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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

褒めて育とう

2008-09-23 | 戯言あれこれ
ここしばらく低迷していた間、人と関わるのも苦痛でどんどん殻に
籠もって行っていた。
行き場のない方向へ自分を追い詰めるのは、他でもない自分自身
なのであろう。
そして更に煮詰まってはまた逃げ場を失くす。

随分前に約束をしていた友人と会う日が近づき、私は外へ出なければ
と思う気持ちとそのまま約束を無しにして逃げ出したい気持ちとで揺れていた。
でも丁度その頃いろんな歯車がまた動き出す予兆があり、どうにか
自分を引っ張り出し待ち合わせの場所へ出かける事が出来た。

そしてその夜は心配が嘘のようにとても楽しくいろんな話をし、時間は
あっという間に過ぎて行った。
久しぶりに会った友人からの言葉は私に元気と自信をくれ、同時にああ
人は一人では生きていけないって言葉はやっぱり本当だなぁ・・なんて
事を痛感した。
一人で頑張っているつもりでもその実いろんなものに支えられながら
私は生きていて、そんな当たり前の事さえすぐに見失う。

褒められたり認められたりすると嬉しいものだ。
よく子供は褒めて育てろ・・と言うけれど、それは大人も同じなんだと
しみじみ思う。
逝ってしまったあの子を、もっと褒めてあげれば良かった。
よくやってるね。ちゃんとわかってるよって。
何気ない言葉の数々に助けられ、私はまた前へ進む事が出来ている。
豚もおだてりゃ木に登る・・・だ(笑)でもそれは大事。

ブログを止めようと思った時、待っていると言って下さった方がいた事も
本当に嬉しかった。ありがとう。ありがとう。
またボチボチと呟いて参ります。


この記事を先に書きかけてあったのだけれど、途中で福岡の事件を知り
一つ前の記事から書いてアップした。
私が感じていたいろんな想いと今回の事件に、とてもシンクロする部分を
感じたから。
あのお母さんはきっと頑張りすぎたのだろう。誰もそれを褒めてはくれ
なかったのだろう。
子供をもっと褒めてあげたい。周りにいる頑張っている人達を認めて
あげたい。私がそうして生かされているように。
褒めて育とう。育てよう。




母性神話

2008-09-23 | 子供と家族
福岡の小学一年生の男の子の殺害事件。
犯人が母親だと知りショックだった。しかもそのお子さんには軽度の
発達障害があり、小学校の特別支援学級に通っていたとの事。
同じ状態の子どもを持ち日々奔走している自分には、他人事とは思えず
やるせなさが胸中に広がっている。

そこに至るまで何があったのか、本当のところは当事者のみにしか
わからない。でも人々は口にする。「母親がそんな事をするなんて。」
「わが子を手にかけれるなんて。」
こうなる前に周りに助けを求められなかったのか、他に方法があった
んじゃないか・・と。
すぐそこにあるはずの支援の手は、見えなかったり届かなかったり。
助けを求める術さえ見失った人の気持ちは、経験した事のないものには
わかるまい。
私は幸いな事に行き場の無さに自分の死を考えた事はあっても、まだ
子供を手にかけようと思った事だけは無い。
子供の人生は私のものでは無く子供自身のものだから。でも私が今
いなくなったらあの子はどうやって生きて行く?これまでより更に辛い
人生になる事は間違い無い。
そう思うと、死ぬ気になればもっと出来る事はあるさ・・と考えを改めては
乗り切ってこれた。
理解の声が同情や憐れみに聞こえる時もあれば、励ましの言葉が努力が
足りないと責められているように聞こえる時もある。
その時の自分の状態で、事態はどんな風にも変化するのだ。このお母さん
には、その瞬間何もかもが絶望にしか見えなかったのではないか。

それでも彼女のした事は大きな間違いで、絶対にやってはいけない事だと
思う。でも私と彼女のどこが違うかと言えば、その差は紙一重でしかない。
彼女は進むべき道を誤り、かけがえのないものを失った。
今彼女の胸をよぎるのは、途方も無い喪失感とこれまでの苦しみからの
開放感か。そして更にまた新しい、これまで以上の苦しみがもう訪れている
のだろうけれど。

母親ならば無条件で子供を愛せるとか、常に子供が一番だなんて母性神話
は嘘っぱちだ。
母親だからって完璧ではないし、何もかも嫌になったり全てを投げ出したく
なったりする事もある。
だからこそ私は自分自身の弱さからも子供を守りぬき、愛して行きたいと
そう思う。

亡くなったお子さんのご冥福をお祈りします。
そしてお母さんの心にいつの日か安らぎが訪れますように。




クライミング

2008-09-23 | 戯言あれこれ
沈んで行く時はどこまでも底無しで、どれ程もがいてもただただ
どんどん落ちて行くばかり。
浮上しようと手を伸ばしても、掴むものが見当たらない。
でも一番下まで行ったならそこには足に当たるものがあって、
それを蹴った反動で上に行ける気がした。

蹴り上げるのさ、思いっきり。
そして手に触れる出っ張りは何でも掴んで、足を掛けては
また上の出っ張りを探そう。
途中で転がり落ちたらまた上がればいい。
さぁ。行こうじゃないか。