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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

Fuckin' Blues

2006-10-02 | セクシャリティ関連
自分が思っている姿と相手から見えている自分が違うという事に、
改めて気付いた最近。

先日ネットで知り合った人と初めて会う事になった。
私より一回り以上年下のその人は、見た目は完全に男性だけど
本当は可愛い女の子になりたいと語っていた。
ただ足のサイズが29cm、髭も濃くしっかりした骨格の自分は
どうあっても華奢な女の子にはなれないのはわかっている。
出来るものなら、女の子の身体に脳移植して自分の脳を入れたいと。

毎日深夜まで仕事で休みも不定期なその人とは、飲みに行きましょう
~と言いながらずっと予定が合わなかった。
急に連絡が取れなくなりどうしているのかと心配していたある晩、
ついにダウンして仕事も休みをとった・・と連絡があった。
明日の夜しか空いていないからどうしても会いたいと。
私はその日習い事がありそれはかなり体力を消耗するので、無理だと
一度断った。実際他にもお誘いのあった方はそう言ってお断りして
いたし。
でも明日を逃がしたらまたいつになるかわからないのでぜひ会いたい
・・との言葉に、そこまで言ってくれるならとOKをした。

ところが当日疲れた身体を引きずり待ち合わせ場所へ行くと、その人は
泥酔状態で現れた。
真っ直ぐ歩けないし、何でもいいどうでもいい・・とひどく投げやりな
態度。あんなに会おうと言ったのは何だったんだ?と、気を使って飲み
ながら来た事を後悔し始めていた私。

どこも混んでてやっと入れた店で、ほとんど飲み食いしないうちにその人
は「もう出たい。」と言い出した。次の店見つけるの大変だよ・・・と
言っても聞かないので、私は渋々店を出た。
「これからどこへ行く?」と訪ねると、その人の口から出たのは「コンビニ
でなんか買ってラブホに行こう。」
・・・そういう事だったのか!!
見くびられたものだ・・・・。

「あなたとそういう事をするつもりで私は今日来たんじゃない!悪いけど
それが目的なら、私はお相手出来ないから!!」
週末の夜、渋谷のドンキの前で吼えた(笑)

私は惚れっぽいし、恋多き女などと言われる。でもそれは決して誰でも
いい訳ではないし、簡単に寝る訳でもない。
あくまでもそこに愛があれば・・の話だ。

そういうのが必要な時があるのもわかる。理由なんていらないから、感情の
まま突っ走りたい時も。カラダだけ。感覚だけ。

ただそれはお互いがそういう気持ちの時にだけ成り立つ。
今の私はその人に対して全くそういう感情がなかった。
むしろとても残念だった。
相談に乗れる事があれば自分の拙い知識や経験からアドバイスしてあげた
かったし、良いお友達だと思っていたから。

「私、帰るわ。」
駅に向かってそのまま歩き始めた。

つづく