C9 で Nova Mon 2012 を多色測光観測。
その後、V1159 Ori の明るさを確認。少し明るくなってました。clear filter で約14等半ば。
10/21 のぶんも測光してみると、この日も 14 等台で明るかったようです。
一応3.5時間ほど連続測光したのですが、ばらつきが大きくて変動はわかりませんでした。
あと 40cm + DSS-7 で Nova Mon 2012 を分光観測。
これまでの結果と並べて UP しました。
10月から4600Åあたりのラインが明瞭に分裂しています。
はじめ N III (4640) と He II (4686) かと思ったのですが、
赤い方のラインのピークが4720Åあたりを示しています。
むむむー!... とりあえず Williams et al. (1994) などを眺めていると、
[Ne IV] (4721) なんてのがありました。これが見えているのでしょうか。
ネオンのラインだとすると、恐らく3000~4000Åのあたりにも
幾つかネオンの禁制線が出ているかもしれません (Neon nova の可能性があるかも)。
他にもよく見ると高電離な鉄の禁制線も出ている気もします。
なにぶん、このようなフェーズの新星スペクトルを自分で観測したのはほぼ初めてなので
もう少し慎重に調べてみようと思うなり。
5月に PASJ で受理された1本目の論文の著者校正が昨日来た。
修正されている箇所を全て確認し、校正結果を作成。
時制や冠詞で直されていることがほとんどだった。
たまにあり得ない修正もあったが (望遠鏡の口径が cm から m になってたり... w)、
時制の面では特に良い勉強となった。
場合によるが、
「結果」では概ね過去形を用いるほうが無難みたいで、
「議論」では現在形 or 現在完了形 という感じだった。
ところで、校正結果はプリントしてボールペンで逐一書き込んでいるが、
これを FAX で送信となると、ページ数が多い方は郵送されるのだろうか。
# 今回は8頁なので、FAX で送ってみるつもり。
わし座の新星候補、40cm + DSS-7 でスペクトルを撮りました。
かろうじて連続光が受かりますが輝線の存在は... うーん、わからない。
また追記します。
[追記1: 22時45分]
一応データ処理をしましたが、Hα 輝線の存在はわかりませんでした。
新星かどうか、OUS では判断できず。今回は CBAT への報告はとりあえず見送り。
このあと、今夜は Nova Mon 2012 を 40cm + DSS-7 で分光します。
23.5cm のほうでは V1159 Ori の明るさ確認後、Nova Mon 2012 を多色で撮る予定。
[追記2: 26時30分]
V1159 Ori の明るさ確認は一応できましたが、
夜半過ぎから曇ってしまいましたorz
[追記3: 28時50分]
27時過ぎより晴れ、Nova Mon 2012 を多色で撮りました。
先に観測した分光標準星と高度は異なるけれども、折角晴れてくれたので
Nova Mon 2012 を DSS-7 で分光しました。
とりあえず今夜は猛烈に眠いのでデータ処理はせずに帰宅することに。。。
わし座に新天体 (PNV J18523496-0018423)。
昨日の夜半過ぎ情報に気が付きました。
今夜、40cm + DSS-7 で分光確認してみようと思います。
meineko さんの測光報告を拝見致しますと、色がとても赤いみたいです。
以下、今夜の高度変化と出現位置確認チャート。
23.5cm で V1159 Ori の明るさを確認。暗いです。
次いで Nova Mon 2012 を多色で撮りました。
40cm で AQ Eri を約5時間追いました。
前日から約0.1等減光し、そして約0.1等の superhump が見られました。
最近、夜露が凄くて朝には色々なものがびっしょり濡れています。
40cm の補正板も例外ではなく、ある程度フードでマシですが、
冬に向けてヒーターが欲しいところ。