経験」という受験要件を満たしていると認められたのでした。
 大学の理学療法士・PT(5年間)を卒業後、国家試験にパス(合格率25%…これも難関)して資格を取得、フィリピン国内の日本人居住者向け介護付き施設に就職後、2006年に半年間愛知県の介護施設で働いた経験があったということです。
 おそらく、日本の介護福祉士国家試験を受験した初めてのフィリピン人…。そして、難関の筆記試験合格…「快挙!」(拍手)。

 3月4日(日)に行われた実技試験の結果を踏まえ、3月28日(水)に、今年の介護福祉士国家試験の最終合格者が発表されます。「祈合格!」 

介護福祉士:EPA初、あと一歩で資格取得 大阪・池田のフィリピン女性
(3月1日 毎日新聞・大阪)

 

 なお、日比EPAを通して、2009年5月にオルカさんと一緒に来日したフィリピン人介護福祉士候補者のうち彼女以外の216人は、来年2013年1月に、最初で最後の受験となります。
(参考) フィリピン人看護師と介護福祉士候補者が日本入国-母の日に
(Article on May 10, 2009 in Ay! Salamat po in Baguio


 また、今回の快挙は、2年前にやはり日比EPAで同日に来日(第1期生)してわずか9カ月後に、日本語の看護師国家試験に一発で合格したフィリピン人看護師エヴァー・ガメッドさん(Ever Gammed)を思い起こさせてくれました。
(参考) 演劇『エバーさんに続け!』(在日フィリピン人看護師の奮闘ぶりを描いた作品)
(Article on Jun. 25, 2010 in Ay! Salamat po in Manila

 

(当ブログ以前の記事)↓

介護福祉士国家試験(1月29日)の筆記試験の結果が…!「外国人受験者の合格者出る!」
(Article on Feb. 23) 

2012年介護福祉士国家試験(第24回)に外国人(インドネシア人)が初挑戦!
(Article on Jan. 23)


東日本大震災から一年…。 The prayer on the first anniversary of the Great East Japan Earthquake

2012年03月11日 | 東日本大震災関連

(黙とう)・・・・・・ 「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 …。」 (合掌)

東日本大震災で被災されたみなさまに、改めまして心よりお見舞い申し上げます。
そして、一日も早い復興をお祈りいたしております。

 フィリピンで、いわゆる障害者の自立生活を始めて、今日でちょうど13年になります…。成田から単身フィリピンに渡ったのが、13年前1999年の3月12日でした。
 
一年前の今日、悪夢のような東日本大震災以降、ただただ日本が恋しく思え、「日本に帰りたい、日本で生きたい…。」という思いが強くなりました。
 
日本、日本人のキャパシティ・Capacityの大きさを特に感じさせられた一年でした。


The prayer on the first anniversary of the Great East Japan Earthquake…


Gustav Mahler (July 7, 1860-1911) Symphony No.1 in D Major “Titan” 4th movement

Gustav Mahler Symphony No.1 in D Major “Titan” 4th movement

Seiji Ozawa / Boston Symphony Orchestra

グスタフ・マーラー交響曲第1番『巨人』 第4楽章

小澤征爾指揮ボストン交響楽団(1977年) 

 

Gustav Mahler (1860-1911) Symphony No.2 in C minor “Auferstehung” (“Resurrection”) 4th & 5th movement

Gustav Mahler Symphony No.2 “Resurrection” 4th & 5th mov.(5/7) -Seiji Ozawa / Nagasaki Peace Concert

Gustav Mahler Symphony No.2 “Resurrection” 5th mov.(6/7) -Seiji Ozawa / Nagasaki Peace Concert

Gustav Mahler Symphony No.2 “Resurrection” 5th mov.(7/7) -Seiji Ozawa / Nagasaki Peace Concert

グスタフ・マーラー交響曲第2番『復活』 第4、5楽章

小澤征爾 / 平和コンサート in ナガサキ on Jun.14, 1995 @ 浦上天主堂