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「朝日新聞の没萜は他人事ではない」 グヌグル日本法人元代衚が指摘する「日本病」ずは 『朝日新聞政治郚』曞評

2022-06-16 20:14:00 | ðŸ“— この本

「朝日新聞の没萜は他人事ではない」 グヌグル日本法人元代衚が指摘する「日本病」ずは 『朝日新聞政治郚』曞評  蟻野 晃䞀郎
  珟代ビゞネス より 220616


 ゜ニヌでVAIOなどの倧ヒット商品を手がけ、グヌグル日本法人代衚取締圹瀟長を務めた蟻野晃䞀郎氏が、「日本䌁業が没萜する理由がこれを読めばわかる」ず掚薊する本が、『朝日新聞政治郚』だ。
 同曞は、朝日新聞政治郚の元゚ヌス蚘者だった鮫島氏が、ある事件をきっかけに倱脚し、䌚瀟に最埌たで抗いながら退職するたでの出来事が生々しく描かれおいる。

⚫︎朝日新聞の凋萜は「あなたの䌚瀟の凋萜」に重なる
 圧倒的な面癜さで読み応え十分なノンフィクションだ。新聞蚘者生掻で鍛えられた鮫島さんの確かな筆力で綎られた本曞は、䞀床読み始めたら匕き蟌たれお止められない。ずころどころで日本の政治史や事件簿を再確認しながらも、䞀気に最埌たで読み進んでしたう。

 舞台は倩䞋の朝日新聞瀟。ネットメディアの台頭に抌されお凋萜を続けるオヌルドメディアの「凋萜の本質」が、鮫島さんずいう䞀人の反骚粟神豊かな゚リヌト政治蚘者の栄光ず挫折を通じお生々しく描かれおいる。

 凋萜の本質ずは、詰たるずころ「自滅」だ。諞行無垞の䞖にあっお盛者必衰は叀くからの真理。倉わるべきタむミングで倉わるこずができない存圚は、それが䌁業だろうが囜家だろうが個人だろうが䟋倖なく滅びおいく。

 本曞を単なる暎露本のようにネガティブ評䟡する人がいるようだが、そんな薄っぺらなものではないし、そうした解釈で片付けおしたっおはもったいない。

 か぀おなく倧きな倉動が続く䞖界の䞭で日本の埋没感は際立っおいる。それを裏付けるデヌタは倚々あるが、䟋えば䞖界GDPにおける日本のシェアは
 1994幎がピヌクで18%を占めたものが2021幎は5にたで䞋がった。
  本曞にも指摘がある䞖界の囜別報道自由床ランキングは、
   2010幎の11䜍から2022幎には71䜍ぞず倧きく埌退した。

 日本の埋没に有効な手を打っおいくためにはその原因を探らねばならない。そのためには、日本瀟䌚や日本䌁業の内情をブラックボックス化させずに癜日の䞋にさらけ出し、内包する問題を特定しお怜蚌する䜜業が欠かせない。そのような意味合いにおいお、本曞は、日本の埋没が止たらない原因を解明するための奜材料でもある。
 ここに描かれた「朝日新聞の凋萜」は、その内情を知り尜くした鮫島さんによる勇気ある内郚告発だが、それは鮫島さんにしか曞けない「吉田調曞」以䞊に䟡倀ある「特ダネ」なのだ。

 本曞が描く朝日新聞瀟の赀裞々な内情は衝撃的だが、どんな䌁業や組織にずっおもけっしお他人事ではないだろう。メディア関係者に留たらず、あらゆる経枈人や䌁業人をはじめ、組織で働く人たちには是非読んで欲しい。読み終わったずきに、「朝日新聞の凋萜」は「自瀟の凋萜」ずも重なっおいるこずに気付き、背筋が寒くなる読者も倚いのではないか。

 私が鮫島さんの存圚を知ったのは、囜䌚議員の小川淳也さんを描いた映画『なぜ君は総理倧臣になれないのか』のオンラむン䞊映を芋たのがきっかけだった。映画の終了埌、小川議員ず鮫島さん、他に政治蚘者を䞀人亀えた錎談が収録されおいた。
 同郷で高校の同玚生ずいう小川議員に察し、枩かくもストレヌトで厳しめのコメントを穏やかな語り口で連発しおいるのが印象的だった。

 それ以来、ツむッタヌなどで鮫島さんのアカりントをフォロヌし、「SAMEJIMA TIMES」も時々芋るようになった。ネットで発信される鮫島さんの䞻匵や指摘には共感するずころが倚い。本曞も、電子曞籍だけでなく玙版が欲しくお発売ず同時にアマゟンで入手しようずしたのだが、圚庫切れになっおいたので近所の曞店に行っお賌入した。ちょうど䞀冊だけ残っおいたこずに瞁も感じたが、実際に䌚ったこずはない。

⚫︎私にも䌌たような思い出がある
 実は、か぀お私も鮫島さんず䌌たような境遇を経隓しおいる。そのためか、本曞の内容はずおも他人事ずは思えず、たるで自分に起きたこずのように身近に感じながら読み進めた。

 私事ずなるが、私は1984幎4月に新卒の゚ンゞニアずしお゜ニヌに入瀟した。以来、20幎䜙にわたっお同瀟で働くこずは自分の生きがいであり人生そのものだったが、2006幎3月に同瀟を退瀟し、米グヌグルに転じた埌、自分で独立起業した。

 私が党力で駆け抜けたか぀おの゜ニヌは、今の時代でいえばグヌグルやアップルを凌ぐほどの勢いを持぀垂堎創造型の䌁業で、たさに日本の珠玉ずもいえる誇らしくお偉倧な䌁業だった。人がやらないこずにこだわり、奜奇心旺盛で個性豊かな゚ンゞニアたちが、チャレンゞを厭わず、困難から逃げず、数々の革新的な家電を生み出しお䞖界を垭巻した。
  (SONYホヌムペヌゞに掲茉されおいる井深倧氏ずず盛田昭倫氏)
 しかし、創業者の井深倧ず盛田昭倫が盞次いでこの䞖を去った埌、求心力を倱った同瀟のガバナンスは倧きく乱れ、深刻な経営䞍振に陥る。
 その頃、私は執行圹員手前のカンパニヌプレゞデントずいう珟堎の青幎将校のような圹回りだったが、゜ニヌが゜ニヌでなくなっおいく過皋に翻匄されながらも、なんずか゜ニヌを゜ニヌであらしめようず日々奮闘しおいた。

 手掛けた新補品が倧ヒットしお話題になりメディアの取材が殺到したり、CEOアりォヌドを受賞したりずいった茝かしい堎面もあったが、幟倚の理䞍尜な目にも遭った。成果を䞊げ続けおいたにも関わらず、瀟内政治に巻き蟌たれ、理由も告げられぬたたいきなり圹職を解かれお瀟内倱業者のような扱いを受けたこずもある。

 詳しくは『グヌグルで必芁なこずは、みんな゜ニヌが教えおくれた』2010幎 新朮瀟、2013幎 新朮文庫ずいう著䜜に残しおいるが、぀いには䌚瀟の戊略的倱敗の党責任を抌し付けられるような出来事があり退瀟した。その時の挫折感や敗北感は、長い幎月を経た今でもただ時おり叀傷のように痛むこずがある。

 本曞の序章に、鮫島さんが奥さんずのやり取りをきっかけに「傲慢眪」ずいう蚀葉を䜿っお事の経緯を振り返るくだりがある。今から思えば、圓時の私も若くしおカンパニヌプレゞデントに抜擢されお将来を嘱望され、知らず知らずいい気になっおいたのかもしれない。
 自分ではそんな぀もりはたったくなかったが、呚囲から芋れば倧手を振っお瀟内を歩いおいるように芋え、嫉劬や反感の察象になっおいたずしおも䞍思議はない。

 䞀方で、その頃の゜ニヌにも明らかに䌚瀟ずしおの傲りがあり、その傲りの陰に数々の油断や怠慢があったのも事実だ。その結果、経営䞍振が続いお経営陣が総退陣するずいう事態を招いた。鮫島さんは『「傲慢眪」に問われるのは、私だけではないず思った。
 新聞界のリヌダヌを気取っおきた朝日新聞もたた「傲慢眪」に問われおいるのだ』ず述べおいるが、この蟺りは鮫島さんの思いに近い。個人も䌚瀟も、最も恐ろしいのは「傲り」だ。あらゆる倱敗は傲りに起因するずいっおも間違いはないだろう。

⚫︎時代の倉化に぀いおいけず「適応障害」を起こす経営者たち
 ゜ニヌを蟞めたこずは自分の人生の転機ずなったが、蟞めたこずでグヌグルず出䌚う機䌚やさらには起業の機䌚にも恵たれ、はっきりずわかったこずがある。それは、圓時゜ニヌが抱えおいたある皮の病は、なにも゜ニヌ固有のものではなく、日本の家電業界や補造業界党䜓、あるいはあらゆる産業セクタヌ、さらには日本囜党䜓に蔓延しおいる「日本病」ずでもいうべき病だったずいうこずだ。
「傲慢眪」ず䞊んで、この「日本病」こそが日本埋没の元凶ではないか。そしお私の感芚では、政府の新型コロナぞの䞀連の察応などをみおいおも、この日本病はその埌も収たるどころか、党囜でその深刻さの床合いを増しおいく䞀方だず感じおいる。
 本曞を読んで、朝日新聞瀟も䟋倖ではないこずがよくわかった。

 日本病には䞻に二぀の偎面がある。
 䞀぀は「過去の成功䜓隓から抜け出せないたた過床に倱敗を恐れお珟状倉曎を嫌い時代の倉化に぀いおいけなくなった重床の適応障害」ずいう偎面だ。
 そしおもう䞀぀は「個人が組織や䞻君に滅私奉公するトップダりン型の関係性の䞭で染み぀いた受け身䜓質・自己犠牲䜓質ずそれに䌎う個人の委瞮や思考停止の慢性化」ずいう偎面だ。
 たちが悪いのは、これらの合䜵症状ずしお「実際は䜕もしおいないか裏で別の事をしおいるのに、倉わろうずしおいるフリややっおいるフリでごたかす」ずいうものが加わるこずだ。隠蔜、停装、改竄、忖床などが流行る理由もここにある。

 少し前、ツむッタヌ買収絡みで䞖間を隒がせたむヌロン・マスクが「出生率が死亡率を䞊回るような倉化がない限り、日本はいずれ消滅するだろうunless something changes to cause the birth rate to exceed the death rate, Japan will eventually cease to exist」ずツむヌトしお物議を醞した。
 しかしこれは未来予枬でも䜕でもない。珟圚の人口動態が続く限りは䜕䞖玀埌かに100確実に起きる事実だ。

 䞀぀のわかりやすい事䟋だが、今の日本が盎面しおいる倧きな課題は、このように「過去や珟圚の延長線䞊に明るい未来はない」ずいうこずがはっきりずわかっおいるにも関わらず、これたでのやり方を䞀向に倉えようずしないこずでこれが日本病だ。
 少子高霢化ぞの有効な手立おは未だ䜕も打たれおいないし、デゞタル埌進囜などず呌ばれるありさたになったのもそのためだ。

 繰り返すが、日本病は日本党囜に蔓延しおいる。「吉田調曞」でも暎かれた原発灜害に向き合う東京電力の䜓質、朝日新聞瀟での「吉田調曞」「慰安婊」「池䞊コラム」を巡るリスク管理の倱敗、䞍正䌚蚈をきっかけに経営䞍振が続き厩壊寞前の危機にある東芝、森友問題における財務省の公文曞改竄事件、東京五茪に関連した数々の疑惑や䞍祥事など、政官財孊を問わず次々ず起きるこれらの問題は、衚の顔はそれぞれ違っおいおも、実はすべお「傲慢眪」や「日本病」が共通原因で発症したものずいえるのではないだろうか。

⚫︎2014幎9月11日、朝日新聞は自滅した
 朝日新聞瀟にも、吉田慎䞀垞務のように、オヌルドメディアの凋萜に備えお経営革新や組織改線を掚進しようずしおいた経営幹郚は存圚した。既存の政治郚、経枈郚、瀟䌚郚などの瞊割りを廃しお、蚘者クラブ䟝存の受け身䜓質や暪䞊び䜓質から脱华し、調査報道や蚀論䞭心の玙面䜜りぞの転換を構想しおいたずいう。
 それに呌応するように、鮫島さんも同瀟を倉えようず奮闘した。゚ピ゜ヌドの䞭に、鮫島さんが特別報道郚に出戻った時に新たな組織颚土䜜りに尜力したこずが玹介されおいる。蚘者䞀人䞀人の䞻䜓性を尊重し、䌚議は枛らし、蚘者が䞊叞たるデスクを自由に遞べるなど、自埋走行型で颚通しの良いスタむルを実珟した。
 これは、フラットで䞊䞋や瞊割りずは無瞁なむンタヌネット時代のスタむルに沿ったもので、グヌグルの働き方にも通じる。実際、鮫島さんが刷新した特別報道郚は息を吹き返しお数々の成果をあげたずいう。

 しかし、その特別報道郚も鮫島さん退瀟のタむミングで廃止された。そればかりか、鮫島さんも加わっお梃入れしアクセス数を倧幅に䌞ばしたりェブメディア「論座」の線集長吉田貎文さん。本曞には倚くの「吉田さん」が登堎するも解任されたずいう。
 結局、朝日新聞瀟は珟状倉曎を拒み、倉革のチャンスを逃がし、それを成し遂げる力のある人材を遠ざけおいる。たさに自滅ぞの道だ。
 鮫島さんは、朝日新聞が「吉田調曞」報道を取り消した2014幎9月11日を「新聞が死んだ日」ず䜍眮付けおいる。この日は奇しくもその13幎前にアメリカで同時倚発テロが発生した日付ず同じだ。
 2001幎9月11日を境に䞖界は倧きく倉わったが、暩力に屈服しバッシングに怯えながら、日本の倧手メディアの劣化や機胜䞍党はここ数幎の間にも確実に進んでいる。

⚫︎ニュヌノヌマルの時代に「たった䞀床の人生をどう生きるか」
 デゞタルやネットはそれたでのすべおを倉えた。フラットでオヌプンな時代を迎えお個人が䌞び䌞びず解攟され,テクノロゞヌやデヌタを味方にしお際限なくパワヌアップできる時代だ。今やそれを十二分に理解した鮫島さんは,䞀人で「SAMEJIMA TIMES」を立ち䞊げた。
 たさに進むべき正しい方向に向けお次の䞀歩を力匷く螏み出したわけだ。支揎者や応揎者もこれからどんどん増えおいくだろう。鮫島さんには、是非日本のメディアやゞャヌナリズムを立お盎す倧きな䞀石を投じお欲しい。

 かく蚀う私も、鮫島さんより䞀足先に独立起業する道を遞んだ。䞖の䞭の倉化をチャンスず捉え、その倉化に我が身を投じお自分の真の実力や運呜を詊しおみたいず思ったからだ。
 人生癟幎時代ずいわれるが、平穏無事な人生よりも、新しいこずにチャレンゞしお幟倚の困難に行き圓たる人生のほうが、脳や生呜力が掻性化しお若さを保おるずいう。
 たった䞀床の人生だ。ビヌトルズの歌のタむトルにもある「The Long and Winding Road長く曲がりくねった道」はこの先もただただ続く。鮫島さんの新たな旅立ちに心から゚ヌルを送りたい。

 登堎人物すべお実名の内郚告発ノンフィクション『朝日新聞政治郚』は奜評発売䞭。朝日新聞の䞭枢が厩壊しおいく内幕が、赀裞々に綎られおいたす。

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※※※※※※※※※※※ 远補  珟代ビゞネス より 220619

 新聞が぀たらない理由は「客芳䞭立」ずいうり゜に逃げ蟌むから 䞭島岳志×鮫島浩 『朝日新聞政治郚』刊行蚘念緊急察談2
äž­å³¶ 岳志,鮫島 浩


 話題の曞『朝日新聞政治郚』刊行をきっかけに実珟した、著者・鮫島浩氏ず政治孊者・䞭島岳志氏の緊急察談第回。

 同曞では、鮫島氏が朝日新聞の「特別報道郚」を率いお、それたでの新聞瀟にない新しい「調査報道の圢」を暡玢したこずが曞かれおいる。その䞀぀の䞻県が、「無難な客芳報道ではなく、蚘者個人の䞻芳を出すこず」だった。
それは「客芳䞭立」を是ずしおきた新聞瀟の掟を砎るものだった。鮫島氏のその挑戊に぀いお、䞭島氏が鋭い質問を济びせる。この察談の動画を「鮫島タむムス」で特別公開䞭

⚫︎なぜ新聞には「䞻語」がないのか
䞭島 鮫島さんは䞉床、朝日新聞の特別報道郚に身を眮いおいたすが、䞀床目の経隓を掻かしお、その埌に戻った政治郚でも調査報道をやろうずしたこずを本曞で知りたした。

鮫島 「考・政党」ず「探蚪保守」ですね。民䞻党政暩が誕生したずき、それたで枩めおきた民䞻党ずのパむプをフル掻甚する時だず思ったら、野党に転萜した自民党のサブキャップに「留任」させられたこずも、背景にありたす。私は「降栌」だず感じお圓初は萜胆したのですが、むしろ誰も泚目しおいない野党・自民党を担圓するこずは政治報道を倉える奜機だず思い盎したした。

 <※察談はオンラむンで行われた>
鮫島 「探蚪保守」は、のちに新聞劎連の委員長を務める南地蚘者がメむンラむタヌで、参院自民党のドン・青朚幹雄さんの地元である島根県出雲垂を歩き回り、保守王囜を足元から怜蚌する「テヌマ蚭定型調査報道」でした。

䞭島 私はその郚分を読んで、孊者ずしお倧倉興味をそそられたした。そこでは蚘事の「䞻語」が問題にされおいたからです。
 普通の新聞蚘事は、たずえ眲名があったずしおも、その蚘者個人が「䞻語」で語るこずはありたせん、でも「探蚪保守」では、なぜ曞き手がこのテヌマにかかわるのか、なぜそこたでこだわるのかをしっかりず読者に提瀺したした。
 なぜ孊者ずしお,ず蚀ったかずいうず,私もずっず,同じ悩みや疑問を抱えおきたからです。
 孊者も論文や研究発衚で、「私」を出しおはいけないず必ず蚀われたす。客芳的な゚ビデンスに基づき、科孊的に述べるべきだず。

 もちろん、そうあるべき分野もあるず思いたすが、たずえば文系のフィヌルドワヌクでは、「なぜ私孊者はこのテヌマを研究したいのか」が、そもそも最初から含み蟌たれおいる。そこには明確な「䞻語」があるのです。

鮫島 さすが䞭島さんです。実は私は同曞の䞭で、そこをいちばん䌝えたかったのかもしれたせん。
 朝日新聞を含めた新聞はよく、「䞍偏䞍党」「客芳䞭立」が倧切だず蚀いたす。でも、本圓はそんなこずありえない。どの蚘事を取材するか、どの蚘事を䞀面にするか、すべおは遞択であり、客芳䞭立なはずはないんです。もずもずが、新聞瀟はり゜くさいこずを堂々掲げおきたのです。

䞭島 たしかに読者も、朝日新聞に「完党なる䞭立」を求めおいるわけではないですよね。

鮫島 そのり゜くささを癜日の䞋にさらしたのが、ネットであり情報のデゞタル化です。
 それたで倧手メディアは、あらゆる情報を自分たちが独占しお、それを䞀方的に送り付けおいたした。
 でもデゞタル化によっお䞖界䞭の情報がネット空間に飛び亀い、情報の独占なんお誰にもできなくなった。
 それでどうなったか。「誰が」䌝えおいるかが、きわめお重芁になったわけです。完璧に客芳䞭立な人物なんお存圚したせん。どのような考えを持ち、どのようなバックグラりンドを持った人物がこの情報を䌝えおいるのかを明瀺しなければ、信憑性が萜ちる時代になったわけです。

⚫︎「客芳逃げ」だず私は思う

䞭島 私はもずもず朝日新聞の特別報道郚に泚目しおいたした。それは、北海道譊の䞍正を暎いた元北海道新聞の青朚矎垌蚘者も、朝日新聞に転職しお特別報道郚に所属しおいたからです。私は北海道倧孊に赎任しおいたこずがあり、青朚さんずはその頃に知り合いたした。

鮫島 私も特別報道郚のデスクずしお、青朚さんず䜕床か組たせおいただきたした。新聞協䌚賞を受賞した「手抜き陀染」報道は、青朚さんが取っおきた情報が出発点でした。

䞭島 「手抜き陀染」のスクヌプが青朚さんだず知っお、私は嬉しかった。札幌で䜕床か飲んで、圌女がすごくパッションのある蚘者だず知っおいたからです。
 でも、青朚さんのスクヌプがそうしお䞖間から評䟡されたこずは嬉しかったけど,ちょっず物足りなさも感じおいたした。それは,蚘事には圌女の「䞻語」が芋えなかったからです。
 圌女がどんな「思い」でこの取材を始めたのか、そしお実際に手抜き陀染の珟堎を目にしお、どんな「思い」を抱いたのか。そういうものが芋えたら、新聞はもっず面癜くなるのに、ず思いたした。
 青朚さんは埌に「手抜き陀染」に぀いお、著曞を曞きたしたが、それはもちろん圌女が「䞻語」で曞かれおいる。ああ、そうか、新聞蚘者は、著䜜ずか別のメディアにむンタビュヌを受けるずかでないず、自分の蚀葉では語れないのか、ず残念でした。

鮫島 だから新聞は぀たらなくなったんです。吉田調曞事件以降、朝日新聞はたすたす「停りの客芳䞭立」を暙抜し、どこからも抗議を受けない差し障りのない蚘事を量産しおいたす。
 先ほども蚀いたしたが、そんな蚘事は今の時代、誰からも芋向きもされたせん。これから必芁なのは、「私は粟䞀杯、私の芋立おをデヌタず論理を尜くしお瀺したす。その私ずいうのは、こういう人間です。䌝えるにあたりできるだけ誠実に、フェアに、公平にありたいず思いたすが、『私』の偏りは消せたせん。
 『私』の偏りがあるこずを前提に、それを割り匕いお読んでくださいね」ずいう姿勢です。そうしないず、読者の信甚は埗られない。ネット時代になっお、読者の目は肥えおいるのです。

䞭島 吉田調曞にもそうした「䞻語」、「私」があれば、展開は少し違ったんじゃないでしょうか。珟堎の二人の蚘者があの取材を手がけたずきの「思い」ずか、「意味」ずかが䌝わっおいれば、あそこたで反感を買わなかったかもしれない。少なくずも、応揎しおくれる人がいたのではないか。

鮫島 おっしゃる通りです。そしお,実際に私はデスクずしお,それをやりたかったのです。

珟堎の二人の蚘者が、この3幎間どんな思いで東電ず向き合っおきたのか。東電の隠蔜䜓質にどれほど怒り、どれほど悔しい思いをしおきたのか。
 そうした珟堎の「思い」を含めお䌝えられおいたら、結果的にバッシングは受けたずしおも、䞀郚の読者の「匷固な共感」を埗られおいたはずです。

䞭島 なるほど。たしかに、自分の旗幟を鮮明にするこずによっおしか、支持する人々は集たりたせん。

鮫島 「思い」を䌝えるこずは、ある意味「攻める」こずです。攻めの姿勢で報じるずいうこずです。
 でも今の朝日新聞を芋るず、「客芳」に逃げ蟌んで、完党に守りに入っおいる。蚘者の思いを䌝えようずする姿勢がカケラもない。
 そんな蚘事では,バッシングされるこずはないかもしれないけど,「パッシング」無芖されおしたいたす。「客芳逃げ」だず私は思いたす。

⚫︎立憲民䞻党はなぜ嫌われるのか

䞭島 鮫島さんは以前は「二倧政党制が良い」ず䞻匵されおいたしたが、いたは「倚党制が良い」ず䞻匵を倉えおいたすね。
 これは私の想像なのですが、ひょっずしたら、二倧政党制ず巚倧メディアは盞性が良いのではないですか

鮫島 その通りです。私もか぀おは「巚倧メディアの蚘者クラブ」にどっぷり浞かっおいお、二倧政党制を支持しおいたした。なぜなら、取材する偎にずっお、それがいちばん郜合が良いからです。

䞭島 AかBのどっちかを遞べ、ずいうこずですね。そしお、新聞瀟はAずBに優秀な蚘者を匵り付ける。

鮫島 いたや、倧衆はAかBでは満足しなくなりたした。二者択䞀の政治に飜き飜きし、どちらか䞀方を遞ぶこずができないのです。投祚率が䞋がるのは圓たり前でしょう。
 オヌルドメディアの「情報は俺たちが教えおやる」ずいう啓蒙のスタンスでは、情報が溢れ、䟡倀芳が倚様化する時代に察応できない。
 今、AもBも嫌だ、どっちも゚スタブリッシュメントの味方じゃないか ずいう倧衆の䞍満が枊巻いおいる。

䞭島 今の日本でBは䞀応、立憲民䞻党になるわけですが、たしかにあの党は倧衆ずの「察話」が䞋手だし、それ以前に党内でのボトムアップがきわめお苊手です。
 若い議員が様々な新しい動きをしおも、それが党の力にたったく反映されおいない。パヌトナヌズずいう支持者の組織を䜜りたしたが、ボトムアップで候補者を決定したり、政策を䜜り䞊げたりずいったこずは、ほずんどできおいたせん。結局は氞田町、しょせんぱスタブリッシュメントず、有暩者から芋られおしたっおも仕方がないように思いたす。

鮫島 日本の叀い業界のトップに君臚しおいるリヌダヌたちは、完党に立ち遅れおいたす。䌁業のガバナンスにしおも、指瀺を抌し぀けるだけで双方向の察話がなかった。それで䌚瀟が回る時代もあったけど、これからはそうじゃない。

私は「吉田調曞事件」でこおんぱんにやられたので、そのこずに気づくこずができたした。䞀方通行では、倧衆の意識ず離れおいくばかりです。だから、二倧政党支持をやめお、政治的にも「転向」したした笑。
 でも、朝日新聞はあの2014幎のバッシングを、「ズル」をしお凊理した。どんなズルだったかは、本曞を読んでいただければすべおわかりたすが、そうするこずによっお倉わるチャンスを倱っおしたいたした。
 その結果、いただに䞀方通行の蚘事を出し続けお、郚数は枛り続けおいたす。

⚫︎朝日新聞ず立憲民䞻党は、嫌われる理由が䌌おいたす。

䞭島 同感です。では次回はいよいよ、たもなく公瀺される参院遞の話をしたしょう。究極の双方向、山本倪郎ずれいわ新遞組に、私は泚目しおいたす。


次回は明日曎新『「死に䜓」野党の芋どころは山本倪郎だけ』です。
登堎人物すべお実名の内郚告発ノンフィクション『朝日新聞政治郚』は奜評発売䞭。朝日新聞の䞭枢が厩壊しおいく内幕が、赀裞々に綎られおいたす。
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⚠️ 『トペタが䞭囜に接収される日』 驚愕のチャむナリスクを芋よ  202206

2022-06-12 00:46:00 | ðŸ“— この本
線集者のおすすめ 『トペタが䞭囜に接収される日』 驚愕のチャむナリスクを芋よ

『トペタが䞭囜に接収される日』


📗『トペタが䞭囜に接収される日』平井宏治著ワック・円

本曞には、䞭囜ず商売しおいる経営者、ビゞネスマンにずっお、自瀟の呜運を巊右しかねないチャむナリスクが詳述されおいたす。

ロシアによるりクラむナ䟵攻が問題ずなっおいたすが、䞭囜の習近平䞻垭が台湟統䞀を公蚀しおいるのですから、次は台湟有事の可胜性が倧でしょう。

アメリカは䞭囜の軍産耇合䜓䌁業や「りむグル人暩法」に抵觊する䞭囜䌁業を垂堎から排陀し、䞭囜ぞの圧力を匷めおいたす。それら䞭囜䌁業を利しおいる日本䌁業も制裁察象になりたす。「安党保障はアメリカ、経枈は䞭囜」などずいう財界人がいたすが、その認識は甘すぎたす。

䞭囜も「囜防動員法」を斜行し、有事には倖囜䌁業の資産を凍結・接収し、日本人駐圚員は垰囜できなくなるでしょう。これは日本䞀の䌁業、トペタも䟋倖ではありたせん。さらに、「囜家情報法」で䞭囜䌁業ず䞭囜人に情報掻動ぞの協力を矩務づけたした。日本䌁業で働く䞭囜人も埓わざるを埗たせん。

䞭囜進出がこれほどハむリスクになっおいるこずを日本の経営者は認識しおいるのでしょうか。

しかも、䞭囜で埗た利益は、先進囜ずは違い制玄なく囜倖に移せず、䞭囜で再投資する日本䌁業が倚いのです。

このほか、䞭囜人が先端技術を盗み軍事転甚した事䟋など、驚愕きょうがくの事実が語られたす。

経枈安党保障に詳しく、倚くのを手がけおきた著者ならではの䞀冊です。

ワック株匏䌚瀟垞務執行圹員出版担圓 䜐藀幞䞀


👄䞭囜の「囜家情報法」「䌚瀟法」「䞭囜共産党芏玄」などでは「䞭囜人民は䞭囜の囜家情報工䜜に協力する矩務がある」。掚しお知るべし。


💋トペタに限らず、「知られざる゚クセレントカンパニヌファむル」で、玹介されおる倚くの䞖界的シェアを持぀䌁業矀の倚くが支那に工堎を持぀、それら総お、ある日、突然に、共産䞻矩囜家に接収される可胜性倧。もちろん、本邊になす術なし
 戊前から分かっおいた事。圓時の支那人が普通に考えおたこず、囜土は支那領だから。
 今曎だが,こんな圓たり前の事が、芋えない䌁業家、政治家だらけの本邊、残念な珟実。
 䞭露の論法でいけば、本邊に有る䞭露人の賌入土地も圌らの領土ずなり䟵攻察象になる⁈
平和ボケの本邊 
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⚠️ タネの茞入がずたれば飢逓に 食料自絊率コメ98%野菜80%のカラクリず日本の食料安保のお粗末さ 202206

2022-06-10 00:19:00 | ðŸ“— この本

タネの茞入がずたれば飢逓に 食料自絊率コメ98%野菜80%のカラクリず日本の食料安保のお粗末さ
  プレゞデント onlain より 220610 鈎朚 宣匘


 日本の食料自絊率に぀いお政府は「コメ98、野菜80、鶏卵96」などず説明しおいる。これを信じおいいのだろうか。
 元蟲氎官僚で、東京倧孊倧孊院教授の鈎朚宣匘氏は「野菜の皮の90は海倖頌みで、鶏のヒナもほが100パヌセントが海倖䟝存。どちらも茞入が途絶したずきの自絊率はすでに0パヌセントに近い。コメも野菜ず同様に皮採りが海倖でおこなわれるようになる恐れがある。そうなれば、近い将来、日本は飢逓に盎面するだろう」ずいう――。第1回
※📙本皿は、鈎朚宣匘『蟲業消滅』平凡瀟新曞の䞀郚を再線集したものです。

 [ロシア軍の攻撃で砎壊された食料庫の残骞2022幎3月29日、りクラむナ・ブロバルむ ]

⚫︎NHKが予想した「日本の食料危機」
 2021幎2月7日に攟映された「NHKスペシャル」『2030 未来ぞの分岐点2飜食の悪倢 氎・食料クラむシス』は衝撃的な内容だった。
 飜食の先進囜ず飢逓に苊しむ最貧囜を隔おおいる珟圚の食料システムを、2030幎たでに持続可胜な食料システムに倉革しないず、2050幎頃には、日本人も飢逓に盎面するこずになるかもしれない、ず譊鐘を鳎らしたのだ。

 実際に、2035幎の日本の実質的な食料自絊率が、酪蟲で12パヌセント、コメで11パヌセント、青果物や畜産では1パヌセントから4パヌセントず、珟圚の食料自絊率38パヌセントを倧きく䞋回る危機的な状況に陥るず、蟲林氎産省以䞋、蟲氎省のデヌタに基づいた筆者の詊算が瀺しおいる図衚1参照。

出兞『蟲業消滅』より

 このような状態で、2020幎から䞖界的なパンデミックを匕き起こしおいるコロナ犍や、2008幎のような旱魃(かんば぀)が同時に起こっお、茞出芏制や物流の寞断が生じれば、生産された食料だけでなく、その基ずなる皮、畜産の飌料も海倖から運べなくなり、日本人は食べるものがなくなっおしたうだろう。

 ぀たり、2035幎の時点で、日本は飢逓に盎面する可胜性がある。
我々は、そんな薄氷の䞊にいるのである。

⚫︎「鶏卵実質自絊率0」の衝撃
 その䞀方、日本政府は蟲業の芏暡を拡倧するこずぞの支揎政策を進めた結果、畜産においお超倧芏暡経営はそれなりに増えた。

 だが、高霢化などによる廃業が増えおいるこずで、党䜓の平均的な芏暡は拡倧しおも、その枛産をカバヌしきれず、総生産の枛少ず地域の限界集萜化に歯止めはかかっおいない。
 それに加えお、飌料の海倖䟝存床を考慮するず、牛肉、豚肉、鶏卵の自絊率は珟状でも、それぞれ11パヌセント、6パヌセント、12パヌセントず䜎い。

 このたただず、2035幎には、それぞれ4パヌセント、1パヌセント、2パヌセントず、信じがたいほど䜎氎準に陥っおしたう。
 酪蟲に限っおは、自絊率が8割近い粗飌料の絊逌割合が盞察的に高いので、自絊率は珟状で25パヌセントあり、2035幎でも12パヌセントず、ほかの畜産に比べればマシな氎準ではある。
 だが、それでもこの䜎さである。
さらに付け加えるず、鶏のヒナは、ほが100パヌセントが海倖䟝存なので、それを考慮するず、実は鶏卵の自絊率はすでに0パヌセントに近いずいう深刻な事態なのである。

 珟状では、80パヌセントの囜産率の野菜も、実は90パヌセントずいう皮の海倖䟝存床を考慮するず、自絊率は珟状でも8パヌセントで、2035幎には4パヌセントず、信じがたい䜎氎準に陥る可胜性があるのだ。

「皮は呜の源」のはずが、政府によっお「皮は䌁業の儲けの源」ずしお捉えられ、皮の海倖䟝存床の䞊昇に぀ながる䞀連の制床倉曎皮子法廃止→蟲業競争力匷化支揎法→皮苗法改定→蟲産物怜査法改定がおこなわれおきたので、野菜で生じた皮の海倖䟝存床の高たりが、コメや果暹にも波及しおしたう可胜性がある。

⚫︎コロナ犍によっお発生した「茞出芏制」
 コメは、倧幅な䟛絊の枛少が続いおいるにもかかわらず、それを䞊回るほど需芁が萜ち蟌んでいるので足りおいる、ず思われがちだ。

 だが、最悪の堎合には、野菜ず同様に、皮採りの90パヌセントが海倖でおこなわれるようになったら、そしお、物流が止たっおしたうような危機が起これば、コメの自絊率も11パヌセントにたで䜎䞋しおしたう恐れがある。

 ぀たり、日本の地域の厩壊ず囜民の飢逓の危機は、「NHKスペシャル」が予蚀した2050幎よりも、もっず前に顕圚化する可胜性を孕んでいるのだ。

 FAO囜連食糧蟲業機関によれば、コロナ犍によっお2020幎3月から6月の段階で茞出芏制を実斜した囜は19カ囜にのがったずいう。
 日本では、コロナ犍によっお、䞭囜からの業務甚野菜などの茞入が枛ったこずや、アメリカから食肉などの茞入が枛ったこずなど、グロヌバル化したサプラむチェヌンに䟝存する食料経枈の脆匱性が改めお浮き圫りになった。

 日本の食料自絊率は38パヌセントず述べたが、FTA自由貿易協定でよく出おくる原産囜ルヌルRules of Origin、通垞、原材料の50パヌセント以䞊が自囜産でないず囜産ずは認めないに照らせば、日本人の䜓はすでに「囜産」ではないずさえいえる。

 食料の確保は、軍事、゚ネルギヌず䞊んで、囜家存立の重芁な3本柱の䞀぀なのである。
茞出芏制は簡単に起こりうるずいうこずが、2008幎に続いおコロナ犍でも明癜になったのだ。

⚫︎「食料危機」時に犠牲になるのは食料茞入囜
 アメリカは、自囜の蟲業保護茞出補助金の制床は撀廃せずに、郜合のいいように掻甚し、他囜に「安く売っおあげるから非効率な蟲業はやめたほうがよい」ずいっお、䞖界の蟲産物貿易の自由化ず蟲業保護の削枛を進めおきた。

 そしお、安䟡な茞出をおこなうこずで他囜の蟲業を瞮小させおきたのである。
それによっお、基瀎食料コメ、小麊、トりモロコシなどの穀物を぀くる生産囜が枛り、アメリカ、カナダ、オヌストラリアなどの少数の蟲業倧囜に䟝存する垂堎構造になっおしたった。

 その結果、需絊にショックが生じるず䟡栌が䞊がり、投機マネヌも入りやすくなる。
さらに、䞍安心理が煜られ、茞出芏制が起きやすくなっおしたったのだ。
 そしお䟡栌高隰が増幅されやすくなっお、高くお買えないどころか、おカネを出しおも買えなくなっおしたった  。
 それが2007幎のオヌストラリアなどの旱魃ず、アメリカのトりモロコシをバむオ燃料にする政策に端を発した、䞖界的な食料危機に぀ながったのである。

 こうした構造ができおしたった以䞊、いた、おこなうべきこずは、貿易自由化に歯止めをかけ、各囜が食料自絊率を向䞊させる政策を匷化するしかない図衚2参照。

出兞『蟲業消滅』より

 食料自絊率を向䞊させる政策は、茞入囜が自囜民を守る正圓な暩利である。
したがっお、「2008幎のような囜際的な食料䟡栌の高隰が起きるのは、蟲産物の貿易量が小さいからであり、貿易自由化を培底しお、貿易量を増やすこずが食料䟡栌の安定化ず食料安党保障に぀ながる」ずいうWTO䞖界貿易機関などの芋解には無理があるずいえよう

 では、メキシコ、ハむチなどでは、2008幎に実際に䜕が起きたのか。
䞻食がトりモロコシのメキシコでは、NAFTA北米自由貿易協定によっおトりモロコシの関皎は撀廃されおいた。
 だから、囜内生産の激枛した分はアメリカから買えばいいず思っおいたずころ、䟡栌の暎隰が起きお茞入できなくなり、暎動が起こる非垞事態が発生しおしたったのである。
 アメリカには、トりモロコシなどの穀物蟲家の手取りを確保し぀぀、䞖界に安く茞出するための手厚い差額補填制床がある。
 それによっお、穀物ぞのアメリカ䟝存を匷め、ひずたび需絊芁因にショックが加わったずきに、その圱響が「バブル」によっお増幅されやすい垂堎構造を぀くり出しおきた。
 にもかかわらず、財政の負担が苊しくなっおきたので、穀物䟡栌の高隰に぀なげられるきっかけはないか、ず材料を探しおいたのは間違いない。

 そうしたなかで、ブッシュ政暩は囜際的なテロ事件や原油高隰が盞次いだのを受け、原油の䞭東䟝存を䜎め、゚ネルギヌ自絊率を向䞊させる必芁がある、さらに、環境に優しい゚ネルギヌが重芁であるずの倧矩名分名目を掲げお、トりモロコシをはじめずするバむオ燃料を掚進する政策を開始したのである。
 その結果、2007幎の䞖界的な䞍䜜をきっかけに、芋事に穀物䟡栌の吊り䞊げぞず぀なげたのだ。
 ぀たり、アメリカの食料を貿易自由化する戊略の結果ずしお、食料危機は発生し、増幅されたのである。

⚫︎「関皎匕き䞋げ」で自絊率が䜎䞋した囜が危ない
 のたた、コメを䞻食ずするハむチは、IMF囜際通貚基金の融資条件ずしお、1995幎に、茞入するコメの関皎を3パヌセントにたで匕き䞋げるこずを玄束させられおいた。
 そのため、囜内のコメの生産が倧幅に枛少しおいたずころに、2008幎の䞖界的なコメ茞出の芏制で、おカネを出しおもコメが買えないずいう状況になっお暎動ずなり、死者たで出る事態になっおしたったのだ。
 コメの圚庫は䞖界的には十分にあったが、䞍安心理から各囜がコメを売っおくれなくなったのである。

 コロナ犍で茞出芏制が倚発するなかで、FAO・WHO䞖界保健機関・WTOの事務局長が共同声明を発衚し、茞出の芏制を解陀するように求めるず同時に、いっそうの貿易自由化の必芁性も蚎えた。

 だが、各囜が茞出を芏制した原因が、もずもず貿易自由化を掚し進めおきたこずにあるのに、その解決策が貿易自由化にあるずいうのも倉な話であるWTOは、そもそも貿易の完党自由化を最終ゎヌルずしおいるこずに根本的な問題がある。

 なぜ、食料自絊率の向䞊ではなく、自由化による海倖䟝存を、ずいうのだろうか。
よく䌌た事䟋は、䞖界銀行やIMFの行動にも芋られる。
 䞖銀やIMFは、貿易自由化を含め培底した芏制緩和を匷芁しお、途䞊囜の貧困を増幅させおきた。

 グロヌバル䌁業が儲けをかすめ取っおいくこずを容認しおおきながら、貧困が改善しないのは芏制緩和が足りないせいだ、もっず培底した芏制緩和をすべきだ、ず䞻匵しおいる。
 貧困緩和の名目で途䞊囜が食いものにされおいるのだ。
私たちは、このような䞀郚の利益のために蟲民、垂民、囜民が食いものにされる経枈・瀟䌚構造から脱华しなくおはならない。

 食料の自由貿易を芋盎しお、食料自絊率の䜎䞋に歯止めをかけなければならない瀬戞際にきおいるこずを、いた、もう䞀床思い知らされおいるのである。

 TPP11アメリカ抜きのTPP環倪平掋連携協定、日欧EPA経枈連携協定、日米貿易協定ず畳みかける貿易自由化が、危機に匱い瀟䌚・経枈の構造を぀くり出した元凶であるず反省すべきである。


◆鈎朚 宣匘(すずき•のぶひろ)東京倧孊倧孊院蟲孊生呜科孊研究科教授 専門は蟲業経枈孊
1958幎䞉重県生たれ。82幎東京倧孊蟲孊郚卒業。蟲林氎産省、九州倧孊倧孊院教授を経お2006幎より珟職。FTA 産官孊共同研究䌚委員、食料・蟲業・蟲村政策審議䌚委員、財務省関皎・倖囜為替等審議䌚委員、経枈産業省産業構造審議䌚委員、コヌネル倧孊客員教授などを歎任。おもな著曞に『蟲業消滅』平凡瀟新曞、『食の戊争』文春新曞、『悪倢の食卓』KADOKAWA、『蟲業経枈孊 第5版』共著、岩波曞店などがある。



💋今曎ながら、政治家ず官僚ず倧䌁業、マスコミの䞍勉匷䜓質ず目先の利益優先が目に぀く
   反察やスキャンダル远求はあるが 察案、展望が無い 残念ながら 
 今に始たった事では無いだけに、70幎代の石油ショック以来盞倉わらず 
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📗 家系図でわかる日本の䞊流階玚 この囜を動かす「名家」「名門」のすべお  202206

2022-06-06 00:34:00 | ðŸ“— この本
曞評 『家系図でわかる日本の䞊流階玚 この囜を動かす「名家」「名門」のすべお』八幡  産経新聞 より 220606  å’ŒéƒŽè‘—

📗家系図でわかる日本の䞊流階玚
 個人情報ぞの配慮から、芪族関係の情報の入手が難しくなった。ずはいえ、瞁故が物をいう瀟䌚は続き、政治家に䞖襲が倚いのは呚知の事実だ。
 著者は「䞖襲勢力の過床の優遇がさたざたな分野の発展を遅らせおいる」ず指摘する。

 ただ、本曞では䞖襲の評䟡より、䞊流階玚の党貌を䌝えるこずに重点を眮いたずいう。
日本瀟䌚に君臚する「華麗なる䞀族」の血脈ず歎史を玹介しおいる。
 岞田文雄総理の遠い芪戚にノヌベル平和賞受賞者がいたり。競銬の神様ず呌ばれた競銬評論家が枋沢栄䞀の曜孫だったり。意倖な぀ながりに、ぞえず思うこず請け合いだ。
枅談瀟・円



💋䞖界の囜々で普通に有る事。
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歎史人物の生き様から芋える、日本人特有の思想「無垞」ずは  202206

2022-06-05 23:00:00 | ðŸ“— この本

歎史人物の生き様から芋える、日本人特有の思想「無垞」ずは
 幻冬瀟ゎヌルドラむフオンラむン より 220605  æ–°åŠ» 健,新劻 健

※本蚘事は、新劻健氏の曞籍『オヌルガむド 日本人ず死生芳』幻冬舎ルネッサンス新瀟より、䞀郚抜粋・線集したものです。

◆第1章 前提ずしおの「無垞芳」ず「アニミズム」
⚫︎第1節 無垞芳ず死の受容
 今たで倚くの文献を通しお埗た私の実感では、日本人の死生芳の根底にある倧きな芁玠ずしお、「無垞芳」を抜きにするこずはできない。

 この無垞芳こそが日本人の死に察する淡癜さや朔さを特城づけ、「死の受容」を容易にしたず思えるからである。
 東日本倧震灜のあった平成23・二〇䞀䞀幎の6月、村䞊春暹はスペむンでの「カタルヌニャ囜際賞授賞匏」で講挔を行った。その内容を玹介したい。

 この倧地震で日本人は激しいショックを受け、無力感を抱き、囜家の将来に䞍安さえ感じおいるが、結局は「我々は粟神を再線成し、埩興に向けお立ち䞊がっおいくでしょう。それに぀いおは、僕はあたり心配しおはいたせん。
 我々はそうやっお長い歎史を生き抜いおきた民族なのです」ず蚀っお、村䞊は自然灜害を「仕方ないもの」ず受け止めるこずで乗り越えおきた力ずしお、「無垞」芳を挙げた。

「日本語には無垞mujoずいう蚀葉がありたす。い぀たでも続く状態垞なる状態は䞀぀ずしおない、ずいうこずです。この䞖に生たれたあらゆるものはやがお消滅し、すべおはずどたるこずなく倉移し続ける。氞遠の安定ずか、䟝っお頌るべき䞍倉䞍滅のものなどどこにもない。

 これは仏教から来おいる䞖界芳ですが、この『無垞』ずいう考え方は、宗教ずは少し違った脈絡で、日本人の粟神性に匷く焌き付けられ、民族的メンタリティヌずしお、叀代からほずんど倉わるこずなく匕き継がれおきたした。䞭略生たれた生呜はただ移ろい、やがお䟋倖なく滅びおいきたす。倧きな自然の力の前では、人は無力です。そのような儚はかなさの認識は、日本文化の基本的むデアのひず぀になっおいたす。

 しかしそれず同時に、滅びたものに察する敬意ず、そのような危機に満ちた脆もろい䞖界にありながら、それでもなお生き生きず生き続けるこずぞの静かな決意、そういった前向きの粟神性も我々には具そなわっおいるはずです。」毎日新聞・二〇䞀䞀幎6月14〜16日倕刊

 村䞊のこうした指摘は必ずしも目新しいものではない。
既に寺田寅圊䞀八䞃八䞀九䞉五は、昭和10幎の「日本人の自然芳」ずいう論文で、

「仏教が遠い土地から移怍されおそれが土着し発育し持続したのはやはりその教矩の含有するいろいろの因子が日本の颚土に適応したためでなければなるたい。
 思うに仏教の根底にある無垞芳が日本人のおのずからな自然芳ず盞調和するずころのあるのもその䞀぀の因子ではないかず思うのである。
 鎚長明の方䞈蚘を匕甚するたでもなく地震や颚氎の灜犍の頻繁でしかも党く予枬し難い囜土に䜏むものにずっおは倩然の無垞は遠い遠い祖先からの遺䌝的蚘憶ずなっお五臓六腑にしみ枡っおいるからである」(『寺田寅圊随筆集第五巻』岩波文庫䞀九䞃䞃幎)ず述べおいる。

 地震・接波・台颚・火山などの自然灜害だけではない、病気もたた人々を死に远いやった倧きな暎嚁だった。江戞時代はもちろん、倪平掋戊争以前、コレラ・疱瘡・麻疹などによる病死は日垞的なもので、特に幌児死亡率は高く、
「出生児十人のうち六歳に達するのが䞃人以䞋、十六歳たで生存できるのは五、六人にすぎなかった鬌頭宏『日本二千幎の人口史』、枡蟺京二『江戞ずいう幻景』匊曞房二〇〇四幎より匕甚。

 こうしたこずを挙げながら、枡蟺京二は「死を気軜に考えおいる江戞時代人」の「かすかに哀愁を垯びながら培底的に明るい虚無感」の背景の䞀぀に、「人間い぀死ぬかわからないずいう」圓時の人々の無垞芳を指摘しおいる。

 小林䞀茶埌述は嚘のさずが数え2歳で死んだ時、「露の䞖は露の䞖ながらさりながら」『おらが春』ず詠んだが、自然灜害ず病気の脅嚁の前には露の劂くはかないこの生、ずの思いが日本人の無垞芳を匷くしたこずは圓然である。

 ここで、日本人の無垞芳の歎史を少し振り返っおおきたい。
叀くは『䞇葉集』に「う぀せみの䞖は垞なしず知るものの秋颚寒み寒いので思しのび぀るかも」倧䌎家持、亡き劻を偲しのんでずか、「䞖の䞭を䜕にたずぞむ朝びらき挕こぎ去いにし船の跡なきがごず」沙匥満誓などず詠われた。
 やがお仏教の瀟䌚ぞの浞透ずずもに、倚くの「無垞」の歌が挜歌・釈教歌ずしお詠たれるほかに、倚くの人の愛でる「桜」が無垞の象城の䞀぀ずもなった。

『叀今集』でも、「う぀せみの䞖にも䌌たるか花ざくら咲くず芋したにか぀散りにけり」よみ人知らずず詠たれた。そしお無垞なるこの「穢土」を厭い、「浄土」を欣求する浄土教信仰は源信の『埀生芁集』九八五幎成立などの圱響もあっお人々の間に拡倧しおいった。

『方䞈蚘』『埒然草』たた『平家物語』の無垞芳に぀いおは蚀うたでもないだろう。
 兌奜法垫ら知識人にずっおのみならず、鎌倉期に䞭囜から日本に枡来した犅宗でも「生死事倧・無垞迅速」は根本的な課題だった。
 宀町時代の蓮劂の「癜骚の埡文章埡文」は犏沢諭吉なども「䞀時は暗蚘した」こずもあった「犏柀党集緒蚀」『犏沢諭吉党集』第1巻岩波曞店②ほど、人々によく知られおいた。

「それ、人間の浮生なる盞を぀ら぀ら芳ずるに、おほよそ儚はかなきものは、この䞖の始䞭終しちゅうじゅう、たがろしのごずくなる䞀期いちごなり。䞭略されば、朝あしたには玅顔ありお倕には癜骚ずなれる身なり。すでに無垞の颚きたりぬれば、即ち二぀の県たなこたちたちに閉ぢ、䞀぀の息ながく絶えぬれば䞋略」
 ずいった文章を幌い時に聞かせられお、この䞖の無垞ず死の受容の心情に染たった人は実に倚い。

 浄土真宗信仰の家庭に育った内科医で臚死䜓隓もしたずいう毛利孝䞀䞀九〇九二〇〇二もその䞀人で「子䟛のころから無垞感の傟向がしみ぀いおいる」ためか、人生䞊の問題にぶ぀かるず「たず仏教曞に頌っおきた」ず蚘しおいる『生ず死の境』東京曞籍③。
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