一瞬

突然訪れたそれは、一足早いクリスマスプレゼントだったのか。
最速の塊に乗ってやってきた。
瞬くような一瞬の間。

だからと言って何も変わらないのだろう。
変化を期待してはいけない事はわかっている。
悲しい夢を見ては憂鬱な気持ちで目覚めるより、ほんの少しの間
勘違いでも幻でも幸せな想いに浸れたならそれもいい。

とある掲示板のミッシェルのファンの子の書込みに「なめつくした
ドロップの気持ちがまだわからない。」というのがあった。
なぜわからないのか不思議だった。
こんなに簡単に染みてくるのに。

チバのがなり声が耳について離れない。
ドロップの気持ち。
ドロップの気持ち・・・。

こんな何の予定も無いクリスマスもたまにはありね。
怪我続きで外出も出来ないから、丁度いいと思う事にしよう。