ジュンペイブログ

2010年、職業訓練を経て転職したばかりだった当時26歳の俺が、
何となく始めた自己満足ブログ。

ヴァチカン美術館

2012-02-12 23:52:36 | 旅行
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラに上って感動した後は、
隣のヴァチカン美術館を見に行きました。

サン・ピエトロ広場の横から城壁の外へ。



賑やかな雰囲気のリソルジメント広場の前を左に曲がり、
城壁沿いを歩いて向かいました。



入口までは意外と距離があったな。



ここでも入口で手荷物検査があったけれど、
混雑していなかったのでスムーズに入場出来ました。



写真の手前側に見える出口の上には、
ミケランジェロとラファエロの像がありました。

ここには20以上の美術館などがあり、
全てをじっくりと見ると1週間は必要らしいのだけど、
俺は日本語の公式ガイドブック(12ユーロ)を買い、
見所のみを押さえて駆け足で回ることに。



まずは1階にある絵画館へ行き、
ラファエロの最後の作品である『キリストの変容』を見てみました。



サン・ピエトロ大聖堂でも見たけれど、
こちらが本物とのこと。

レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の作品である『聖ヒエロニムス』。



下書きの部分や修復の跡が見られました。

絵画館を出てピーニャの中庭へ。



大きなブロンズの松ぼっくりが有名なのだとか。

ピーニャの中庭を通ってピオ・クレメンティーノ美術館へ行くと、
八角形を模ったベルヴェデーレの中庭に出ました。



ここには紀元1世紀頃の作品だという『ラオコーン』がありました。



蛇に襲われている場面の彫刻で迫力があったな~。

中にはパンテオンを意識したという円形の間が。



次は階段を上がって2階へ行き、
装飾が美しい燭台のギャラリーを進むことに。



続いてタペストリーのギャラリーが。



地図のギャラリーは黄金色の天井が豪華絢爛だった!



日本の地図は無かったな。

ラファエロの間には有名な『アテネの学堂』がありました。



この絵の中にラファエロの自画像が描かれているらしい。

そして、向かいにも有名な『聖体の議論』が。



最後にして最大の見所は、
ミケランジェロの『最後の審判』があるシスティーナ礼拝堂だったのだけど、
ここは神聖な場所なので撮影が完全に禁止されていました…。



しかし、ほとんど知識が無い俺が見入ってしまうくらいの圧倒的な迫力だった!



世界の終わりに降臨したキリストが人々に審判を下しているという絵の中に、
ミケランジェロの自画像とされる人間の皮が見られました(写真はポストカード)。

有名な『アダムの創造』を含む天井画も凄かったので、
見ていて首が疲れてしまった!

無理な姿勢で天井画を描いたミケランジェロは、
膝に水が溜まって背中が曲がってしまったのだとか。

ヴァチカン美術館の見所を回り終えて、
あまり芸術に興味が無い俺でも感動する作品がたくさんあったのだけど、
もっと興味があれば最高だったのだろうと勿体無い気分にもなってしまったな。

出口の螺旋階段も見事でした。



サン・ピエトロ広場の横まで戻り、
お昼を過ぎてしまっていたので軽い食事にしました。

ローマの観光名所でよく見かけた移動式の売店で購入。



しかし、サンドイッチは大味な感じで美味しくなかったし、
500mlのコーラが4ユーロもして損した気分に…。



ここに地下の公衆トイレがあったので、
ちょっと怖かったけれど入ることに。

イタリアの公衆トイレは有料らしいのだけど、
俺はお金を払うのを忘れて出てしまい、
そのまま次の目的地である真実の口へ向かいました。