ジュンペイブログ

2010年、職業訓練を経て転職したばかりだった当時26歳の俺が、
何となく始めた自己満足ブログ。

アッピア街道へ…

2012-01-31 23:46:36 | 旅行
フォロ・ロマーノとコロッセオを見て歩いて疲れていたけれど、
俺はカラカラ浴場に足を延ばしてみました。

あまり期待はしていなかったけれど、
ローマパスを使って入場。



しかし、スケールの大きな遺跡に思わずテンションが上がってしまった!



カラカラ帝が造らせた世界最大の浴場だったらしい。



ここは観光客もあまりいなくて静かでした。



巨大な遺跡の中を歩いていると、
またまたRPGの世界を冒険している気分に!



床のモザイクタイルに当時の面影が残っていました。



男性間の同性愛の発展場としての役割もあったのだとか…。



「すべての道はローマに通ず」ということわざがあるけれど、
ローマ街道の中でも最も古くて有名なアッピア街道が近かったので、
カラカラ浴場を出てから無理して行ってみることに。



ローマを囲むアウレリウス帝の城壁の外へ。



城壁にあるサン・セバスティアーノ門がアッピア街道の起点でした。



この街道沿いにはたくさんの廃墟や墓などがあるのだけど、
かなりの距離を歩く必要があるらしい。

止めておけば良いのに、
俺は無謀にも進んで行ってしまうことに…。



石畳は雰囲気があるけれど疲れるし、
狭いのに意外と交通量が多くて大変だった!

しばらく歩くと、
ドミネ・クォ・ヴァディス教会がありました。



この小さな教会にはキリストの足跡のコピーが残っているらしいのだけど、
よく分からなかったけれどこれのことか?



この辺りから道が分かれていて、
真ん中がアッピア旧街道みたい。



さらに田舎道を進もうとしたものの、
足が肉離れを起こしそうで不安になったので諦めて、
ようやく引き返すことに。

再び城壁の中に戻り、
フラフラになりながらチェリオの丘を抜けると、
暗くなった頃にコロッセオの裏側まで来ました。



ライトアップされたコロッセオを見ることが出来てちょうど良かった!



まだクリスマスツリーのイルミネーションもあって、
一人で見るのが勿体無いくらい素敵だった…。



コロッセオの近くのドムス・アウレア(ネロ帝の黄金宮殿)は改修工事をしていたので、
サン・ピエトロ・ヴィンコリ教会を覗いてみることにしました。



この教会にはミケランジェロ作の『モーゼ像』が。



足に限界が来ていたので、
地下鉄B線のカヴール駅から帰ることに。



女性だと一人で入り辛そうな雰囲気の駅だったな。



ローマの地下鉄の駅は、
日本と比べると暗くて汚れていた印象。



テルミニ駅でA線に乗り換えて、
共和国広場のレプッブリカ駅で降りました。

この日の夕食は食べる場所を探す元気が残っていなかったので、
結局はホテルの近くのマックに…。

日本のマックでは見かけないハンバーガーを2つにフィレオフィッシュも。



聞いていた通りコーラがデカいな~。

しかし、マックの安心感たるや!

俺はマックでもスムーズに注文出来なかったけれど…。

そういえば、ローマパスの元を全然取れていなかったな~。

コロッセオ

2012-01-29 23:30:36 | 旅行
フォロ・ロマーノを出ると、
圧倒的な存在感でそびえ立つ円形闘技場のコロッセオが!

フォロ・ロマーノの遺跡群もかなり良かったけれど、
俺の中でローマといえばやっぱりコロッセオなので、
生で見ることが出来た感動はこちらの方が上だったな~。

コロッセオの前にあるコンスタンティヌス帝の凱旋門は、
ローマでは最大の凱旋門なのだとか。



興奮しながら入口へ。



ローマパスを持っていると専用の入口から入れるので、
長い行列に並ばなくても良いという利点があるのだけど、
思っていたよりも観光客が少なかったので関係無かったかも…。

正月休み明けは観光客が少ないようだし、
気温もあまり寒くなくてちょうど良かったな~。



ローマには日本人観光客がたくさんいるイメージだったけれど、
今回はここで初めて見かけたような気がする。

アリーナを見ると床が取り外されていて、
地下にあった猛獣の檻や奴隷達の土牢を見ることが出来ました。



こんなにも巨大な古代の建造物が、
現在までこれだけ残っているのはやっぱり凄いな~。



通路を歩いていてもスケールの大きさを感じさせられました。



階段を上がって2階へ。



かつてはここで剣闘士や猛獣を戦わせる残酷な見世物が行われていたのだな…。



コロッセオの各階にはそれぞれ異なる建築様式が用いられていて、
当時は天井にも日除け用の設備があったようだけど、
後世に建材を持ち去られていって現在の姿になったのだとか。



そんなコロッセオも老朽化が進んでいるらしく、
近い将来に大規模な改修工事が始まるかもしれないので、
俺は今の内に見ることが出来て本当に良かった!

コロッセオを出た後は、
少し歩いてチルコ・マッシモを見に行ってみました。



古代の戦車競技場があった場所なのだけど、
現在は市民の運動場みたいな感じでした。

ここからはパラティーノの丘の遺構を眺めることが出来ました。



そのまま進めば真実の口がある教会まですぐだったのだけど、
俺はアッピア街道方面のカラカラ浴場へ向かうことに。

フォロ・ロマーノ

2012-01-28 23:44:44 | 旅行
カンピドーリオの丘から巨大遺跡群の全景を見渡した後は、
この日のハイライトである世界遺産のフォロ・ロマーノとコロッセオへ!

セヴェルス帝の凱旋門を横に見ながら丘を下り、
ヴェネツィア広場からコロッセオへと続くフォーリ・インペリアーリ通りに出ました。



両側に遺跡がある賑やかな広い通りで、
正面にはコロッセオが見え、
俺のテンションは上がりまくり!

通りから見ることが出来たカエサルのフォロ。



通りには歴代の皇帝の像が並んでいました。



大道芸人などもたくさんいたけれど、
写真を撮ると高額なユーロを要求されたりすると聞いていたのでスルー。

そして、通りの中間にある入口からローマパスを使ってフォロ・ロマーノへ!

フォロ・ロマーノの中央にはメインストリートである聖なる道が通っていて、
ここを歩きながら数々の遺跡を見ることになりました。



入ってすぐの場所にカエサルの神殿があったのだけど、
目立たない遺構なので気に留めずに進んでしまい、
右側にエミリアのバジリカを見ながら元老院(クーリア)へ。

クーリアの前にあったフォカスの記念柱。



こちらはユリウスのバジリカで、
多目的な公共施設として使われた大きな建造物があったのだとか。



セヴェルス帝の凱旋門を下から見ると、
レリーフなどが綺麗に残っていて感心。



『ローマの休日』ではここでアン王女と新聞記者のジョーが出会っていたけれど、
映画でのアングルやタクシーが入れるような場所は無かったな…。

農耕の神に捧げる最も神聖な場所だったというサトゥルヌスの神殿。



横の3本の円柱はヴェスパシアヌスの神殿というらしい。



引き返すと目に入ったのは、
双子の神に捧げられたカストルとポルックスの神殿。



円形のヴェスタの神殿は、
炉の女神に捧げられていたとのこと。



そして、裏側には神殿の聖火を守っていたヴェスタの巫女の家が。



アントニヌス帝とファウスティーナの神殿は改修中でした…。



未完のままだというロムルスの神殿。



マクセンティウス帝のバジリカはかなり大きかったな~。



コロッセオへと通じる出口の前にあるティトゥス帝の凱旋門は、
ローマに現存する最古の凱旋門なのだとか。



このまま出そうになるところだけど、
俺はパラティーノの丘を上ってみることに。



上る途中に祠のような場所を覗いてみると…。



RPGのセーブポイントみたいな泉と像がありました。



冒険気分でさらに上ると…。



セーブポイントみたいな泉の上に出ました。



自分の場所が分からなくなってきたけれど、
地下通路のダンジョンを進むことに。



地下通路のダンジョンを出ると庭園が。



パラティーノの丘はローマの歴史の原点である古代の高級住宅街だった場所で、
眺めも良かった!



アウグストゥス帝の家とその妻のリヴィアの家があったけれど、
意外と質素だったな。



こちらは壮大な公邸があったドムス・フラヴィア。



日本では見かけない背の高い木が良い感じ。

パラティーノの丘の端まで来るとスタディオがありました。



かつての馬場だと考えられているらしい。



あぁ~2000年の歴史を感じることが出来て感無量!

ティトゥス帝の凱旋門に戻って出口へ。



ついに目の前にコロッセオが!

ヴェネツィア広場周辺

2012-01-22 23:26:20 | 旅行
スリに遭遇して動揺しつつも、
ローマの中心であるヴェネツィア広場の横の辺りまで来ました。

最初に目に入ったのはトラヤヌス帝の記念柱で、
奥には大理石の巨大な建造物である
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂(ヴィットリアーノ)も見えました。

半円形の大きな廃墟は、
トラヤヌス帝のマーケットという古代の市場なのだとか。



フォロ・トライアーノという古代の公共広場。



俺がローマで見たかったのはこういう風景!



ヴェネツィア広場に建つヴィットリアーノへ。



中央の騎馬像がヴィットリオ・エマヌエーレ2世で、
この人物がイタリア統一を成し遂げたことを記念した比較的新しい建造物でした。

無料なので中に入ってみることに。



中は博物館になっていたけれど、
字が読めないのでほとんど素通りして屋外へ。



ここからはローマの街並みが一望出来ました。



冬のヨーロッパの天気は曇りや雨が多いらしいのだけど、
とても良く晴れてくれて最高でした!



外階段から最上階にも行けたらしいのだけど、
ちゃんと調べていなかった俺はそのまま出てしまいました…。



ヴィットリアーノの正面からはコルソ通りが延びていて、
左側にムッソリーニが執務室を置いていたというヴェネツィア宮殿があり、
右側に『ローマの休日』のラストシーンが撮影されたというコロンナ美術館が。



この辺りを歩いていて驚いたのが、
イタリア人は横断歩道が無い場所を交通量が多くても平気で横切り、
止まってくれる車をすり抜けながら渡っているということでした。

俺もすぐに真似をして渡ったりしていたけれど、
いつか轢かれてしまいそうな気がしたな…。

ローマのメインストリートであるコルソ通りを少し歩いてみると、
トラヤヌス帝の記念柱を模した円柱があるコロンナ広場に出ました。



再びヴェネツィア広場まで戻り、
今度はフォロ・トライアーノの反対側へ。



こちら側には階段が2つあり、
手前の階段を上るとサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会が。



ローマの教会の中はどこも壮大で、
美術品がとても多い!



この時点では美術品の写真を撮るのは控えていたけれど、
別に構わなかったみたい。

2つ目の階段を上るとカンピドーリオ広場があり、
ミケランジェロの構想だという美しい空間になっていました。



ここはカンピドーリオの丘の上で、
世界最古の美術館であるカピトリーニ美術館とローマ市庁舎に囲まれていました。

ローマ建国の伝説に由来する雌狼と双子の像。



オリジナルはカピトリーニ美術館にあるみたい。

市庁舎の裏からは、
古代ローマの中心であったフォロ・ロマーノが見渡せました!



ずっと憧れていた巨大遺跡群を目の前にして、
感動と興奮が止まらなかったな~。

テルミニ駅周辺からトレヴィの泉へ

2012-01-20 23:20:16 | 旅行
海外で初めての朝を迎えました。

この日から2日間でローマを堪能する為に、
ホテルの朝食をしっかりと食べてからすぐに出発!



国防省の側にあるホテルを出て、
まずは昨晩通った道を歩いてテルミニ駅へ向かいました。



ローマには広場と噴水がとても多く、
共和国広場の中央にあったのは4人の妖精がいるナイアディの噴水でした。



共和国広場に面している廃墟のような建物は、
古代の浴場跡にミケランジェロがデザインして建てたのだという
サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会。



中に入るとスケールの大きさに驚いた!



裏にあるディオクレティアヌスの浴場跡は入口が分からなかった…。

500人広場の前にはローマ国立博物館 マッシモ宮があったけれど、
開館時間の前だったのでスルー。



テルミニ駅に来た目的は、
バスや地下鉄が3日間乗り放題になり、
ローマの見所の入場が無料になったり割引も受けられるローマパス(25ユーロ)でした。



タバッキという売店でローマパスを購入し、
ローマ観光を開始したのだけど、
どのように回るかはあまり考えていませんでした。

とりあえず、近くにあったサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。



写真はオベリスクが立っている裏側で、
荘厳で圧倒されるという中を見ずに失敗した…。

イタリアの3大歌劇場の1つであるオペラ座の前を通り、
共和国広場方面に戻りました。



サン・ベルナルド広場に出ると、
モーゼの噴水がありました。



そこからクイリナーレの丘方面へ向かうと、
途中の交差点に4つの噴水が。









古代のローマでは他の文明よりも早くから水道が発達していたので、
噴水が多いのはそういう歴史背景によるものらしい。

クイリナーレ広場にもオベリスクが立っていました。



オベリスクは古代エジプトの神殿などに立てられた記念碑の一種で、
世界に現存している30本の内、
戦利品として略奪した13本がローマにあるのだとか。

イタリア大統領官邸である丘の上のクイリナーレ宮。



ここはローマの原点である7つの丘の1つで、
ヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂まで眺められました。



大統領官邸の横の階段を下りて細い路地に入ると、
有名なトレヴィの泉が姿を現しました!



美しくて力強いバロック彫刻を見て、
ようやくローマに来た実感が湧いたな~。

『ローマの休日』でアン王女が髪を切った場所がこの近くだったはず。



肩越しにコインを泉に投げると、
ローマを再訪出来たり恋が成就するという伝説が有名だけど、
俺は普通に投げてしまったので効果が無いかも…。

トレヴィの泉からはローマの中心であるヴェネツィア広場へ向かったのだけど、
人通りの少ない路地を歩いていると2人組の若い外国人女性が声を掛けてきました。

地図を持ちながら「Can you speak English?」と聞かれたが、
俺は話せないしスリを警戒していたので断って行こうとすると、
しつこく付きまとって1人がキスをするふりをして腕を掴んできた。

間違いない、こいつらスリだ!!

「このッ!」とガッチリ掴まれた腕を振り払うと、
2人はそのままトレヴィの泉方面に去って行ってしまった。

すぐに自分の持ち物を確認すると、
首から下げていたパスポートやカードが入った貴重品入れが半開きになっていた!

きっと腕を掴まれている間にもう1人が開けようとしていたのだろう。

お~怖ッ!

腹が立つので警察を呼んでやりたかったけれど、
説明出来る自信が無いので諦めることに…。

海外の一人歩きはやっぱり危険でした。