伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

ただいま~と帰りましょう

2012-04-01 10:40:06 | 禅の言葉

見てやろう、味わってやろう」(2011-02-18)

道元さんのような濁りの無い透明な人物に対して、私の気を向けますと気持ちが良いものです。
道元さんを観るために投射した気力が、気持ちを切り替えた後もどこまでも道元さんに向かって突き進み、とうとう空の次元まで突き進む感じがします。道元さんは、今も空という原初の次元に在られます。近代インドの聖者ラマナ・マハルシも同じでしたが、澄んだ人はどこまでも透明です。
私は食べ物や品物を判断するときも、それに対して気力を投射(とうしゃ:投げ掛けること)します。悪い物の場合は、突き通ることができずに跳ね返ります。良い物の場合は、奥へ奥へと気が入って行きます。

道元さんの言葉、「仏道をならうというは自己をならうなり」には続きがありまして、それは
「自己をならうということは、自分を忘れることなり。自分を忘れるということは、空に溶け込むことなり」(私の意訳)
という言葉です。
要は、自分を正しく見詰めて行きますと、内在神という他人とも共有する1つなる神性を感じだします。個人(自我)という末端の枝葉の先端が私たちです。
細かい枝(自分)をさかのぼりますと、太い枝を通過してから1本の太い幹に到達します。どの枝先から登っても、同じ幹(内在神)へと行き着くのです。
「自分を忘れる」とは、我(われ・が)が消えて、素直に成ることです。
素直に成れば、悩みや苦しみさえも「通過」して、過ぎ去って行くのです。
今が苦しい人は、素直な視点で現状を見ることが最善です。早く苦しみは去り「変わり」ます。時間が助けてくれます

道元さんは、時間の正体についても言葉を残しています。それは、有事(うじ、ゆうじ、ありごと)という言葉です。
道元さんは、時間=“この世だけの”「存在」だと看破したのです。
時間とは、見えない物であり、過ぎて消えて行く物なのです。物事の存在も、まったく同じだと言うことです。
更には結局は、自分(自我)=時間だとするのです
だから、自我(じが:ワレ良しの気持ち)とは、時間と同じで消えて行く物、また本当には無いモノだとしたのです。
時間も自我も、本当は無い物なのです。
だから、時間が在ることを証明できるか?と言えば、私は時間は無いが、その過程(かてい)が実在だと言います。
物事を悩み・喜び・怒り・・・この過程と経験こそが実在であり、神であり、宝なのです。

だから今に体験していることは、どんな事もすべてが大切なのです。あなたの悩みも、経験という神様の正体だったと言っても間違いでは無いです。
あなたは、神を体験していることに成るのです。
今日の最後は、ぶっ飛んだ話に成りましたが、要は何事も“素直に”味わって「やりましょう」と言うことなのです。
そうしますと、すべてが最後には大丈夫と必ず成ります。

(感想)
道元さんは、自分(自我)つまり人間とは、「時間」であると言いました。
また、この世の物も自然もすべてが時間であるとも言います。
時間=必ず変化する、ということです。
人間とは、生まれた時は身長が数十センチですが、日々成長して今の身長に成り、また死ぬまで縮んでいきます。
「同じ自分」なのに、1日たりとも同じ身体であることが無いのです。絶えず変化しています。
このように変化するものは、すべて時間と同じだということなのです。
それなのに人間は、必ず変化する時間に誤魔化されて、時間が創りだす影(肉体・異性・金・物・名誉・・・)で泣き笑いします。

人間が時間に誤魔化されて喜怒哀楽をするのはべつに良いのですが、自分の命を捨てるに値するモノは「無い」ということなのです。
でも、時間に誤魔化されて右往左往するのが人情です。欲しいものは欲しいし、嫌なものは嫌です。
では、どうすれば良いのか?
この答えは、時間(絶えず変化する影)を「楽しめ」と神示は示します。
どんな苦難の中でも、笑いと楽しみを人間が見つけることが出来れば、それは時間という影に勝利したことに成ります。

関東では、今日も地震や放射線の心配をしながら生活をされる人々がおられることでしょう。
これも時間の影だと霊的に言えます。時が経てば、いずれは一切が無害と成ります。
放射線の半減期の時間という影と、自分が体験する人生(時間)の影の長さを比較して、影に負けそうだと心配します。
でも、この中でこそ、自分の生活の中で楽しめれば、その人は心配に勝利するのです。
このような鬼気迫る演出(災害)の御蔭で、逆に人間は「その中で」大切な愛情に気付かされることが起こるのです。神の視点が人間には理解出来ない点の1つが、ここに在ります。

人間の魂が、死ぬことが無い存在であることを知るゆえに神は、人間の人生時間よりも「気付き」を優先されるのです。
これが信じられない人間は、たった1回切りの人生時間なのに~と恐怖します。
でも神様は、生きている短い間に、その人間が愛情や感謝を発露させることを最優先させます。
自分が愛情や感謝の思いを発露させることは、それほどの大事なのです。
道元さんは、人間が時間の恐怖の影を乗り越えて、愛情や感謝を日常生活(=作務・さむ)の中に発露させた時、そこで時間の影が止まり「ただ、今に居ること」に成ると言います。ただ今、です。
この瞬間、「ただいま~」と自分の本性が我に帰ります。目が覚めるのです。

これと同じことを釈尊は、「一切みな苦」と言いました。
ここで言う「苦」とは、意訳であり真相は苦=変化なのです。
人間は変化することを恐怖します。変化=苦だと、人間はしてしまいます。
釈尊は、この宇宙は「一切みな必ず変化する」と言い、神でも変化を止めることは出来ないのです。
神様とは、変化そのものであるのが真相です。

今日の話は、どんな苦しみも恐怖も、必ず変化するから大丈夫なのだということです。
その中でも、けなげに愛情と感謝を自分なりに発露させれば、すべてを乗り越えることが出来ます。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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