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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

人形展

2012-10-27 | 好きなもの諸々
銀座スパンアートギャラリーで開催の人形展~小沢茂・中嶋清八・青野明彦~
dools exhibitionに行ってきた。

今回の私のお目当ては中嶋清八さんのお人形。
彼の絵はIFAAの展示等でこれまで観ていてとても好きなのだけれど、人形も作ると知って
ぜひ実物を観てみたいと思っていたのだ。
事前にご本人のツイッターで情報はチェックしてたものの、写真ではもっと小さい人形かと
思っていたら、実際は想像より大きくそしてもっとずっと可憐で美しかった。

3体のうち私の一番のお気に入りは鍵のかかる専用の箱に入っている。(画像右上の子)
蓋を閉めて閉じ込めてしまうのは可哀想で、でも誰にも見せずにこっそりしまっておいて
一人で静かに眺めては語りかけたい、そんな可愛い子。
写真と実物はかなり印象が異なり、実物のあの透明感は観た人にしかわからないだろう。
残り2体のうちの1つはアンドロジナスのお人形。
彼の絵で聖多面体というアンドロジナスを描いたシリーズがあって、それを観てから私は彼の
世界にすっかり魅せられてしまったのだけれど、今回のお人形は翼のない天使といった
ような趣があった。


『聖多面体 ‐Icosahedron‐』

他の2名の作品も素敵だったのだけれど、私の目は中嶋さんの作品に釘付けで一周した後に
また戻って中嶋さんのお人形を見つめてしまったほど(笑)
中嶋さんの感想しか書けなくて、他のお二方には申し訳ない~~。
今回ツイッターを通して作り手の方の重圧や複雑な心境も垣間見えて、それでも尚そこから
産み出される作品というものに対して、己も更に愛着と尊敬を深めた・・そんな展示会だった。