伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

慌てなくても大丈夫です

2012-04-25 11:17:33 | 再検証シリーズ

「注文の多い料理店」からの脱出方法」(2011-03-04)

他人に与えた気持ちや行為が、自分自身を形成する世界とは面白いと思います。
私たちは、お腹が空けば自分でご飯を食べます。しかし、自分のために食べたご飯は、ほんとうは胃袋から全部漏れているのです。
だから時間が経つと、直ぐにお腹が減ってしまうのです。
自分のお腹が空けば、先ず他人に食べさせて上げるのです。その人のお腹が一杯になれば、食べていない自分も何故か満腹しているのです。そして、この場合の満腹感は、かなり持続し、しかも自分の血となり肉にも成るのでした。
では、食べさせてもらった人はどうなるのか?やはり直にお腹が減るので、その人も違う他人にご飯を食べさせることをします。
これが繰り返された結果、その世界からは餓死者や飢餓感が消えたのでした。

こんな世界が有れば良いなあと、思いますか?
これは「食べる」ことを例に書きましたが、このような霊的な側面が今の見える世界に「既に」貫徹している宇宙法則なのです。
なんとなく、幸運と不運が発生する原因でもあります。
だから、今の自分が不幸だと感じている人も大丈夫です。必ず改善して行きます。
ただ、そのためには、物事に対する今までの自分の受け取り方、心で思う事を、上記のような「視点」も考慮すれば良いです。

なかなか他への行動までは出来ないけれども、自分の心の視点を1つぐらい増やすことは誰にでも出来ます。
「知る」だけでも、人間は変わって行くのです。
だから釈尊も、正しく真理を「知る」ことが、人間が成仏(じょうぶつ:真の幸福感に満たされること)するためには絶対に必要だとしました。
上記の空腹感の話も、この世の大切な真理の1つなのです。

日本人の古来からの文化は、「モノの哀れを思う」文化だと感じます。人間には、ズルい面やどうしようもない色情もあり、おろかな事をしてしまうことがあります。
しかし、全員が死んで去って行くのですから、死の視点から見ますと、そのような人間のサガ(性)も大きな目でながめることが出来ます。
そして、死んで見えなくなっても、哀れ(あわれ)むという「思いやり」の行為を尊重する文化です。
先祖供養とは、他へ「与える練習」としては最高の行為であり、「モノの哀れ」を自分なりに忘れない日本文化です。
べつに供養をしても、しなくても誰も怒りません。しかし、上記の空腹感の話と同じで、結局は自分自身を「救っている」行為が先祖供養なのです
先祖を供養する人は、その人も必ず救われます。これは絶対です。

(感想)
この世を創造した存在(神)は、人類はいつになれば「他人の中にも自分自身が居る」ことに気付くのかと観ています。
他人を殺せば、自分自身を殺すことになります。コノ世とアノ世で、陰陽の帳尻が自動的に合わされます。コノ世だけの半分の期間だけでは、不公平と矛盾を今の世に感じるでしょうが、永い視点で見れば完全に帳尻が合うのです。

他人を苦しめれば、自分が苦しむことに必ず成ります。ただ、どんな形で自分に返還されるのかが見えにくいだけなのです。
自分が他人に与えた苦しみの「分量」が、何か違う内容に形を変えて自分に反射して来た時、過去の自分がした事を走馬灯のように思い出すことに成ります。何となくですが「明らかに」リンク付けが自分で出来て、反省が出来ます。
生きている間に、少しでもこの体験が出来る人はまだマシです。救われます。
死後には全員が、物理法則として自分がしたことの反射の体験をします。完全に公平だったことを、この時にすべての魂が思い知ります。

悪いことだけが反射をするのではありません。他人を食べさせたこと、他人を助けたこと、他人を思いやったこと、先祖を癒したこと・・・・すべてが自分に反射しています。今もです。
コノ世の一切の行為と体験したことには、ムダが無いことを知るだけで良いです。
これを知っているだけで人生が変わります。
「何のために?」「こんなことしてもムダだ」「なぜ自分だけが」・・・・いろいろと有ることでしょう。
しかし、ムダは一切無いのです。
感謝の気持ちで受け切ることが出来れば、最高です。1つの階段を上ることに成ります。

私たちは自分で「目隠し」をして、旅をしに来たのです。
先行きが分からずに苦しむことも、自分で自分の本性を見たいがためにしているのです。その代わり、どんな苦しみも期間限定(寿命)での旅です。

ある実業家が、30億円出してロシアのロケットで約一週間の宇宙体験をして来た報道を見ました。
その模様は、非常に不自由で過酷な命懸けの宇宙体験でした。
無事に砂漠地帯へ生還した彼は、この不自由な体験は自分の人生観を変えたのは間違いないと言い切りました。生まれ変わったとも言いました。
私たちは人生という、もっと凄い宇宙旅行をしている最中なのです。30億円どころか3京円でもチケットは買えません。
しかし生きている間は、その価値が分かる人は少ないです。

コノ世でのどんな体験もムダでは無いから安心しましょう。
自分の心の神様と共に体験しているのです。自分の良心(内在神)を持って、出来るだけ楽しんで生きましょう。
これがカンナガラ(神と共に)と成り、神人合一という人間が神様に帰る道に成ります。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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